離乳食でのりはいつから?注意したいポイントやおすすめのレシピと調理方法
海苔(のり)は日本食に欠かせない食材の1つで、パリッとした食感と豊かな風味が特徴で寿司屋、蕎麦など様々な料理に取り入れられています。
今回は離乳食における海苔(のり)は赤ちゃんにいつから食べさせて良いか、注意したいポイントやおすすめのレシピについてまとめてみました。
海苔(のり)は何でできているのか
アサクサノリやスサビノリなどのアマノリ類の海藻を細かく刻み、紙状に干したものを一般的には海苔(のり)と呼ばれることが多いです。海藻食文化の1つで、紙状の海苔を日常的に食べる地域は東アジアの一部地域に限られます。
海藻の一種であるため食物繊維やミネラルが豊富な点が板海苔(のり)の特徴です。
のり巻きやおにぎりには注意が必要
海苔(のり)が喉に張り付いたり、丸呑みする恐れがあります。適切な大きさで、小さくカットしてのりの面積を減らしたり、青のりを用いるなどの工夫が必要です。
おにぎりはグチャグチャにしてしまうため、バナナやおやきのような片付けやすい食べ物からスタートするとスムーズに進めることができます。
離乳食でのりはいつから食べられるの?
離乳食で海苔(のり)は、中期以降がおすすめですが、喉に張り付く可能性があるため注意しながら食べさせるように心がけましょう。また海苔(のり)や青のり、あおさなどの海藻は、えびやかにが生息域で採取されており、コンタミネーションについて理解しておく必要があります。
青のり含め細かく破砕しているものに関しては、目視による除去が困難であるため、はじめて食べさせる食材は少量与え問題がないか確認をしてから進めましょう。
海産物のコンタミネーションについて
一部海産物にはコンタミネーションが確認されます。代表的な例にしらすが挙げられ、消化器官の除去が難しく、捕獲時に小エビやカニが混入することがあります。製造ラインで目視で除去されていますが、手作業であることから完全に除去することは難しいと言われています。
えび・かににアレルギーがある場合は、コンタミネーションの注意喚起を確認しましょう。
のりの大きさや固さの目安
摂取量は定められておりませんが、味付け海苔でよく見る8切りサイズの1枚程度に抑えておくと安心です。ヨウ素は不足しても取りすぎても影響があります。
のりの全形は3g程度ですが、21cm×19cmとタブレットぐらいの大きさになり、乾燥した状態で果物・野菜と同じ量を食べさせることは難しいです。
食べやすいようにふやかす
必ず食べやすい大きさにカットしてふやかしてから食べさせる必要があります。窒息の事例は異変に気が付きにくいケースが多く未然に防ぐことが重要です。自分で食べて大きさや固さ、口の残り方を確認してから赤ちゃんに食べさせるように心がけましょう。
赤ちゃんののりを食べさせる上で注意したいポイント
海苔(のり)を食べさせる上で、単体で食べさせないように注意しましょう。口蓋に張り付いて食べにくいことが考えられ、嚥下しやすいように水分があるものを一緒に食べさせてください。
味付けのりは食べさせて良いか
ごまで炒って塩で味付けした韓国海苔や醤油やみりんで味付けのりがあります。保存性を高めるために強めに味が付けられており、離乳期では焼き海苔がおすすめです。
焼きのりは湿気に弱く、アルミパックに乾燥剤を入れて保存すると日持ちしやすくなります。
のりを選ぶポイント
・味がついていないのりを選ぶ
・すでにカットある個包装を選ぶ
・乾燥のりは口に残りやすいため注意
上記3つの点に注意しましょう。
乾燥のりについては、そのまま食べさせると口に残りやすく炙る必要があります。コンロでじっくりと表面の色が変化するまで炙りましょう。IHの場合は、中央に配置されているラジエントヒーターを使うと炙ることができます。
のりの栄養価について
のりは、食物繊維が豊富でカルシウムやマグネシウム、鉄分などのミネラルやβカロテンやビタミンBなどが含まれています。
栄養豊富な食材ですが、量を食べることが難しい食材です。オートミールに混ぜ込んで溶き卵を加え中華粥風に食べさせたり、刻みうどんのトッピングにツナの水煮と刻みのりを加えるなど他の食べ物と組み合わせるように心がけましょう。
のりを使った離乳食のレシピ
ここではのりを使った離乳食のレシピについて紹介します。
のりの味噌汁(後期)
<材料>
- 焼き海苔かあおさのり(8切り1枚程度)
- はじめのかつおだし 20g
- 水50cc
- 豆腐 10g
- 味噌 少々
<作り方>
- 焼き海苔を細かくちぎる(あおさの場合は洗って異物を取る)
- かつおだしと水で豆腐とのりを湯がく、味噌を風味付け程度に加える
のりたまそぼろ(完了期)
<材料>
- 卵黄 1個
- はじめの森林そぼろ 1/2袋
- 刻みのり 少々
- ごま油(小さじ!)
- 醤油 少々
<作り方>
- はじめの森林そぼろを折って半分解凍する
- 卵黄とそぼろを混ぜて、醤油を加え炒める
- 火が通ってきたタイミングで刻みのりを加えて和える
おにぎり風茶漬け(完了期)
<材料>
- お米 80g
- 焼き鮭 15g
- 赤ちゃん用お茶
- はじめのかつおだし 1個
- 刻みのり
<作り方>
- 具材を入れておにぎりを握る
- 上から刻みのりをかけ、解凍したはじめのかつおとお茶を注ぐ
まとめ
今回は離乳食におけるのりについてまとめてみました。食べ方や量に注意が必要ですが、栄養豊富な食材です。上手に離乳食に組み入れましょう。
ファーストスプーンでは離乳食にまつわる記事をアップロードしています。気になる記事があればもう1記事ご覧いただけますと幸いです。
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