【時期別】離乳食のれんこんはいつから?簡単な下ごしらえと手づかみOKの人気レシピ

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

離乳食を進めていく中で、食材別の開始時期や調理方法に迷ったり不安を感じたりすることもあるのではないでしょうか。「れんこん」は、ママ・パパが悩みやすい食材の1つです。

この記事では、「れんこんはいつから始めたらいいの?」「食べやすい調理方法を知りたい!」といったママ・パパが知りたい情報を詳しく解説します。調理の手間を省く冷凍テクニックとおすすめレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

また、こちらのコラム記事では市販の離乳食のみで離乳食を進める場合のメリット・デメリットも紹介しています。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

関連記事:離乳食は市販のみで大丈夫?進め方と注意点について

離乳食のれんこんは中期から!時期別の進め方と簡単な下ごしらえ

離乳食のれんこんは中期から!時期別の進め方と簡単な下ごしらえ

れんこんには、ビタミンCなどの栄養素や食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整えてくれる物質ですが、消化器官が未発達な赤ちゃんが食べてしまうと体への負担が大きくなってしまいます。

離乳食でれんこんを始めるタイミングは、赤ちゃんの消化機能の発達する離乳食中期(7~8ヶ月)以降が目安です。初期(5~6ヶ月)は胃腸への負担が大きいため、控えたほうが良いでしょう。

ここでは、離乳食のれんこんの形状と下ごしらえの方法を解説します。

【時期別】れんこんの形状と固さの目安

れんこんは固くて繊維が多いので、赤ちゃんの負担にならないように「食べやすさ」「消化のしやすさ」を考えて調理しましょう。

月齢形状と固さの目安
中期(7~8ヶ月)すりおろして加熱する
後期(9〜11ヶ月)5mm角のみじん切りにしてやわらかくなるまで加熱する
完了期(12ヶ月以降)薄いいちょう切りにしてやわらかくなるまで加熱する

中期に与える食材は、赤ちゃんが舌でつぶせるぐらいのやわらかさにするのが基本です。れんこんは加熱しても固さがのこりやすいため、おろし金などですりおろしてから与えましょう。

離乳食後期・完了期は、れんこんの食感を楽しめるようにみじん切りや薄いいちょう切りにして与えてみましょう。

簡単!れんこんの下ごしらえ方法

れんこんには、アクの成分である「タンニン」が含まれています。茹でたり炒めたりする前に、下ごしらえをしておきましょう。

れんこんの下ごしらえの手順は、次のとおりです。

  1. 皮をむいて適当な大きさにカットする
  2. たっぷりの水に10分ほどさらす

れんこんの皮は、ピーラーを使うと薄くきれいにむけます。繊維に沿うように縦に皮をむくのがポイントです。れんこんは空気に触れると変色するため、カットしたらすぐに水にさらしましょう。

水にさらしたれんこんは、電子レンジを使うと茹でるよりも簡単に加熱できます。薄切りなら耐熱容器に入れてラップをして、500Wで2分を目安に加熱します。れんこんの形状や薄さ、電子レンジの種類によって加熱時間は異なるため、やわらかくなっているか必ず確認しましょう。

下ごしらえ後の冷凍保存テクニック

れんこんは冷凍保存もできるため、1食分ずつ小分けにしておくと離乳食に取り入れやすくなります。食感が悪くならないように、加熱後に冷凍するのがポイントです。

すりおろしたれんこんを冷凍保存する場合は、製氷皿や小さな容器に入れて凍らせておくと料理に使いやすくなります。冷凍したれんこんを使うときは、冷蔵庫で自然解凍してから使うかそのまま料理に入れて加熱しましょう。

【中期:7〜8ヶ月向け】すりおろして作る!れんこんもち&豆腐ポタージュレシピ

離乳食中期にれんこんを与える場合は、すりおろした状態で料理に活用します。もっちりとした食感やとろみのある料理になるため、れんこんのシャキシャキとした食感が苦手な赤ちゃんでも食べやすいでしょう。

ファーストスプーンの野菜だし「はじめのやさいだし」を使うと、より風味豊かに仕上がります。

以下では、すりおろしを活用した中期向けレシピを2つ紹介します。

レシピ①もっちり食感が楽しい「れんこんもち」

れんこんもちは、片栗粉と混ぜて焼くだけでもっちり食感が楽しめるメニューです。

【材料】

  • れんこん(すりおろし)…40g
  • 片栗粉…小さじ1
  • サラダ油…少量

【作り方】

  1. すりおろしたれんこんに片栗粉を加えて混ぜる
  2. (1)を4等分して丸く成形する
  3. フライパンにサラダ油を引き、両面をしっかりと焼く

透明感が出てモチッとした見た目になれば、火が通っているサインです。シリコーン樹脂加工がされたアルミホイルに並べてフライパンで焼くと、サラダ油を使わなくてもくっつかずにきれいに仕上がります♪

