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バリッとしたチーズの焼き目と滑らかでコクのあるホワイトソースともちもちとした食感のマカロニが美味しいグラタン。子どもにも大人気な料理の一つです。

「離乳食にグラタンを取り入れたい!」という方も多いのではないでしょうか?離乳食でグラタンはいつから取り入れることができるのか、レシピや冷凍保存などを網羅的に解説します。

乳製品や様々な具材を入れることができ、食欲が少ない時期に重宝します。上手に離乳食に取り入れましょう。

離乳食のグラタンはいつから食べられるか?

離乳食におけるグラタンは中期頃から与えることができます。元々赤ちゃん用のホワイトソース販売されているため、離乳食に取り入れやすい部類と言えるでしょう。

ホワイトソースが赤ちゃん用に調整されています。主原料とされるクリームパウダーや全粉乳、クリーミングパウダーですが、このように定義されています。

表示基準

  • クリームパウダー.乳固形分が95%、乳脂肪分50%以上※主原料がクリーム
  • 全粉乳.乳固形分が95%、乳脂肪分25%以上

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クリーミングパウダーは定義が複雑です。水飴や植物油脂で作られたミルク風のものもクリーミングパウダーと表記しますが、乳製品・乳糖が主体のものもクリーミングパウダーと表記します。このように乳が主体でありながらこのように表記するのはクリームが主成分では無いからです。

乳等を主要原料とする食品という表記で植物油脂を使用している場合は、乳脂肪分と植物油脂の割合記載がどこかにあります。無い場合は乳脂肪分だけです。

見たことのない食品表示を見ると不安に思う気持ちは、子を持つ親として当然の感情です。表示を分解してみると人工乳にも使われている成分が多いです。

グラタンに入れるおすすめ具材

ホワイトソースやナチュラルチーズが含まれており、鶏肉やジャガイモ、にんじんだけでも十分ですが、栄養豊富なかぼちゃのペーストや鉄分補給にほうれん草・赤身の牛ひき肉を細かく刻んで入れ込んでも良いでしょう。

脂質が高くなりすぎないように気をつけてください。


月齢別グラタンの進め方一覧表

月齢別の進め方は下記の通りです。大人用のマカロニを使う場合は、茹が不要なマカロニでも柔らかくなる前で茹でたものがおすすめです。

月齢	食べられる形状の目安	使える食材の例	調理のポイント
中期(7〜8ヶ月)	なめらかなペースト状(とろとろのポタージュ状)	かぼちゃ、じゃがいも、にんじん、白身魚、鶏ささみ	具材はすべて裏ごしまたは細かくすりつぶす。ホワイトソースは牛乳+小麦粉のみ(バターは不使用)。チーズは使わない。
後期(9〜11ヶ月)	舌でつぶせるやわらかさ(5mm角程度のみじん切り)	マカロニ(赤ちゃん用の刻みパスタがおすすめ)、鶏ひき肉、鮭	具材は細かく刻む。赤ちゃん用のベビーフードを使う。普通のマカロニは通常の2倍の時間茹でて指で簡単につぶせる硬さにする。
完了期(12〜18ヶ月)	歯ぐきで噛めるやわらかさ(1cm角程度)	粉チーズ(少量)、牛ひき肉、ほうれん草、ブロッコリー、コーン	大人用から取り分けが可能に。牛ひき肉は脂質が少ないもの。

グラタンを初めて赤ちゃんに食べさせる時の鉄則

  1. 初めての食材は平日の午前中に、小さじ1杯から試す(万が一のアレルギー時に医療機関を受診できるようにするため)。
  2. アレルギー特定原材料(乳・小麦)を個別にクリアしてから食べさせる
  3. オーブンや鍋からグラタン皿取り出しそのまま食べさせない

やはりグラタンはアレルギーが気になるため、乳・小麦を食べさせたことがない場合は注意してください。またグラタン皿を直接食べさせず、取り分けをしてあげましょう。皿を掴んでしまったり、ソースを直接手で触ってしまうことが考えられます。ある程度冷ましてから食べさせましょう。


離乳食グラタンで置き換えられる材料

必ずマカロニや牛乳を使う必要もないので、置き換えられる食材をピックアップしてみました。諦める必要はありません。

グラタンの置き換え

  • 牛乳:調整豆乳、ライスミルク。ナッツ類が大丈夫であればアーモンドミルク。
  • 小麦:米粉パスタ、とうもろこし粉マカロニ
  • チーズ:植物性チーズ、植物性マヨネーズ(カロリーが高いため注意必要ですが、かなり近い味がします。)
  • バター:オリーブオイル、マーガリン(トランス脂肪酸低減)

これらの食品をうまく組み合わせるとホワイトソースを使ったグラタンの様な仕上がりになります。特に米粉パスタは普通のパスタより生麺に近い食感なのでおすすめです。


【月齢別】離乳食グラタンの簡単レシピ3選

グラタンを使った離乳食のメニューをいくつか紹介します。

かぼちゃと白身魚のなめらかグラタン風中期(7〜8ヶ月頃)

