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0歳の子どもを保育園に預けることに、「まだ小さいのにかわいそうでは?」と不安を感じる方は少なくありません。朝の別れ際に泣かれると、胸が痛み、罪悪感を抱いてしまうこともあるでしょう。一方で、0歳から保育園に通うこと自体が、子どもにとってマイナスになるとは限りません。

「0歳から保育園=かわいそう」と言われる3つの理由

0歳から保育園に預けることを「かわいそう」と感じる背景には、周囲の言葉や3歳児神話、子どもが泣く姿への罪悪感などが挙げられます。まずは、こうした不安が生まれる3つの理由を見ていきましょう。

周囲からの「まだ赤ちゃんなのに」という声

0歳で保育園に預けると、家族や親戚から「まだ赤ちゃんなのに」と言われることがあります。子育ての「普通」は、世代や家庭によって意外と違います。そのため、周囲の何気ない一言をきっかけに、「本当にこれでいいのかな」と迷ってしまうこともあります。

「3歳児神話」や愛情不足への根強い不安

「3歳までは母親がそばで育てるべき」という3歳児神話や、「早くから保育園に預けると愛情不足になる」といった考えに、不安を感じる方もいます。

さらに、SNSやネットで似た意見を目にすると、「子どもの発達に影響しないだろうか」と心配になり、0歳から預けることへの負い目が強まるケースも見られます。

預け始めに泣かれることへの罪悪感

保育園に通い始めたばかりの時期は、朝、親と離れるときに赤ちゃんが泣いてしまうこともあります。その姿を見ると、「寂しい思いをさせているのでは」と胸が痛み、仕事に行くことへ迷いを感じる方もいます。

特に慣らし保育の時期は、親子ともに新しい環境へ慣れる途中のため、普段以上に罪悪感を抱きやすくなります。

【結論】0歳から預けてもかわいそうではない

0歳児から保育園に預けることを不安に感じる方は少なくありません。しかし、子どもの愛着や発達は、保育園に預ける時期だけで決まるものではないと考えられています。ここからは、愛着がどのように育つのか、また3歳児神話をどう捉えればよいのかを見ていきます。

愛着形成において大切なのは「時間の長さ」より「関わりの質」

子どもは、泣いたときに抱っこしてもらったり、声をかけてもらったりする経験を重ねながら、身近な大人に安心感を持つようになります。子どもにとっては、泣いたときに抱っこしてもらったり、目が合ったときに笑い返してもらったりする、日々の小さなやり取りが安心感につながっていきます。

保育のプロによる個別ケアで信頼感は育つ

保育園では、同じ0歳児でも月齢や性格、発達の進み方を見ながら、保育士が接し方を変えています。抱っこを好む子もいれば、周囲をよく見ながらゆっくり慣れていく子もいるなど、安心できる関わり方はそれぞれ異なります。こうした日々の関わりを通して、子どもは他者に対する基本的信頼感を少しずつ深めていきます。

「3歳児神話」には合理的な根拠がない

平成10年版の厚生白書では、「3歳までは母親がいつもそばにいるべき」という考え方について、その後の子どもの成長に悪い影響が出ると裏付ける根拠はないと述べられています。そのため、0歳から保育園に預けることだけを理由に、子どもの発達へ悪影響が出ると考える必要はありません。

0歳から保育園に通う5つの大きなメリット

0歳から保育園に通うことには、さまざまなメリットがあります。ここでは、0歳から保育園に通うことで期待できる5つのメリットを紹介します。

月齢に合わせた発達サポートと離乳食の進展

0歳児クラスでは、その子の月齢や成長に合わせて、遊び方や声のかけ方などを工夫しながら保育が行われます。食事についても、食材の大きさや固さ、食の進み具合を見ながら対応してくれるため安心です。

さらに、スプーンを使う練習をしたり、周囲の子どもが食べる姿を見てまねをするなど、離乳食の進展につながるさまざまな効果が期待できます。

生活リズムが整い、夜泣きや睡眠が安定しやすい

0歳から保育園に通うと、食事や昼寝、遊びなどを毎日ほぼ決まった時間に行うため、生活リズムが整いやすくなります。また、日中にしっかり体を動かし、決まった時間に昼寝をする習慣がつくことで、睡眠のリズムも安定しやすいメリットがあります。

