離乳食でモロヘイヤはいつから?中期・後期のレシピについて
ほのかに甘い甘く独特の粘り気が特徴のモロヘイヤ。スープやソテー。おひたしなどほうれん草に近い形で食べられる夏野菜です。
今回は離乳食におけるモロヘイヤについてまとめてみました。
モロヘイヤってどんな野菜
モロヘイヤは、古代エジプトの時代から食べられていたとも言われるなど古くから栽培されている植物です。
古代エジプトの王がモロヘイヤを使ったスープを飲んで病を治した逸話が残っており、王様の野菜という語源を持っています。
細かく刻み、とろとろの翡翠色のモロヘイヤスープは代表的なエジプト料理として広く浸透しております。
高温多湿な環境を好む野菜で日本でも広く栽培されており、お浸しや刻んで納豆に混ぜて食べられる方も多いのではないでしょうか?
とても栄養豊富な食材でママにもおすすめ
赤ちゃんだけではなくママに必要な栄養素も豊富に含んでいます。細かく刻むことによって食べやすくなる点も大きな利点です。積極的に取ってみましょう。
離乳食でモロヘイヤはいつから食べられる?
モロヘイヤは離乳食の初期から用いられることが多く、小松菜やほうれん草と同じような調理方法で活用できます。
離乳食初期では、やや繊維質で食感が硬い茎は外して調理しましょう。細かく刻んでモロヘイヤを食べるエジプトでは、メッザルーナと呼ばれる半月状の両手で持つナイフを使って刻まれているようです。
家庭では少し重みがあり面が広い菜切包丁のようなものを持っておくと、固い野菜や細かく刻みが楽になりおすすめです。
離乳食におけるモロヘイヤの目安量
離乳食初期ではスプーン1杯程度、中期の段階で野菜の目安量は20〜30g程度、後期が30〜40g、完了期が40〜50g程度になってきます。モロヘイヤの場合、食物繊維が多くお腹を下す可能性があり、様子をみながら他の野菜と組み合わせて食べさせてみましょう。
モロヘイヤを離乳食に用いる際に注意したいこと
モロヘイヤを調理する際、種や莢(さや)に毒がある点は注意が必要です。家庭菜園などで収穫したものである場合、花が咲いた後のような収穫時期をすぎたモロヘイヤは食べないようにしましょう。また種子を保管する場合は、子どもの手の届かないところで保管してください。
「モロヘイヤ=毒」というイメージを持たれている方も多いのですが、スーパーや専門店などで一般的に流通しているモロヘイヤは若い茎の部分なので毒がなく、安心して食べることができます。
アクが多い点にも注意
モロヘイヤはシュウ酸が多くアク抜きが必要です。下茹でを行った後に水にさらしましょう。また細かく刻むほどぬめりが多く出てくるため、フードプロセッサーで調理する場合は注意しながら小刻みに回しましょう。
モロヘイヤの栄養価について
モロヘイヤは野菜の中でも、βカロテン、葉酸、ビタミンK、ビタミンE、カルシウムや食物繊維などをかなり豊富に含んでいます。この高い栄養価からも「王様の野菜」と呼ばれるのにふさわしい野菜といえます。
ただビタミンDとビタミンB12だけは含まれていないため、鮭やカレイ、ヒラメなどの白身魚を一緒に取り入れるとバランスよく様々な栄養素を取り入れることができます。
モロヘイヤの下ごしらえについて
離乳食でモロヘイヤを用いる場合は、軽く切り込みを入れて湯がいたあと水につけて葉の部分だけ用いると食べやすくなります。月齢が進みある程度の分量が食べられるようになってきたら茎にもチャレンジしてみましょう。
モロヘイヤを冷凍する場合は、下茹でをした後に余分な水分を絞り冷凍パックに密閉した状態で冷凍するようにしましょう。重ならないように冷凍すると次回使いやすくなります。
モロヘイヤを使った離乳食のレシピ
ここではモロヘイヤを使った離乳食のレシピについてまとめてみました。赤ちゃんの進捗に合わせて調整してみてください。
モロヘイヤペースト(初期・中期)
<材料>
- モロヘイヤ 1束
- 水(たっぷり使う)
<作り方>
- モロヘイヤを適度な大きさにカットして色が鮮やかになるまで茹でる
- 茹で上がったら水につけてアクをぬく
- 綺麗に洗浄したフードプロセッサーで細かく刻む
- 冷凍保存or別活用をする
鮭とモロヘイヤソース(後期)
<材料>
- モロヘイヤペースト 20g
- 鮭 15g
- バター 小さじ1/3
- 柚子など柑橘系(お好み)
- 塩(お好み)
<作り方>
- 鮭を焼く
- モロヘイヤペーストを解凍してバターと合わせる
- お好みで柑橘系でさわやかな香りを加える
- 上からソースをかけて完成
簡単モロヘイヤカレー(完了期)
<材料>
- はじめのカレー(12〜18ヶ月) 1袋
- モロヘイヤペースト 5g
<作り方>
- はじめのカレー(12〜18ヶ月)を解凍する
- モロヘイヤペーストを混ぜ込む
まとめ
今回は離乳食におけるモロヘイヤについてまとめてみました。独特のとろみがあり、使いにくい印象を持たれている方も多いと思いますが、野菜の中でも栄養豊富な食材です。積極的に活用してみましょう。
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