アレルギーが気になる食材のひとつである「卵」。
まずは卵黄を無事にクリアできたママ・パパ、本当にお疲れ様でした。

ここまで順調に進められてきたからこそ、「次はいよいよ卵白…でもアレルギーが心配」「いつから?どのくらいの量で進めればいいの?」と、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

卵白は、離乳食の中でも特に慎重に進めたい食材のひとつです。だからこそ、正しい進め方を知っておくことで、安心して取り入れていくことができます。

この記事では、離乳食における卵白の安全な進め方や目安量、アレルギー対策までわかりやすく解説します。

不安を少しでも軽くしながら、赤ちゃんのペースに合わせて、無理なく進めていきましょう。

離乳食で卵白を始める時期の目安

卵白は、離乳食の中でも少し慎重に進めたい食材です。だからこそ、目安となる時期やポイントを知っておくことで、安心して取り入れることができます。

ここでは、卵白を始める時期の目安と、進める前に大切にしたいポイントについてご紹介します。

生後7~8ヶ月(離乳食中期)が目安

卵白は、生後7〜8ヶ月頃の離乳食中期から始めるのが一般的な目安とされています。

ただし、月齢だけで判断するのではなく、「離乳食に慣れているか」「いろいろな食材を食べられているか」といった様子も大切にしましょう。

焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて進めることが一番大切です。

必ず卵黄をクリアしてから!その理由は?

卵白を始める前に、まずは卵黄を問題なく食べられていることを確認しましょう。

卵黄でアレルギー反応が出ていないことを確かめてから、次のステップとして卵白に進めることで、より安心して進めることができます。

その理由は、卵白にはオボムコイドなど、アレルギーの原因になりやすいたんぱく質が多く含まれているからです。

卵黄よりもアレルギー反応が出やすい食材だからこそ、「卵黄で問題ないことを確認する→少しずつ卵白に進む」という段階的な進め方がとても大切になります。

一歩ずつ丁寧に進めていくことで、安全に卵を取り入れていくことができますよ。

【ステップ別】卵白の安全な進め方と目安量

卵白は、少量からゆっくり進めることがとても大切な食材です。

ここでは、安心して進められるように、卵白の進め方をステップごとに分かりやすくご紹介します。

ステップ1:まずは「耳かき1杯」から

最初は、耳かき1杯ほどのごく少量からスタートします。

「こんなに少なくていいの?」と感じるかもしれませんが、最初の目的は、アレルギー反応が出ないかを確認することです。

そのため、「少なすぎるかな?」と思うくらいの量でちょうど良いスタートになります。無理に量を増やさず、まずは少量で様子を見ていきましょう。

ステップ2:少しずつ量を増やす

耳かき1杯で問題なく食べられるようであれば、少しずつ量を増やしていきます。

少量では問題がなくても、量が増えることでアレルギー反応が出ることもあります。「最初は大丈夫だったから」と急に量を増やすのではなく、ゆっくり段階を踏むことが大切です。

目安としては、耳かき1杯→小さじ1/4→小さじ1/2→小さじ1といったように、段階的に進めていきます。それぞれの量で数日ずつ様子を見ながら進めると、より安心です。

赤ちゃんの体調や様子を見ながら、無理のないペースで進めていきましょう。

ステップ3:全卵への移行タイミング

卵白を小さじ2〜3程度、問題なく食べられるようになったら、全卵へ進む目安になります。

この頃には、薄焼き卵や卵とじなどの料理にも少しずつ挑戦できるようになります。

離乳食のレシピ本などを見ると、「この月齢ならここまで進んでいる」と書かれていることもあり、つい比べてしまいますよね。でも、そうした目安はあくまでも参考程度で大丈夫です。

