離乳食初期のにんじんの茹で時間はどのくらい?レンジで加熱する方法と嫌がる時の対処法
加熱をすると甘みが引き立ち、栄養豊富なにんじん。今回は離乳食初期からにんじんを取り入れる場合、茹で時間はどのくらいかかるのか、電子レンジで加熱する方法や嫌がる時の対処法についてまとめてみました。
にんじんは離乳食でいつから食べさせることができるの?
離乳食でにんじんは初期から用いられることの多い食材です。裏ごしをかけた状態で使用され、アクを取るために茹で調理されることが多いです。
初期の段階では多少の繊維質でも嫌がることがあり、裏ごししたものから食べさせると良いでしょう。
離乳食におけるにんじんの目安量
野菜・果実の目安量は下記の通りです。
離乳食初期:ひと匙程度から初め、徐々に量を増やす。
離乳食中期:20〜30g程度
離乳食後期:30〜40g程度
離乳食完了期:40〜50g程度
にんじん単体で不足しがちな鉄分を補うために、ほうれん草や小松菜などの青菜系と組み合わせて使用するようにしましょう。
離乳食初期のおけるにんじんの茹で時間はどのくらい?
にんじんのカットサイズにもよりますが、いちょう切りしたものを箸がスッと通るまで10〜20分程度加熱し、火が通ったら裏ごし器に移し濾し、お湯で伸ばして使用しましょう。
とろみをつける場合は、離乳食用のとろみ剤を活用するとダマにならずに上手に仕上がります。
レンジで加熱する際に注意したいポイント
小さく刻んだものを少量加熱すると火花が飛び散ることがあります。細かく刻んだにんじんを電子レンジで加熱する場合は、水をふりかけたり、100g以上の重量に調整しましょう。
茹でた時に比べて若干の青臭さとエグみが残る点も注意が必要です。気になる場合は、水にさらして軽くアクを抜いたものを使用すると茹でた時に近い仕上がりになります。
加熱時間はレンジにもよりますが、皮を剥き1〜2cmぐらいにカットして500Wで3〜4分程度加熱しましょう。
シリコンスチーマーにある程度人参を入れ、軽く水をふりかけてから加熱すると失敗せずに加熱することができます。
水分が飛ばないように注意しよう
電子レンジで調理をする場合は、水分が飛ばないような工夫が必要です。よくあるパターンとしては耐熱容器に軽く水を加えてふんわりラップをする方法が挙げられます。
赤ちゃんがにんじんペーストを嫌がる時の対処法
赤ちゃんが離乳食を嫌がる理由は下記のものが考えられます。前提として離乳食を嫌がるケースは多く悩みすぎないようにしましょう。
- 食べ物を口に入れることに慣れていない
- 空腹ではない
- 舌突出反射が残っている
- 食べ物の大きさや固さ合わない
赤ちゃんは初めて固形の食べ物に触れるため、こうした要因が考えられます。舌突出反射とは異物が口の中に入らないように舌で押し出そうとする反射です。個人差があり、生後4〜7ヶ月ほど残っており嫌がるケースが見受けられます。
初期の段階でスプーンを口元に持っていき嫌がる時は、数日日付を開けて再度挑戦したり、食べやすい重湯や果汁などから徐々に段階を上げていくと良いでしょう。
にんじんの離乳食つぶつぶ食感が残る時
にんじんのつぶつぶが気になる場合は、すり鉢をしてから裏ごしをすると綺麗に仕上がりやすいです。離乳食用のすり鉢と裏ごしがセットになったアイテムがあるととても便利です。
ばらつきが気になる場合は、すでに裏ごしが済んでいるにんじんペーストを用いると良いでしょう。
にんじんペーストの保存方法
まとめて作った冷凍にんじんペーストは、ブロックトレーや製氷器に入れて保存されることが多いです。調理器具の洗浄が甘かったり、汚れていると傷みやすくなるため、出来るだけ綺麗な環境で離乳食を作るように心がけましょう。
手で刻んだり、裏ごしすると調理の時間が長くなってしまうため、ブレンダーやぶんぶんチョッパーのような器具を用意しましょう。
冷凍する際は粗熱を取る
熱を持ったまま冷凍すると庫内の温度が上がり、凍結時間が長くなり品質劣化に繋がります。容器の底を触り、熱いと感じないぐらいの温度感が目安です。
にんじんのアレルギーについて
食物が原因で発症する口腔アレルギーが存在します。離乳期においてはあまり事例が多くありませんが、花粉症と野菜・果物のアレルギーが連動するケースがあり注意が必要です。
離乳期のアレルギーとしては、乳・卵・小麦が多く、これらを含む食べものを初めて摂取させる場合は少量からはじめて様子をみながら増やしましょう。
初期のにんじんを使った離乳食のレシピについて
ここではにんじんを使った離乳食のレシピを紹介します。
まとめて作る裏ごしにんじんペースト(初期)
<材料>
- にんじん 1本
<作り方>
- ・にんじんの皮をピーラーで剥き、1cm幅でいちょう切りします。
- ;鍋に水を加えて、水からにんじんを茹でます。
- ・菜箸がスッと通る程度加熱します。
- ・粗熱を取ってからミキサーで攪拌します
- ・粗が気になるようであれば、裏ごしします。
まとめ
今回は離乳食における初期のにんじんについてまとめてみました。食物繊維やβカロテンを豊富に含み、甘さが特徴的な食材です。離乳食に上手に取り入れてみましょう。
ファーストスプーンでは、離乳食にまつわる記事をアップロードしています。気になる記事があればもう1記事ご覧いただけますと幸いです。
お問い合わせはこちら!(LINE で質問)