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子供に人気な「豆腐ハンバーグ」を離乳食に取り入れたいという方も多いのではないでしょうか?

ひき肉に比べてヘルシーで、タンパク質と鉄分が取れる点が大きな魅力です。その反面、作り込みが難しく食感がボソボソになったり、途中で崩壊してしまうことも。

今回は離乳食で豆腐ハンバーグをいつから使えるのか、ふわふわ食感にするコツや保存方法についてまとめてみました。

豆腐ハンバーグは離乳食でいつから使えるのか

初期・中期の段階ではポタージュや細かく刻んだものがメインで、豆腐ハンバーグを離乳食に取り入れられるタイミングは後期(9〜12ヶ月)以降になります。

食材だけを見ると中期から取り入れても問題はありませんが、豆腐を再度成形して固さが出るため、ある程度咀嚼する能力が必要です。誤嚥を防ぐために早い段階では取り入れない方が良いでしょう。

豆腐の主原料は大豆です。硬い大豆を浸水させて柔らかくなるまで煮込み攪拌したものを、濾して豆腐凝固剤(にがり・すまし粉)で固めております。製造工程の通り、原材料がシンプルかつ、植物性タンパク質や鉄分・カルシウムなど不足しがちな栄養を含む点が魅力です。

豆腐に使われる添加物(豆腐凝固剤)についてですが、ベビーフード協会(業界団体)が定める商品規格を見ると使用可能な添加物のリストに加えられております(1)。日本においてはベビーフードに一般的に使われる添加物で、気にしなくでも良いでしょう。

取り入れる際の注意点

豆腐は水分を多く含むため、そのままタネに練り込むと高確率でビシャビシャになってしまいます。目に見えてつなぎの量を調整してもまとまらなさそうな時は、軽く油を引いて炒めて豆腐チャンプル風にしてあげましょう。

豆腐を脱水する方法は、キッチンペーパーで包み、重石を乗せて少し時間を置いてください。水分が抜けてくると豆腐が締まってきます。軽く押し込んでも水分が出てこない程度が目安です。

豆腐ハンバーグを取り入れる3つのメリット

豆腐ハンバーグが離乳食で取り入れられるメリットは下記の通りです。

脂質のコントロールが容易で鉄分補給に適している

 通常のひき肉は食味を整えるために、赤身と脂身を混合させています。配合割合がまちまちで脂質のコントロールや鉄分の多い部位の指定が難しいです。豆腐も製法に差があれど、表示から大きくブレずにコントロールできる点が魅力です。

取り分けができて便利

調理工程を工夫すればタネを家族で共有することができ、大人向けと子ども向けで同じメニューを取り入れることが可能です。料理の手間を短縮できるという面以上に、子どもと美味しさを共有できる点は大きな利点です。

冷凍耐性が高い

豆腐をそのまま冷凍すると鬆(す)が入るため、冷凍向きではありません。鬆(す)が入るとは豆腐がスポンジのように小さな穴ができる現象を指します。冷凍用の豆腐(ダイスカット)も生豆腐に近くなってきておりますが、絹ごし豆腐のような滑らかな食感は再現が難しいです。

豆腐ハンバーグの大きなメリットとして、冷凍耐性の低い豆腐を脱水してタネに練り込み加熱することによって余分な水分が抜けて解凍時の食感の差が少ない点が挙げられます。

離乳食の月齢別ポイント(豆腐ハンバーグ)

月齢離乳食段階食感の目安ポイント
9〜11ヶ月後期指で軽く潰せる固さアレルギーがない場合は、つなぎにパン粉や卵を使う。
12〜18ヶ月完了期歯茎で潰せる手掴み食べを想定しない場合は、ソースにしっかりとろみをつける。

お子様の食べ方を見て、適当な固さを目指し、徐々にステップアップしていきましょう。豆腐をハンバーグのタネとして活用する際は、固まる要素がないのでつなぎを使う必要があります。

