初期・中期・後期別!かぼちゃの離乳食レシピと商品を紹介

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

自然な甘みがあり、加熱するとやわらかくなるかぼちゃは、離乳食で使いやすい野菜のひとつです。赤ちゃんにうれしい栄養素も多く含まれていて、スープや煮物、おやきなど調理の幅も広く、月齢に合わせたメニューにアレンジできるのも魅力です。

今回は、かぼちゃの下ごしらえや保存方法、かぼちゃを食べることでどんな効果があるのかを見ていきましょう。離乳食初期・中期・後期それぞれにおすすめのレシピもご紹介するので、参考にしてください。

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かぼちゃの適切な下ごしらえ

まずはかぼちゃの下ごしらえの方法をご紹介します。

ワタと種を取り除く

かぼちゃのワタと種はスプーンを使って取り除き、取り除いた後のかぼちゃは水で洗っておきます。かぼちゃを丸ごと使用する場合は、半分に切ってからワタと種を取り除きます。

ワタは傷みやすく、カビも生えやすいため、購入後はなるべく早い下ごしらえがおすすめです。

食べやすい大きさにカットする

ヘタがあれば切っておきます。切り口の平らな面をまな板につけて安定させ、ケガに充分注意して切りましょう。硬くて切りにくい場合は、電子レンジで加熱すると切りやすくなります。

カット状況に応じて保存方法を変える

購入したかぼちゃを一度ですべて使いきれないこともあります。カット状況に合わせて、保存方法を変えましょう。

カットしていない場合は常温保存

丸ごとかぼちゃであれば、常温での保存が可能です。かぼちゃを新聞紙で包み、風通しのよい冷暗所で保存します。ヘタを上にして、直射日光が当たる場所は避けるのがポイントです。

適温は10度前後であり、適切な環境であれば1~2か月程度保存できます。夏場で暑くなりやすい場合は、冷蔵庫の野菜室に入れておくと安心でしょう。

カットしている場合は冷蔵保存

スーパーではカットした状態で売られていることも多いです。傷みやすいワタと種を取り除いて、下処理をした状態で冷蔵保存するのがおすすめです。

かぼちゃの水気はキッチンペーパーなどで拭き取り、ぴったりとラップに包んで乾燥を防ぎます。カットしたかぼちゃを冷蔵保存する場合、保存期間の目安は3~5日です。

使いきれなかった場合は冷凍保存

下処理したかぼちゃを冷凍する場合は、1回分ずつラップに包んだうえで、ファスナー付きの保存袋に入れておきます。かぼちゃが重ならないようにすることがポイントです。

生のままでも保存できますが、冷凍保存の前にかぼちゃを軽く茹でておくと、時短調理に役立ちます。いずれにせよ、保存前には水分をよく拭き取っておくことが大切です。冷凍であれば1か月程度は保存できます。

かぼちゃにはどんな栄養素が含まれている?

かぼちゃは栄養価が高く、炭水化物やビタミンE、ビタミンC、β-カロテン、カルシウム、鉄、カリウムなどの豊富な栄養素が含まれています。

炭水化物は糖質と食物繊維を合わせたもので、糖質は体を動かすエネルギーとなります。食物繊維は便秘の予防・改善に効果が期待できるため、便秘気味な赤ちゃんにもおすすめです。

また、かぼちゃは野菜の中ではトップクラスのビタミンEを含んでいます。ビタミンEは抗酸化作用があるビタミンで、血行を促進する働きもあるため冷え性を緩和する効果が期待できます。

さらにかぼちゃにはβ-カロテンも多く含まれています。β-カロテンは、抗酸化作用や皮膚・粘膜を強くする効果が期待できる栄養素です。免疫を高めて、風邪を予防しましょう。

離乳食初期におすすめのかぼちゃレシピ

離乳食ではかぼちゃのワタや種を除いた状態で食べさせますが、初期は皮も除いておきましょう。皮には食物繊維が多く含まれており、胃腸の機能が未熟な赤ちゃんに食べさせると消化不良を起こす恐れがあります。以下で、離乳食初期に食べやすいレシピをご紹介します。

かぼちゃペースト

<材料>

  • かぼちゃ20g程度
  • 出汁適量

<手順>

1. かぼちゃを薄くカットして耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをかけ、500Wの電子レンジで1分半程度加熱します。