  • 調理時間目安:約15分

材料

  • はじめのかぼちゃ:20g
  • 白身魚(真鯛・カレイなど):5g
  • ベビーフード用ホワイトソース:規定量(付属スプーン1杯)
  • お湯:ホワイトソースの規定量(15ml程度)

作り方

  1. かぼちゃは茹でるかレンジで加熱してやわらかくする。白身魚は茹でて皮と骨を除き、すりつぶす。
  2. ホワイトソース、水を加えて馴染ませる
  3. 弱火にかけ、馴染むまで加熱する、水分がたりない場合は追加でお湯を加えて伸ばす

特徴:オーブンで焼かない、ポタージュ状のとろとろメニューです。

ほうれん草とツナのグラタン後期(9〜11ヶ月頃)

  • マカロニ(ベビー用など小さいもの):15g
  • ツナ缶:10g
  • ほうれん草;3g(茹で上がり)

ホワイトソース(まとめて作る)

  • 牛乳:150ml
  • 小麦粉:15ml
  • バター:15g
  • 作り方

ホワイトソース

  1. バターをごく弱火で溶かし、小麦粉を加える
  2. 少し黄色くなり、粘度が出てくるぐらいまで練る
  3. 牛乳を少量加えて、攪拌する
  4. しっかり攪拌して伸び切っており、ある程度まとまった段階で牛乳を加える
  5. 馴染ませて温度を下げてから冷凍袋に小分けする
  6. 冷凍庫保存

グラタン

  1. ほうれん草をカットして水にさらす
  2. 色が濃い緑色になるまで茹でる
  3. 赤ちゃん用のマカロニを茹でる
  4. ツナ缶とほうれん草の余計な水分を取る
  5. 具材とホワイトソースを加えて少し加熱する
  • 冷凍保存:小分け冷凍可(1週間以内)。解凍時に少し水分(牛乳や水)を足すと、ボソボソ感を防げます。

一緒に食べるほうれん草と鮭の本格焼きグラタン(完了期)

  • 特徴:トースターで焼き色をつけ、大人の取り分けもしやすい本格派レシピです。
  • 調理時間目安:約20分
  • 材料(1食分)
  • 鮭:15g
  • ほうれん草(葉先):10g
  • 玉ねぎ(5mm角):15g
  • マカロニ:15g
  • 牛乳:150ml
  • 小麦粉:大さじ1/2
  • 無塩バター:3g
  • パルメザンチーズ:適量
  • パン粉:適量(破砕する)
  • 作り方
  1. 鮭は茹でて皮と骨を除き、一口大にほぐす。ほうれん草は下茹でして冷水にとり、水気をしっかり絞って5mm幅に刻む。
  2. マカロニはやわらかめに茹でておく。
  3. 鍋にバターを溶かし、玉ねぎを炒め、小麦粉を加えて弱火で炒め合わせる。牛乳を少しずつ加えてダマにならないように混ぜながら、鮭とほうれん草を加えて加熱する。
  4. 大人用は取り分けてしっかりと味をつける
  5. 茹でたマカロニと塩を加え混ぜ、耐熱容器に移してチーズとパン粉をのせる
  6. トースターで表面にうっすらと焼き色がつくまで3〜5分焼く。
  • 冷凍保存:焼く前の状態でカップ等に分け冷凍可。食べる直前にトースターで焼いてください。

離乳食グラタンを失敗なく作るコツ

  • コツ① ダマにならないホワイトソースの作り方
    • 牛乳を冷たいまま一気に入れないようにしましょう。ホワイトソースはしっかりと練ってペースト状態になったものを徐々に伸ばします。最初は小さじ1程度から徐々に加えると失敗しにくいです。
  • コツ② 離乳食に最適な「とろみ」加減の見極め方
    • スプーンで持ち上げた時にスプーンに液体がついてくる程度を目指します。ゆるすぎる場合は、少し加熱をして水分を飛ばしてあげましょう。
    • 水分を飛ばしすぎてしまった場合は、お湯で少し伸ばしてあげると良いです。
  • コツ③ 冷凍ストックで賢く時短する方法
    • ホワイトソースはあらかじめ小分けの袋に入れてると温度が下がりやすいです。
    • 出来上がりのグラタンを冷凍する場合は、シリコンカップやアルミカップに入れて1食分ずつ小分けで冷凍しましょう。その際、空気に触れないようにしっかりと脱気して袋に入れてください。

まとめ

離乳食のグラタンは、中期(7〜8ヶ月頃)から取り入れられる栄養満点のメニューです。月齢に合わせて形状や具材を調整し、簡単レシピや冷凍保存のコツを活用すれば、忙しいママ・パパでも作りやすいのが魅力。乳・小麦アレルギーがある場合は代用食材で対応可能です。

アレルギーに十分注意しながら、赤ちゃんの成長に合わせてぜひグラタンを離乳食に取り入れてみてください。

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参考文献

1.厚生労働省:乳等省令における規定(抜粋).2026年6月29日閲覧.URL.https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000515092.pdf