離乳食でマンゴーはいつから?赤ちゃんに食べさせるポイントや冷凍・ピューレについて
トロピカルフルーツといえば、マンゴーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?濃厚で芳醇な甘さが広がり、柔らかい食感が特徴的です。
今回は離乳食におけるマンゴーはいつから使えるのか、赤ちゃんに食べさせるポイントについてまとめてみました。
離乳食でマンゴーはいつから食べさせていい?
国によりますが、欧米では離乳食の初期に当たる時期から、日本では後期〜完了期にかけて食べさせると良いとされています。
ウルシ科の果物のため、ウルシオールに近い被れやすい成分を含みます。元々食べる文化が少ない日本ではこうした理由から後回しにさせるケースが多いです。
接触性皮膚炎を考えると優先的に食べさせなくても良いという認識だと思われます。
少量からスタートすること
アナフィラキシーを伴うようなマンゴーアレルギーの前例はかなり少ないのですが、直接性皮膚炎は多く、 必ず少量からスタートさせるようにしましょう。
特に初めて食べさせる際は注意が必要で、直接マンゴーに触れる手づかみ食べは避けた方が良いです。
調理中に皮膚に触れた箇所はアルコールや洗剤で落とす
マンゴーの表面に近い箇所にウルシオールが多く含まれているとされており、調理後は洗剤でしっかり手を洗うか、付着した箇所をアルコールで優しく拭きましょう。
かぶれが気になる場合は、ゴム手袋をして調理をする際は滑らないように注意して調理してください。
マンゴーをあかちゃんに食べさせるポイント
・食べさせてから1〜2日程度様子をみよう
・午前中の段階で食べさせた方が良い
・なるべく加熱した方がいい
・誤嚥に注意する
・加工品の砂糖に気を付ける
マンゴーはこれらのポイントに注意しましょう。これらを押さえておけば安心して食べさせることができます。
食べさせてから1〜2日程度は様子をみよう
マンゴーの接触性皮膚炎は1〜2日経ってから現れることがあります。皮膚に発疹が出ていないか確認することが重要です。
午前中の段階で食べさせた方が良い
症状が出るまで最短で4〜5時間程度と言われております。午前中であれば、サイクル的に病院が空いている時間の可能性が高くなります。
なるべく加熱した方がいい
消化吸収や細菌、果物アレルギーなどの観点から加熱した方が安心して食べさせることができます。カットしたマンゴーを加熱してペースト状にして使うと甘みが増し、食べやすくなります。
誤嚥に注意する
後期で誤嚥しやすい食べ物はパン・米・果物です。口の中に詰め込まないように注意をして目を離さないように注意しましょう。
加工食品は砂糖に気を付ける
ドライマンゴーや缶詰に砂糖がついている場合があります。離乳食に使う場合は、しっかりと砂糖を抜いたものを用いるようにしましょう。
マンゴーの栄養価について
マンゴーは100gあたり68kcalで様々な栄養素が満遍なく含まれております。食物繊維やβカロテンカロテン、ビタミンE、葉酸、ビタミンCなどが比較的多い値です。
やや炭水化物が多いですが、栄養価の高い果物といえます。
マンゴーと相性の良い組み合わせ
カルシウムや鉄分やタンパク質が補える豆乳、ヨーグルトと組み合わせると良いでしょう。あらかじめペーストを多く作りストックしておくと便利です。
冷凍のマンゴーカットはそのまま食べさせて大丈夫?
冷たいままだとお腹を下す原因になるため、加熱してあげた方が良いでしょう。加熱しているのであれば離乳食に用いても問題ないと思われます。
マンゴーを使った離乳食のレシピ
ここではマンゴーを使った離乳食のレシピについてまとめてみました。
マンゴーサツマイモのスイートポテト風
<材料>
・冷凍マンゴー 50g
・さつまいも 50g
・バター
<作り方>
・さつまいもをふかして皮を剥き必要な量をスプーンで削ぐ
・冷凍マンゴーを電子レンジで解凍してフードプロセッサーにかける
・具材を合わせて表面に溶かしたバターを塗り、軽く表面に焼き目をつける
マンゴーと豆乳のスムージー風
<材料>
・冷凍マンゴー
・ほうれん草
・豆乳
<作り方>
・ほうれん草を茹でてあく抜きをする
・冷凍マンゴーを電子レンジで加熱して具材をフードプロセッサーで細かく砕く
・豆乳に具材を加えて煮る
まとめ
今回は離乳食におけるマンゴーについてまとめてみました。接触性皮膚炎に注意が必要ですが、とても甘く栄養豊富な食材です。果物にある程度慣れてきて、離乳食のアクセントに取り入れてみてはいかがでしょうか?
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