2. 熱いうちにすり鉢でつぶし、ペースト状にします。

3.食べやすくするために、出汁などの水分を足してポタージュ状にします。

離乳食中期におすすめのかぼちゃレシピ

離乳食中期は、舌を上手に使ってつぶして食べられるようになる時期です。中期におすすめのレシピを2つご紹介します。

かぼちゃのスティックおやき

<材料>

  • かぼちゃ100g程度
  • 片栗粉大さじ2~
  • 水大さじ1~

<手順>

1.ひと口大にカットしたかぼちゃを耐熱容器に並べて大さじ1の水(分量外)を振りかけ、ふんわりとラップして加熱します。600Wで2分程度が目安です。

2.熱いうちにかぼちゃをつぶし、片栗粉と水を加えて混ぜます。

3.スティック状に固めて、焼き色がつく程度にフライパンで焼きます。

かぼちゃのプリン

<材料>

  • かぼちゃ70g程度
  • 卵黄1個分
  • 牛乳100cc

<手順>

1.電子レンジで加熱するなどしてやわらかくしたかぼちゃをつぶしておきます。

2.材料をすべて混ぜ合わせ、1食分ずつ耐熱容器に流し込みます。

3.蒸し器で10~15分程度蒸します。

4.よく冷ましてから食べさせます。

離乳食後期におすすめのかぼちゃレシピ

離乳食後期は、歯ぐきを使ってかむ練習をする時期です。おすすめのレシピを2つご紹介します。

かぼちゃのスープ

<材料>

  • 皮つきかぼちゃ4分の1個
  • お好みの野菜適量
  • 水適量
  • 無添加コンソメ適量

<手順>

1.かぼちゃを含めた野菜を食べやすい大きさにカットします。

2.鍋に具材と浸かるくらいの水を入れて加熱し、フタをしてやわらかくなるまで煮ます。

3.無添加コンソメを味見しながら加えて完成です。

かぼちゃの煮物

<材料>

  • 皮つきかぼちゃ4分の1個
  • 水適量
  • きび砂糖やてんさい糖小さじ半分
  • 醤油少量

<手順>

1.かぼちゃを食べやすい大きさにカットします。

2.かぼちゃの皮を下にして鍋に入れ、浸かるくらいの水を入れて火にかけます。

3.弱火にして煮込み、煮汁が減ってやわらかくなったのを確認します。

4.きび砂糖やてんさい糖、醤油を入れ、鍋を回して馴染ませたら完成です。

かぼちゃを使ったおすすめの離乳食を紹介

離乳食でかぼちゃを使う場合、下ごしらえや月齢に合わせた調理が必要なため、手間に感じることもあるでしょう。そんなときは、手軽に食べさせられる便利な離乳食を活用してみてはいかがでしょうか。

ファーストスプーンが提供する、かぼちゃの離乳食を2品ご紹介します。

はじめのかぼちゃ(5〜6ヶ月)

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離乳食初期の赤ちゃんにおすすめの、裏ごししたペースト状のかぼちゃです。原材料はかぼちゃのみで、添加物は入っていません。北海道産のかぼちゃを使用しています。

20g×6個の小分けとなっているのも便利なポイントです。使う分だけ取り出し、耐熱容器に入れて電子レンジで解凍できます。加熱時間は500Wで50秒が目安です。

北海道産かぼちゃのサラダ(7~8ヶ月)

「北海道産かぼちゃサラダ」商品はこちら

離乳食中期の赤ちゃんにおすすめの商品です。北海道産のかぼちゃをペースト状にして、きな粉や豆乳、ブロッコリーと一緒にサラダにしています。

40g×3袋となっており、食べる分だけ使えます。鍋にお湯を沸騰させて冷凍されたままの商品を入れ、中火で約5分加熱して解凍します。

冷凍離乳食ならではの鮮やかな色味と、食材本来の食感を体験させてあげられるのも魅力的です。

まとめ

豊富な栄養素が含まれるかぼちゃは、離乳食初期から食べられる野菜のひとつです。皮膚や粘膜を強くして風邪を予防する効果や、便秘の予防効果も期待できます。

かぼちゃはワタや種を取り除くなどの下ごしらえが必要であり、月齢によっては皮も取り除きます。赤ちゃんとの暮らしの中では、離乳食をすべて手作りするのが難しいケースもありますよね。そのような場合は、便利なベビーフードや宅配の離乳食を上手に活用しましょう。

ファーストスプーンが提供する離乳食は、ママやパパが安心して子どもに食べさせられるように徹底した衛生管理のもとでつくられています。すべて機械で製造するのではなく、人の手も加えられているのが特徴です。

ぜひ、ご興味のある方は商品ページをご確認いただけますと幸いです。

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監修

管理栄養士 料理家 片村優美

管理栄養士兼料理家です。レシピを作ったり、記事を書いたりしています。

野菜をたっぷり使った健康的な料理が好きで、テーブルコーディネートや撮影までを自分で行っています。

栄養はもちろんのこと、心理効果や美味しさなど食の4次機能を伝えていきたいです。