人見知り・場所見知りが比較的少ないうちに慣れやすい

0歳の時期は、1歳以降に比べて人見知りや場所見知りが強くないため、保育園の環境にもなじみやすいとされています。

人見知りの程度や新しい環境に慣れるまでの期間には個人差があるものの、多くの場合、毎日同じ保育士や友だちと過ごすなかで、少しずつ園での生活に慣れていくことが可能です。

親の精神的・社会的な孤立(ワンオペ)を防げる

保育園に通い始めると、子どもが園で過ごしている間は仕事に向き合う時間が取りやすくなり、育児だけの生活になって孤立感を抱えるのを防ぐ助けにもなります。
さらに、子どもの様子を保育士と日々共有できるため、「自分だけで育てている」という感覚が薄れやすいのも利点です。家族以外にも一緒に成長を見守ってくれる人がいることは、心強さにもつながります。

育児の悩みを保育士や看護師へリアルタイムに相談できる

保育園では、子どもの発達や食事、睡眠の様子など、日々の育児で気になることを、保育士に相談できます。園によっては看護師が在籍しており、健康面について相談できる場合もあります。

身近に相談できる相手がいることで、家庭でも安心して子どもと向き合いやすくなる点は大きなメリットといえるでしょう。

知っておくべきデメリットと事前対策

0歳からの保育園生活には良い面がある一方で、事前に知っておきたい注意点もあります。入園後に慌てないためにも、起こりやすいことと準備しておきたいことを確認しておきましょう。

最初の半年は感染症にかかりやすい

保育園に通い始めると、集団生活をすることで、風邪などの感染症にかかりやすくなります。とくに通い始めたばかりのころは、熱や風邪症状などで園から連絡が入り、予定より早く迎えに行くこともあります。

そのため、急な呼び出しに備えて、病児保育の利用方法を調べておいたり、どちらが迎えに行くのかを家族で決めておいたりすると安心です。

園での「初めて」を見逃す寂しさがある

「初めて立った」「初めて歩いた」など、成長の瞬間を見逃す寂しさがある点も、0歳で保育園に通うデメリットの一つです。ただし、園で先にできたことがあっても、「そこで一度できたから終わり」と考える必要はありません。

家で初めてその姿を見られた日を、家族にとっての特別な一日として喜ぶのも一つの考え方です。

罪悪感をゼロに!限られた時間でしっかり愛情を伝える3つのポイント

限られた時間のなかでも、日々の関わり方を工夫すれば、子どもにしっかり愛情を伝えられます。ここでは、今日から実践できる3つのポイントを紹介します。

お迎え後・休日はスキンシップと目を合わせた会話を優先

お迎え後や休日は、抱きしめたり、目を合わせて声をかけたりするなど、子どもと向き合う時間を意識して持つことが大切です。

まとまった時間が取れない日でも、子どもの顔を見て話しかけたり、ぎゅっと抱きしめたりするだけで関わりは持てます。たとえば帰宅後の10分は家事を後回しにして、親子の時間にあてるのもよいでしょう。

家事はほどほどに手を抜いて笑顔の時間を増やす

仕事から帰って育児をし、そのうえ家事まで毎日きちんとこなそうとすると、親のほうが疲れてしまいます。冷凍食品やミールキットなどを上手に取り入れ、無理をしすぎないようにしましょう。

家事にかける時間を抑えられれば、その分、子どもと笑顔で過ごす時間を増やすことができます。

連絡帳を通じて子どもの園での成長を共有・楽しむ

保育園の連絡帳を活用して、家庭では見られない子どもの様子や成長を楽しむのも、おすすめの方法です。連絡帳に「今日はこんな遊びをしていました」と書かれていると、園でどんな一日を過ごしたのかが見えてきます。そばにいなかった時間の出来事も知ることができ、成長をより身近に感じられるでしょう。
また、園での様子を知ることは、子どもとの会話や関わりにも役立ちます。

まとめ:自信を持って仕事と育児を両立しよう

0歳から保育園に通うことで、家庭だけでは得にくい経験が増えたり、親が仕事を続けやすくなったりする面もあります。ずっと一緒にいることだけが愛情の示し方ではありません。限られた時間でも、子どもの気持ちを受け止めながら過ごすことはできます。保育園の力も借りながら、それぞれの家庭に合ったペースで仕事と子育てを続けていきましょう。

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