栄養満点の白菜で赤ちゃんの離乳食をバリエーション豊かに

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

離乳期には、赤ちゃんの体に必要な栄養素をバランスよく摂取できる食材を選ぶことが大切です。その中でも、白菜はビタミンやミネラルが豊富で、赤ちゃんに必要な栄養素がたくさん含まれている食材の一つです。

今回は、新鮮な白菜の選ぶポイントや調理方法、離乳食のレシピについて紹介します。

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白菜を選ぶポイント

離乳食では、出来るだけ新鮮で安全な食材を選ぶことが大切です。白菜を選ぶ時には以下のポイントに注目しましょう。

  • 葉っぱがしっかりとしていて艶があるもの
  • 身が詰まっていてずっしりと重いもの
  • 葉先が枯れて色が茶色くなっていないもの

1/2、1/4カットの白菜を選ぶときも同様です。

また白菜は通年で出荷されている野菜ですが秋冬になると旬を迎え、より大きく甘くなるため寒い時期におすすめの野菜です。

白菜の下処理方法

離乳食では生の白菜をそのまま食べさせるのではなく、下処理が必要です。

  • 外側の葉を取り除く
    外側の葉は固く汚れつきやすいためなるべく外したほうが良いです。
  • 白菜をよく洗い付着した土を落とす
    白菜の根本には土がついていることがあるため、しっかりと流水で汚れを洗い流しましょう。汚れが気になる場合は根本の部分を切って使うと良いです。
  • 冷凍保存する場合は生で
    白菜は、生の状態で冷凍すると綺麗に冷凍することができます。使わない分は月齢に合わせて細かくカットしてから、水気を拭き取りフリーザーバッグに入れ空気を抜いて保存すると長持ちします。

白菜の栄養素

白菜には、様々な栄養素が豊富に含まれています。ある程度月齢が進んでからは、お肉や魚、野菜類とバランスよく摂取するように心がけましょう。

ビタミンC:免疫を高め、鉄分の吸収を助ける働きがあります。

カリウム:細胞内液の浸透圧の調整を一定に保つ働きがあります。

食物繊維;便秘解消や腸内環境の改善を助ける働きがあります。

カルシウム:骨や歯の形成に必要な栄養素です。

また白菜には旨味成分の元となるグルタミン酸が豊富に含まれており、クセも少なく葉物野菜の中では、比較的に食べやすいです。

白菜を使った離乳食レシピ

白菜にはビタミンCが豊富に含まれているため茹でたお湯も一緒に取ると効果的で、スープやうどんがおすすめです。

ここでは月齢に合わせたレシピを紹介します。

初期の白菜のレシピ

白菜のペースト(5〜6ヶ月)

<材料>

  • 白菜 20g

<調理方法>

固い茎に近い部分は落とし、ざく切りにします。その後ミキサーやフードプロセッサーでペースト状にします。繊維質が気になる場合は、裏ごし器にスプーンやヘラを押し当てて滑らかにしましょう。

鍋に先ほどペースト状にしたものを入れて煮立てて火を通します。

余ったものは粗熱を取りフリーザーバッグやフリージング用のブロックトレーなどに入れて冷凍すると便利です。

ミキサーやフードプロセッサーは汚れが残りやすいので、容器を煮沸消毒するとより安全に使うことができます。

初期の大きさと固さの目安

離乳期の初期の段階では、繊維質が口に当たり吐き出してしまうことも多々あります。なるべく繊維質を外すためにしっかりミキサーをかけ、それでも気になる場合は裏ごしをした方が良いです。

ポタージュ状が初期の固さの目安です。

中期の白菜のレシピ

白菜としらすうどん(7〜8ヶ月)

  • 茹でうどん 30g
  • 白菜 10g
  • しらす 5g
  • お水 適量(あればだしを加える)

<調理方法>

茹でたうどんを使用する場合は、塩分が含まれていないうどんを2~3mm幅にカットしてから調理します。
ベビーうどんを使用するとあらかじめカットされているのでおすすめです。
その後粗刻みにカットした白菜と塩抜きしたしらすを加え火が通ったら完成です。