大切なのは、赤ちゃんのペースに合わせて進めること。ゆっくりでも、少しずつ食べられるようになっていけば問題ありません。

ここでも急がず、赤ちゃんの様子を見ながら進めていってくださいね。

卵白を与える際に絶対に守るべき4つの注意点

卵白は、正しい方法で進めることで、より安心して取り入れることができます。

ここでは、卵白を進めるうえで特に大切なポイントをご紹介します。

1.初めて与えるのは「平日の午前中」に

初めて卵白を与えるときは、平日の午前中を選ぶようにしましょう。

これは、万が一、アレルギー反応が出た場合でも、すぐに病院を受診できるようにするためです。

午後や休日は受診が難しくなることもあるので、なるべく避けると安心です。「すぐに対応できる環境で始めること」が大切なポイントです。

2.必ず「固ゆで(沸騰してから20分)」にする

卵はしっかり加熱することで、アレルゲンの影響を弱めることができます。

そのため、沸騰後20分以上ゆでる「固ゆで」を徹底しましょう。

半熟や加熱が不十分な状態は、アレルギーのリスクを高める可能性があるため避けることが大切です。

「しっかり火を通すこと」が、安心して進めるための基本になります。

3.ゆで上がったらすぐに白身と黄身を分ける

卵をゆでた後、そのままにしておくと、白身の成分が黄身に移ってしまうことがあります。

アレルゲンの影響をできるだけ減らすためにも、ゆで上がったらすぐに白身と黄身を分けるようにしましょう。

少しのひと手間ですが、安全に進めるための大切なポイントです。

4.体調が良い日に与える

風邪気味のときや機嫌が悪いときは、新しい食材は避けるようにしましょう。

体調が万全でないと、アレルギー症状が出やすくなることがあります。

また、体調不良による不調なのか、食材によるアレルギー反応なのか判断が難しくなることもあります。

体調の良い日に試すことで、変化にも気づきやすくなり、より安心して進めることができます。

卵アレルギーが疑われる症状と対処法

初めて卵白を試すときは、「もし何かあったらどうしよう」と心配になりますよね。

実際には、すべての子どもに症状が出るわけではありませんが、あらかじめ気をつけたい症状や対応を知っておくことで、落ち着いて行動しやすくなります。

ここでは、卵アレルギーが疑われる主な症状と、症状が出たときの対応についてご紹介します。

注意すべき主な症状

卵白を食べたあと、次のような症状が見られた場合は注意が必要です。

  • 体に発疹や赤みが出る
  • 口のまわりが腫れる
  • 嘔吐や下痢をする
  • いつもより機嫌が悪い
  • 呼吸が苦しそうに見える

症状は、食べてすぐに現れることもあれば、数時間以内に見られることもあります。

ママ・パパがいつもと違うと感じたときは、その感覚を大切にして様子を見てあげてくださいね。

症状が出た場合の対応

少しでも異変を感じたときは、すぐに食べるのをやめましょう。

そのうえで、できるだけ早めに医療機関を受診し、医師に相談することが大切です。

「少しだから大丈夫かな」と自己判断で様子を見続けるのではなく、気になる症状があれば早めに相談するほうが安心です。

特に、呼吸が苦しそうな様子がある場合や、ぐったりしている場合は、早急に受診してください。

また、今回症状が出たあとの進め方についても、自己判断せず、必ず医師に相談しながら進めるようにしましょう。

卵白を使ったおすすめ離乳食レシピ(中期・後期)

卵白はそのままだと少しパサつきやすい食材ですが、調理を工夫することで、赤ちゃんでも食べやすくなります。

「どうやって使えばいいの?」と迷ったときは、おかゆやスープに混ぜるのがおすすめです。

ここでは、初めてでも取り入れやすい簡単なレシピをご紹介します。

卵白入りおかゆ

材料(1回分)

  • おかゆ 大さじ2~3
  • 固ゆで卵の卵白 少量(進めている段階に応じた量)

作り方

  1. 温めたおかゆを用意する
  2. 固ゆでした卵白を細かく刻む(またはすりつぶす)
  3. おかゆに混ぜる

おかゆのとろみと合わさることで、初めてでも飲み込みやすくなります。卵白デビューにも取り入れやすいメニューです。

野菜と卵白のとろとろスープ

材料(1回分)

  • 野菜スープ 大さじ3~4
  • 固ゆで卵の卵白 少量
  • 片栗粉 少々(とろみ用)

作り方

  1. 卵白を細かく刻む
  2. 野菜スープに、卵白を加える
  3. 水溶き片栗粉を少量加えて、とろみをつける

とろみをつけることで、口当たりがやさしくなります。

卵白入り野菜あんかけ

材料(1回分)

  • お好きな野菜(人参・じゃがいもなど) 大さじ2
  • 固ゆで卵の卵白 少量
  • だし汁 適量
  • 片栗粉 少々

作り方

  1. 野菜を細かく刻み、やわらかくなるまで煮る
  2. 卵白を細かく刻む
  3. だし汁に野菜と卵白を加える
  4. 水溶き片栗粉でとろみをつける

野菜と一緒にあんかけにすることで、パサつきが和らぎ、食べやすくなります。

まとめ

離乳食の卵白は生後7〜8ヶ月頃から少しずつ進めることができます。

卵白は栄養が豊富な一方で、アレルギーのリスクもあるため、無理をせず、段階を踏みながら進めていくことが大切です。

必ず卵黄をクリアしてから始めること、耳かき1杯から少しずつ増やすこと、固ゆでや与える時間帯に気をつけることなど、基本のポイントを押さえておけば、安心して取り入れやすくなります。

「大丈夫かな」と不安になる気持ちは、とても自然なものです。それだけママ・パパが赤ちゃんのことを大切に想っている証でもあります。

もし、進めていく中で気になることや異変を感じた場合は、無理に続けず、医療機関を受診して医師に相談しましょう。

焦らなくても大丈夫。赤ちゃんのペースに寄り添いながら、安心できる離乳食の時間を過ごしてくださいね。

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カテゴリー: 食育コラム