赤ちゃんのハイハイはいつから?しない時の原因やプレイマットのおすすめの選び方について

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

赤ちゃんが少しずつできることが増えていく様子はとても微笑ましい光景です。今回は赤ちゃんのハイハイについて、いつからできるようになるのか。

ハイハイしない時の注意点やプレイマットの選び方についてまとめてみました。

ハイハイはいつからできる様になるの?

ハイハイは、手のひらと膝をついた四つん這いの状態を指します。お腹をつけずにお尻や頭を支えられひとり歩きする手前の段階です。

ハイハイができる様になる時期は生後7〜8ヶ月からできる様になり、生後9〜10ヶ月の段階で90%以上ができる様になるとされています。また、子どもによってはハイハイをせずにつかまり立ちやひとり歩きをする子もいる様です。

この時期は行動範囲が広がり、興味のあるものに近づく様になります。ご飯を食べさせたり、お風呂までの距離を自分で移動させるようにすると、次のつかまり立ちのステップにスムーズに移行しやすくなるためおすすめです。

引用:乳幼児身体発育調査結果:調査結果

(1)「首のすわり」は、生後4~5か月未満の乳児の 90%以上が可能である。

(2)「ねがえり」は、生後6~7か月未満の乳児の 90%以上が可能である。

(3)「ひとりすわり」は、生後9~10 か月未満の乳児の 90%以上が可能であ

る。

(4)「はいはい」は、生後9~10 か月未満の乳児の 90%以上が可能である。

(5)「つかまり立ち」は、生後 11~12 か月未満の乳児の 90%以上が可能であ

る。

(6)「ひとり歩き」は、生後1年3~4か月未満の幼児の 90%以上が可能であ

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/73-22b.html#syuukei

ハイハイができる様になるまで

ハイハイができる様になるまでの進捗を確認すると焦らずに進めることができておすすめです。どの当たりなのか確認してみましょう。

首が座ってくる

自分で首を持ち上げて支える様になる時期です。頭を自分で上げる練習をしましょう。また首を左右に振れ追視できる様になるので、様々な方向から声をかけて追いかける工夫をしてみましょう。

寝返りができる様になる

体をひねり、体制を自分で変えられる様になります。うつ伏せの体勢を取らせ肩甲骨周りの筋肉を動かす練習をしてみましょう。寝返りを嫌がる場合は、抱っこして優しく揺らして見ると視界が回転する刺激に慣れていきます。

移動が始まる

寝返りの他にもお腹を中心にくるくる回ったり、手や足で地面を推して這う様に進む、ずりばいというような動作ができる様になります。

こっちにおいでと声をかけたり、おもちゃを片付けると何かを探すために動く気持ちが芽生えるようになってきます。

座れる様になる

少し落ち着いてくると状態を起こして座って落ち着けるようになってきます。自分で移動したり、起き上がれるようになると体を動かせる範囲が広がり、手を伸ばせる様になります。

コテっと転がってしまうこともありますが、様子を見ながら練習してみてください。

このように徐々に体が慣れてきて動かせる範囲が広がるので、色々とチャレンジしてみましょう。

ハイハイをしない原因は?

ハイハイをしない原因は下記の要素が挙げられます。困った時は、赤ちゃんの状態をチェックしてみましょう。

腰すわりが安定していない

腰すわりが安定せずに、体感でうまくバランスが取れない可能性があります。座らせる練習をしてみましょう。

筋力不足で体を支えられない

重力にうまく逆らえず、腕と足で腰が支えられない可能性があります。ずりばいができる様にスペースを確保して練習してみましょう。

動きたい気分ではない

抱っこや歩行器などで移動する手段があり、自分で動く意欲がわかない場合があります。赤ちゃんと一緒にずりはいの動作をしてみたり、体をいろんな方向に変えてみる練習をしてみると良いです。

ハイハイをしない対処法は焦らない

純粋にまだハイハイをする時期ではないことが大きいです。寝返りやずりばいができる様な空間を整えて一緒に遊んでみると自然と次のステージに進むようになります。焦らずにチャレンジしてみてください。

赤ちゃん用のプレイマットの選び方

フローリングは固いため転んだ時でも怪我をしない様にプレイマットを用意してあげましょう。プレイマットを選ぶポイントをまとめてみました。

使うシーンによって選ぶ

外出先や頻繁に動かす場合は、コンパクトで簡単に折りたたみ収納ができるもので、お手入れが簡単なものを選びましょう。

何を重要視するかで素材を選ぼう

ポリウレタンや麺、EVAやコルクなど様々な素材のものがあります。素材によっては洗濯機で洗えるものや、防音や衝撃吸収性能が高いものなど様々です。

実際に触ってみてどんな素材が良いか選ぶと間違いないです。ネットで注文する場合は。薄過ぎたり、手触りが違う場合があるので材質や厚さなどのカタログスペックを確認してから購入する様にしましょう。

ハイハイをさせる上で注意した方が良いポイント

ハイハイをさせる上でよく挙げられるポイントをまとめてみました。

部屋が狭い時の対処法

ソファーやテーブルなど大きな家具をまとめて配置してハイハイするエリアを確保すると良いです。また手の届かない様にウォールシェルフを設置して小物を浮かせるとスペースを確保することができます。

頭をぶつけそうな角ばったものは保護する

机や椅子、壁の角など角ばったものにはクッションをつけて怪我をしないように工夫すると良いです。しゃがんで邪魔になりそうなものをチェックしてみましょう。

床をしっかり掃除する

赤ちゃんの顔は床から30センチ程度しか離れておりません。ホコリやゴミを吸い込まな様に入念に掃除するようにしましょう。なるべくナチュラルに掃除ができるスチームクリーナーなどで食べこぼしの痕を掃除すると簡単に綺麗になります。

赤ちゃんが嫌がるような無理な練習はしない

赤ちゃんが嫌がる素振りを見せる様な練習は避けるようにしましょう。あまり焦らずに赤ちゃんのペースに合わせてチャレンジしてみてください。

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参考文献

乳幼児身体発育調査:調査の結果

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/73-22b.html#syuukei

日本小児理学療法学会 運動発達について

https://www.japanpt.or.jp/upload/branch/jsppt/obj/files/COVID-19/%E9%81%8B%E5%8B%95%E7%99%BA%E9%81%94%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0_%E9%81%8B%E5%8B%95%E7%99%BA%E9%81%94%E7%B7%A8%EF%BC%88%E6%8E%B2%E8%BC%89%E7%89%88%EF%BC%89(1).pdf