レシピ②栄養満点!「和風ポタージュ」

豆腐とれんこんをなめらかに伸ばすと、栄養満点の和風ポタージュができあがります。

【材料】

  • れんこん(すりおろし)…5g
  • 豆腐…10g
  • 水…大さじ2

【作り方】

  1. すりおろしたれんこんに豆腐・水を加えて混ぜる
  2. トロトロになるまで煮る

豆腐はスプーンの背などを使ってすりつぶし、なめらかになるまで伸ばしましょう。れんこんの量を変えるととろみを調節できます。

【後期・完了期:9ヶ月以降】手づかみ食べに!れんこん入り豆腐ハンバーグ&おやきレシピ

離乳食後期・完了期には、5mm角のみじん切りや薄いいちょう切りなど食感を楽しめるメニューもおすすめです。

ファーストスプーンの「はじめの森林どりそぼろ」「はじめの雪下にんじん」を使うと、下準備の手間が省けて離乳食の準備がさらに手軽になります。

ここでは、赤ちゃんの「自分で食べたい」という気持ちを育む手づかみ食べレシピを2つ紹介します。

レシピ①栄養バランスの良い「ふわふわ豆腐ハンバーグ」

ふわふわでもっちりとした食感で赤ちゃんが食べやすく、栄養バランスも抜群のメニューです。れんこんのシャキシャキ感がアクセント!

【材料】

  • れんこん(すりおろし)…30~50g
  • 鶏ひき肉…15g
  • 豆腐…25g
  • 片栗粉…大さじ1/2
  • サラダ油…少量

【作り方】

  1. れんこん・鶏ひき肉・豆腐・片栗粉を混ぜて丸く成形する
  2. フライパンにサラダ油を引き、弱火で両面をしっかりと焼く

スプーンを使って材料を混ぜ合わせ、すくってフライパンに落とし入れると、手が汚れず一つずつ丸める手間も省けるのでオススメ!

レシピ②ご飯や他の野菜とも混ぜやすい「れんこんのおやき」

れんこんのおやきは、ご飯でつくったり他の野菜を混ぜたりすることもできます。冷凍保存もできるので、時間があるときに多めに作っておくと便利です。冷凍する場合は、再加熱してから与えましょう。

【材料】

  • れんこん(すりおろし)…40
  • 好みの野菜(にんじん・ブロッコリーなど)…20g
  • 片栗粉…小さじ1
  • サラダ油…少量

【作り方】

  1. すりおろしたれんこんと好みの野菜、片栗粉を混ぜ合わせる
  2. フライパンにサラダ油を引き、弱火で両面をしっかりと焼く

ご飯を使って作る場合は、れんこん・ご飯・他の野菜などの合計が60gになるようにするとまとまりやすくなります。チーズや青のりを加えると、より風味が豊かになります。

【完了期以降:12ヶ月以降】取り分けもOK!大人も美味しい「きんぴらごぼう」風アレンジ

完了期以降は、大人からの取り分けができるメニューが増えます。醤油やみりんを少量だけ使ってだしを効かせた優しい味の「きんぴらごぼう風の炒め煮」もおすすめです。

【材料】

  • れんこん…15g
  • にんじん…15g
  • だし汁…大さじ5
  • 砂糖、醤油…各小さじ1/2
  • サラダ油…少々

【作り方】

  1. れんこんとにんじんを薄いいちょう切りにする
  2. フライパンにサラダ油を引き、れんこんとにんじんを炒める
  3. だし汁・砂糖・醤油を加えて全体に味が染みるように炒め煮する

れんこんだけでも美味しく作れますが、にんじんなど他の根菜と組み合わせると彩りが豊かになり栄養バランスも良くなります。

れんこんと同じく食物繊維が豊富な「ごぼう」も、離乳食後期から使える食材です。ごぼうの下ごしらえ方法や詳しいレシピについては、以下のコラムもぜひ参考にしてください。

関連記事:赤ちゃんの離乳食にごぼうはいつから?安全な進め方、下ごしらえ、レシピを紹介

まとめ

今回は、離乳食でれんこんを開始する時期や下ごしらえの方法、おすすめのレシピを紹介しました。れんこんはビタミンCや食物繊維が豊富な食材です。食物繊維が多い食材は赤ちゃんの消化器官への負担が大きいため、れんこんは離乳食中期(7~8ヶ月)以降を目安に開始しましょう。

ファーストスプーンでは、「愛情たっぷりのご飯で健やかに育ってほしい」というママ・パパを応援しています。離乳食後期までサポートする離乳食定期宅配プランもご利用いただけるため、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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