離乳食でスイカはそのまま食べさせて大丈夫?開始時期とレシピやアレルギーなど

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

今回は離乳食におけるスイカについて。そのまま食べさせても大丈夫か?冷凍する際のポイントや栄養、アレルギーやレシピについて離乳食でよくあるお悩みをまとめてみました。

夏の風物詩のスイカ、上手に離乳食に取り入れてみましょう、。

離乳食でスイカはいつから始めるのか

スイカは離乳食初期(5〜6ヶ月)から用いられることの多い果物です。初期の段階では果汁を絞って片栗粉やとろみ剤を使い軽く粘度をつけて食べさせているケースが多いです。

中期以降については刻んだり、手づかみ食べの用にスティック状に切り出して用いられることがあります。

冷凍のカットスイカがない理由

メロンの冷凍はみたことはあるけど、カットスイカの冷凍はみたことがないという方も多いのではないでしょうか?

スイカは水分が多く解凍する際に脱水するため、そのままでは冷凍に向きません。そのためカットスイカはチルドでの流通が多いです。

スイカをそのまま生で食べさせて大丈夫?

果物の生食には諸説あり、一部の果物については生で食べせても良い場合があります。スイカを離乳食で使う際、まな板と包丁を使うため調理器具についた雑菌が付着するリスクあります。

そのまま食べさせる場合は、ある程度月齢が進んだ段階で調理器具を洗浄してから用いましょう。また離乳期の事故で多いケースは、すりおろした生の果物を食べさせて喉に詰まらせることが多いです。

生で果物を食べさせる場合は、必ず飲み込んでいるのか確認しながら食べせてください。

チルドのカットスイカはそのまま食べさて大丈夫

生食できるものがチルドで流通している段階で通常の用途であれば安全といえます。しかし離乳期の段階では免疫が落ちており、何らかの不調を引き起こす原因になりかねません。

カットスイカを使う場合は、加熱して食べさせた方が安心です。

スイカを冷凍する上での注意点

スイカは冷凍に向いていない果物の一つです。スイカをモチーフにした氷菓子の様にジューサーやミキサーなどを用いてジュース状にして製氷器に注ぐと安定します。

ジャムのように煮詰めると水分が飛びより甘くなりおすすめです。

果物アレルギーにも注意して

果物にも稀ではありますがアレルギーが存在します。気にしすぎもあまりよくないのですが、最初に食べさせる食材は様子を見ながら少しずつ食べさせる様にしましょう。

スイカの下ごしらえ!種は外した方がいい?

赤ちゃんの体は構造上、飲み物や食べ物を咽せることが多いです。慣れるまでは離乳期の段階で咽せらない様に種を外してあげましょう。

完了期が終わった段階で自分で種を外す練習をしてみても良いかもしれません。

電子レンジで加熱する時はカットしたものを入れましょう

小玉スイカを丸ごと電子レンジに突っ込むと爆発してしまいます。カットして種を外し、耐熱容器に移し数十秒刻みで加熱してみましょう。カットサイズやW数も影響を受けるため工夫が必要です。

食べさせすぎに注意して

甘くて美味しいスイカですが、スイカの90%近くが水分で構成されております。食べさせすぎるとお腹を下す原因になるのでほどほどの量に止めておきましょう。

水切りネットで果汁を絞っても大丈夫?

離乳食で水切りネットを利用される方も居られます。口に入る前提でネットを製造していないため糊料や工業油などの残渣物が付着している可能性があります。

万全を期すなら食品用の器具を使うと安全です。

スイカの栄養価について

スイカは水瓜と呼ばれ水分が多い果物です。日本食品標準成分表(8訂)では、赤肉種と黄肉種でβカロテンの値が異なり、赤肉種の方が多い値になります。他の値はほとんど同じでどちらも100gあたりの41kcalになり標準的な果物と言えるでしょう。

どちらも大差がないのですが、βカロテンの値が気になる場合は実が赤いスイカを選ぶと良いです。

スイカと相性の良いおすすめの組み合わせ

スイカでは不足しがちなタンパク質やカルシウム、ビタミンB群を豊富に含んだヨーグルトやカッテージチーズと相性が良いです。

ダイスカットにして和えたり、スイカを煮詰めてヨーグルトのソースにしてみても面白いです。

スイカを使った離乳食のレシピ

ここではスイカを使った離乳食のレシピを紹介します。お子様の進捗に合わせて調整してみてください。

スイカの果汁(初期)

<材料>

  • スイカ 20g
  • 水 10cc
  • 米粉 1g

<作り方>

  • スイカをカットして種を外す
  • 鍋にスイカ、水を加えて潰しながら加熱
  • 米粉を加えて軽くとろみをつける

冷凍する場合は解凍後に片栗粉や米粉でとろみをつけると安定性が向上します。

スイカソースとヨーグルト(中期)

<材料>

  • スイカ 30g
  • ヨーグルト 50g

<作り方>

  • スイカをカットして種を外す
  • 水分がある程度飛んだら裏ごし器に移して濾す
  • 無糖のヨーグルトに回しかけて完成

プレーンタイプのヨーグルトがおすすめです。

フルーツポンチ風(後期・完了期)

<材料>

  • スイカ 20g
  • メロン 10g
  • バナナ 10g
  • メープルシロップ 5g
  • 水 50cc

<作り方>

  • メロンとスイカ、バナナを大きめにダイスカットする
  • 鍋に具材とメープルシロップと水を加えて形が崩れない程度加熱する
  • 容器に移して冷ます

まとめ:果物の果汁は離乳食でよく用いられる

果汁は初期の段階から用いられており、スイカは甘みも強く使いやすい食材といえます。

種が誤嚥する原因になり取り除く必要がありますが、サクッと歯切れがよく柔らかいの大きな魅力の一つです。

スイカを上手に取り入れてみましょう!

PR:離乳食でお悩みの方におすすめ

生後5〜9ヶ月頃の赤ちゃんはまだまだ手がかかる時期です。授乳、ミルクづくりの傍の離乳食づくりは大変ですよね。できることなら毎日手作りの離乳食を食べさせてあげたいけれど、時にはプロの手を借りることも選択肢としてあっても良いのではないでしょうか。PR離乳食でお悩みの方に

「忙しくてもバリエーション豊かな離乳食/幼児食をたべさせたい」

「市販品には抵抗があるけれど、作り手の顔が見えるものなら安心できる」

そんなママ・パパが抱えるお悩みを解決するために、離乳食/幼児食の宅配サービスとしてファーストスプーンはできました。

ファーストスプーンは安心・安全な食材を、笑顔のもとで“楽しく食べる”ことが重要だと考えております。忙しいママ・パパに変わり、育児経験豊富なファーストスプーンのママさんチームが主導となり、栄養面や衛生面、使いやすさにこだわった離乳食・幼児食を丁寧に調理して食卓までお届けしています。

ファーストスプーンの離乳食にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

ファーストスプーンの商品一覧はこちら