中期の固さと目安

中期の段階では、粗刻みぐらいのサイズ感がおすすめです。舌で潰したときに絹ごし豆腐状ぐらいの柔らかさがちょうど良い固さです。

後期の白菜のレシピ

白菜と鶏肉のスープ(9〜11ヶ月)

<材料>

  • 白菜 20g
  • 鶏胸肉 15g
  • にんじん 10g
  • お水 適量
  • 塩 少々

<調理方法>

にんじんと鶏胸肉を0.5〜1cm角にカットする。食感が口に残るためにんじんの皮と鶏胸肉その後耐熱容器に入れてレンジアップ。

下処理済ませた白菜を下茹でする。茹で汁と一緒に鍋に入れにんじん、鶏胸肉を入れ軽く馴染むまで加熱。その後塩などで味を整える。

スープにすると栄養素を効率よく摂取することができるためおすすめです。

後期の大きさと固さの目安

後期になると比較的に色々なものを食べられるようになります。0.5〜1cmぐらいにカットするとちょうど良いです。

後期は、バナナぐらいの固さがちょうど良いです。

完了期の白菜のレシピ

白菜と豚肉のあんかけ

  • 豚肉薄切りスライス 20g
  • 白菜 20g
  • にんじん 10g
  • しいたけ
  • 片栗粉 2g
  • ごま油 適量
  • 中華だし 適量

<調理方法>

白菜は角切り、にんじん、しいたけ細切りにする。全体食べやすいサイズ感にカットを終えたら少量のごま油を敷きフライパンでにんじん、豚肉、白菜、椎茸の順で炒める。テフロン加工しているフライパンが好ましいです。

その後フライパンの火を止め片栗粉と中華だしをさっと水に溶かし回しかける。再度火にかけ片栗粉のとろみを調節する。

完了期の大きさと固さの目安

完了期になると前歯が生えてくるようになり、前歯でものをかじり取れるようになります。

固さの目安は肉団子ぐらいがちょうど良いです。

白菜を赤ちゃんにあげる上で注意が必要なこと

赤ちゃんが初めて食べるものはアレルギーがあるのかないのか、ちゃんと食べてくれるのか不安に感じるものです。

ここでは白菜を食べさせる上で注意するポイントをご紹介します。

土のついた部分はなるべく避ける

離乳期は免疫力が低い時期と言われており、土壌の細菌には少し注意が必要です。そこまで大きな差はありませんが、気になる場合は中心部分に近い葉っぱを使うと良いでしょう。

ほうれん草や小松菜に比べて鉄分が少ない

同じ葉物野菜の中でも多分に鉄分を含む野菜ではないため、鉄分不足気になる場合は、ほうれん草、小松菜、大豆などを積極的に摂取しましょう。

アレルギーのリスク

白菜には、かなり稀ですがアレルギーがあります。離乳期は何でアレルギーが起こるのか起こらないのかはっきりわからない場合が多々あります。念の為、初めて食べさせる食材は、日中の病院の空いている時間帯が良いでしょう。

白菜を使ったおすすめの離乳食を紹介

離乳食で白菜を使いたいときにおすすめの離乳食をご紹介します。市販の離乳食と併用すると調理機器の洗い物や食材が無駄に増えず、簡単にいろんな野菜にチャレンジすることができます。

はじめの仙台はくさい(5〜6ヶ月)

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離乳食初期の赤ちゃんにおすすめの裏ごししたペースト状の仙台白菜です。仙台白菜は大型で中身が柔らかく、甘みの強い野菜です。歴史は古く大正9年、宮城県松島湾の馬放島の隔離栽培状で誕生しました。

しかし、栽培の難しさや他品種も出てきたことから生産量を減らし現在では仙台圏のみで流通しています。

ファーストスプーンではこうした貴重な白菜をペーストにして離乳食に加工しました。

是非、お子様の最初の葉物野菜に選んでみてはいかがでしょうか?

まとめ

白菜は、冬に旬を迎える野菜で様々な栄養素が含まれています。葉物野菜でもクセが少なく食べやすい野菜のためチャレンジしやすい葉物野菜です。

白菜からほうれん草や小松菜、キャベツなど様々な野菜にチャレンジしてみてください。

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