ソースはとろみを付けてあげると脂質の少ない部位でも水分がつき、食べやすくなります。

ふわふわ豆腐ハンバーグのレシピ(まとめて作る)

ふんわり柔らか豆腐ハンバーグ

材料

  • 絹ごし豆腐: 150g(1/2丁)
  • 合い挽き肉(赤身): 300g
  • 卵(1個)
  • 片栗粉: 大さじ1(つなぎ)
  • ごま油: 小さじ½
  • 塩(少々)

作り方(所要時間:20分)

下ごしらえ:豆腐をキッチンペーパーに包み、重石を乗せてしっかり脱水する。

混ぜ工程:ひき肉と絹ごし豆腐、卵と片栗粉を混ぜ込んでタネを作る

成形:大人用(お好きなサイズ)と子ども(30〜50g程度)用に分けて成形する。

焼き:軽くごま油を引き、小判形に整えてフライパンで加熱する。

焼き2:表面に焼き色がついたら、蓋をしてじっくり加熱する

ポイント:竹串をさして透明な肉汁がでる程度が目安です。生焼けが気になる場合は半分に切って断面を確認すると良いです。

和風ソース案

  • はじめのかつおだし 2個
  • 玉ねぎ 10g
  • 醤油(風味付け程度)
  • 片栗粉(少々)

作り方

ヘラで炒めた油を取り除き、みじん切りにした玉ねぎを炒める。はじめのかつおだしを解凍して醤油と一緒に加え軽く片栗粉を振る。

冷凍保存方法・作り置き

まとめて作ったハンバーグは個別に冷凍保存袋に入れて冷凍しましょう。家庭では細菌数の確認や保存状況を一定にすることが難しく1ヶ月程度を目処に使い切ることをおすすめしています。また、必ずバットに移し替えて粗熱を取ってから冷凍してください。庫内の温度が上がり、凍結までに時間がかかったり、周辺の食品も劣化する事が多いです。

まとめて作り置きする際は特に注意が必要です。

豆腐だけでハンバーグを作る方法

豆腐単品では結着しないため、うまく纏まりません。つなぎを多く入れる必要があります。肉は入れた方が食感が良くなります。

乳卵小麦、肉類を避ける場合は、片栗粉や米粉、荒く潰したうるち米や芋類でつなぐと纏まりやすくなります。練って餅のようにならないように注意してください。

よくある質問(FAQ)

Q. 豆腐だけでもいいですか? 

A. 可能ですが、豆腐のみでは結着しないため工夫が必要になります。

Q. 冷凍するとパサパサになりますか? 

A. 脂質が少ない部位を使用して、繋ぎが少ないとパサつきボロボロと崩れやすいです。

Q. 電子レンジだけで作れますか? 

A.耐熱容器に移し替えてラップをして中心温度が取れるまで加熱できれば可能です。フライパンで焼き目を付けてから加熱すると失敗しにくいです。

Q. 絹ごし豆腐や木綿豆腐どちらが良いですか

A.どちらでも豆腐ハンバーグを作ることができます。しっかり脱水してタネに練り込みましょう。

Q. 豆腐ハンバーグの付け合わせに大根おろしは使えますか?

A.生では使えないため、加熱してとろみを付けてあげましょう。

Q. 成形済みのハンバーグは使えますか
A.大人向けのハンバーグは食べられないものがありますが、ベビーフードとして販売されているレトルトのハンバーグであれば食べさせる事ができます。

まとめ

離乳食の豆腐ハンバーグは、鉄分やタンパク質を補いつつ、大人も一緒に楽しめる便利なメニューです。しっかり水切りをして食感を調整すれば、崩れにくく食べやすい一品になります。冷凍保存も活用して、無理のないペースで進めていきましょう。

ファーストスプーンでは離乳食にまつわる記事をアップロードしています。気になる記事があればご覧いただけますと幸いです。

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参考文献

1.日本ベビーフード協会:ベビーフード自主規格.ベビーフード添加物リスト.2024年9月2日