離乳食でプルーンはいつから使えるの?そのまま食べさせても大丈夫?
プルーンは、食物繊維やβカロテン、カリウム、鉄分などの栄養素を豊富に含む食材です。通年で手に入り、甘く皮があまり気にならず、離乳食に取り入れやすいためドライフルーツという点も大きな魅力の一つです。
今回はそんなプルーンを離乳食で使う場合の開始月齢や適切な量、栄養価やレシピについてまとめてみました。
是非、離乳食にドライフルーツを取り入れる際の参考になれば幸いです。
離乳食でプルーンはいつから使える?
プルーンは、別名「セイヨウスモモ」といい「すもも」の仲間です。主にドライフルーツやジュースやジャムなどに加工させて流通しているケースが多いですが、旬の時期には生プルーンとしてそのまま販売されることもあります。
離乳食でプルーンやレーズンのようなドライフルーツは、9〜11ヶ月頃から取り入られるケースが多いです。甘みが強いものが多くなるべく後に倒した方がバランスが良いでしょう。
ドライフルーツを使う場合は、砂糖漬けは勿論の事、糖置換という糖液につけて水分を置き換えることによって甘さやみずみずしさを出しているものが存在するため注意が必要です。
プルーンの場合は、糖度が高いため砂糖漬けにされないことが多いのですが、植物油(パーム油やなたね油)でコーティングされているものもあるのでさっと落としてから使用します。
糖置換と通常乾燥のドライフルーツの見分け方
砂糖漬けにされたドライフルーツは、パッケージの表か裏に原材料を表記している枠のようなものに「果糖ぶどう糖液糖」や「砂糖」などの表記がされています。
これを食品表示といい、食品に使われている原料の重量や産地、添加物、賞味期限などが記されています。
通常、添加物は原料が表記されている枠の中のスラッシュの後に記載されるか、別枠で添加物の欄が設けられているおります。
生プルーンとドライプルーンどちらが良いか
入手のしやすさや甘さ、保存の効きやすさを踏まえるとドライプルーンの方が良いと思われます。栄養価的にも乾燥したものの方が水分が飛ぶ分凝縮されており効率的と言えるでしょう。
生のプルーンには生のプルーンで味の良さや水々しさ、風味の良さがあるため、状況に合わせて選択するようにすると良いかもしれません。
プルーンの目安量と固さについて
ここでは一般的に用いられることの多いドライプルーンの目安量と固さについて解説します。
- 離乳食初期
6ヶ月の段階でピューレ状にして用いるケースもありますがあまりおすすめできません。
- 離乳食中期
ドライフルーツは味が濃い傾向があり、この時期でもまだおすすめできないです。
- 離乳食後期
後期からプルーンを用いる場合は、一旦水につけてふやかしてからペースト状にして食べさせます。目安量は小さじ1杯程度(5g)がおすすめです。
- 離乳食完了期
完了期から用いる場合は、軽く縦に切り手づかみ食べにトライしてみてはいかがでしょうか?
そのまま食べさせると詰まらせてしまうことも多いため注意が必要で、目安量は1個(10g)程度に留めておきましょう。
幼児期の間食(おやつ)にもおすすめ
プルーンは鉄分や食物繊維など、食べムラが起こりやすく幼児期に偏りがちな栄養素を整える間食にもピッタリです。乾燥状態であるため持ち運べる点もとても良いです。
そのまま食べさせたり、プルーンを使ったクッキーなどを手作りしてたり様々な用途で使うことができるのですが、お腹を緩くしやすいソルビトールや食物繊維が多いため食べさせすぎには注意が必要です。
プルーンの栄養価について
日本食品栄養成分表(八訂)という食品のおおよその栄養価をまとめたデータには、プルーン(生)とプルーン(乾)の2種類の表記があります。
今回はどちらも解説するので、必要に応じて使い分けをしてください。
プルーン(生)の栄養価
生のプルーンも比較的栄養価が高い果物です。プルーンといえば食物繊維が有名ですが、100gあたり1,9gほど食物繊維を含みます。
だいたい1個60〜80g程度なので食べやすい点も良いです。気になる鉄分については100g当たり0.4g含まれております。
プルーン(乾)の栄養価
乾燥プルーンの食物繊維はだいたい100gあたり7.1gとかなり含まれております。果実類の中でもかなり上位に位置する値です。
鉄分の含有量は100gあたり1.1gと果実類の中では高い部類です。
ソルビトールというお腹を緩くしてしまう甘みを感じる物質が多く含まれている、食べ過ぎには注意が必要です。
プルーンのアレルギーについて
プルーンにも食物アレルギーが発生する可能性があります。離乳期では、検査しても何でアレルギー反応がわからないケースが多く注意が必要です。
はじめて食べさせる食材は少量からはスタートし、様子を見ながら少しずつ量を増やすように進めましょう。また病院の空いている時間帯にトライすると何か問題が起こった場合でも素早く対処することが可能です。
プルーンの下ごしらえ
植物油などでコーティングしてあるものに関しては、気になるようなら油を落としてから使用してください。また水で戻すと少し甘みが軽減されます。早い段階で食べさせる場合はこのような下ごしらえをしてみてください。
生プルーンの選び方
生のプルーンは熟成していない場合少し酸味を感じ固い印象です。表面に軽くシモのようなものがついているものを選びましょう。
プルーンが固い場合は日光当たらないところで柔らかくなるまで追熟させます。指の腹で押した感じ程よく弾力がある程度がベストなタイミングです。
プルーンを使った離乳食のレシピ
ここではプルーンを使ったレシピを紹介します。離乳食には個人差があります。赤ちゃんの状態に合わせてより良い調整するようにしましょう。
プルーンペースト(9〜12ヶ月)
<材料>
- プルーン 作りたい量
- 水 調整しながら
<作り方>
- プルーンが浸かる程度に水を張った鍋に入れて低温でコトコト煮込む
- ヘラで潰しながらちょうど良い粘度になるまで調整する
- 余った分は製氷器に入れて保存する
プルーン入りスイートポテト(12〜18ヶ月)
<材料>
- さつまいも 70g
- プルーン 10g
- 牛乳 小さじ1
- バター 小さじ½
<作り方>
- さつまいもの皮を剥き茹でやすい大きさにカットし茹でる
- マッシュしたさつまいもに刻んだプルーンと牛乳、バターを加える
- 丸く整形してオーブンで表面に軽く色が着くまで加熱
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プルーンを手づかみさせる場合
軽く表面の汚れを落としてから、縦にカットして食べさせます。なるべく持ちやすいような大きさがベストです。
その際洗って戻し切ってしまうと持ちにくくなるため注意が必要です。また加熱したい場合は水で戻す前に軽くフライパンで炒ってから使用すると良いかもしれません。
おそらく熱風乾燥を行っているはずなので、そのまま食べさせても問題ないかと思われますが、念の為加熱して使用するようにしましょう。
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まとめ
今回は離乳食におけるプルーンの使い方についてまとめてみました。
プルーンは乾燥状態のものも生のものもとても栄養豊富な食材です。アレルギーに気をつけて食べさせてみては如何でしょうか?
他にも離乳食にまつわる様々な記事をアップロードしております。是非他記事もご覧いただけますと幸いです。