蒸し器いらず、レンジで簡単ふわふわ離乳食の蒸しパン!手づかみできるおやつのレシピ

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

蒸しパンは、ごはんにもおやつにもなるので赤ちゃんの離乳食にぴったりです。そろそろ蒸しパンにチャレンジしてみたいと考えているママ・パパも多いのではないでしょうか。

この記事では、「離乳食の蒸しパンはいつから始められる?」「蒸しパンを与えるときの注意点は?」といったママ・パパの疑問を解消します。レンジで簡単に作れる米粉を使った蒸しパンレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

こちらのコラム記事では、離乳食における米粉について詳しく紹介しています。興味のある方は、チェックしてみましょう。

関連記事:離乳食で米粉はいつから?おすすめのレシピやおかゆを作る際に注意したいポイント

離乳食の蒸しパンはいつから?時期別の進め方と注意点

蒸しパンを与える時期は、離乳食後期(9〜11ヶ月)以降が目安です。

蒸しパンは糖質を多く含んでおり、消化器官が未発達の赤ちゃんは消化不良を起こすリスクがあります。喉に詰まらせるおそれもあるため、初期(5~6ヶ月)・中期(7~8ヶ月)に与えるのは避けましょう。

ここでは、離乳食の蒸しパンの進め方と注意点を解説します。

【時期別】蒸しパンの進め方と注意点

離乳食後期(9〜11ヶ月)は、食べ物への興味がどんどん湧いてくる時期です。この時期の赤ちゃんは、手づかみ食べをしたい気持ちが強くなってきます。蒸しパンは形が崩れにくくつかみやすいので、手づかみ食べにぴったりのメニューです。

月齢赤ちゃんへの与え方
後期(9〜11ヶ月)小さくちぎって少しずつ口に入れてあげる
完了期(12ヶ月以降)手づかみしやすい大きさにちぎって与える

食べ物を噛む力は赤ちゃんによって差があるので、「食べにくくないかな?」「上手にカミカミできているかな?」と様子を見ながら与えるようにしましょう。

蒸しパンは水分量が少なくてパサパサしているため、口いっぱいに詰め込んだり噛まずに飲み込んだりすると唾液を吸って喉に詰まりやすくなります。赤ちゃんが美味しく安全に食べられるように、お茶やスープなどの飲み物と一緒に与えることがポイントです。

蒸しパンを与える前に、まずは水分で口の中を潤しておくと良いでしょう。

離乳食の蒸しパンは食物アレルギーに注意!

蒸しパンの材料として使われることが多い「小麦粉」「卵」「牛乳」は、赤ちゃんが食物アレルギーを起こしやすいと言われています。赤ちゃんに蒸しパンを食べさせる前に、これらの食物にアレルギー反応が出ないかどうか確かめておきましょう。

アレルギーの診断を受けている赤ちゃんや不安がある赤ちゃんでも、似ている食物を代わりに使えば安心して蒸しパンを食べられます。小麦粉の代用品として米粉、牛乳の代用品として豆乳や水が使われることが多いです。

卵を使わない蒸しパンのレシピもあるので、赤ちゃんの体質に合ったものを選びましょう。

蒸し器不要!電子レンジで簡単!米粉蒸しパンレシピ

「蒸しパン=専用の調理器具で作るもの」と思っているママ・パパも多いのではないでしょうか。蒸しパンのレシピには蒸し器やせいろを使ったものが多いので、「自分にはハードルが高いかも…」と心配している方もいるでしょう。

そんな方には、電子レンジを使った蒸しパンレシピがおすすめです!簡単にふわふわな蒸しパンが作れるので、ぜひチャレンジしてみましょう。

電子レンジで美味しい蒸しパンを作るポイントは、「どれくらい加熱するか」です。加熱時間が短いと生焼けに…、長すぎるとパサパサしたり固くなったりするので注意しましょう。

蒸し器不要で簡単に作れる米粉蒸しパンレシピを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

また、こちらのコラム記事では、米粉の特徴や活用法について詳しく紹介しています。米粉を初めて使う方は、チェックしてみましょう。

関連記事:離乳食で米粉はいつから?おすすめのレシピやおかゆを作る際に注意したいポイント

レシピ①基本の「米粉蒸しパン」

ほんのり甘い米粉蒸しパンの基本レシピです。

【材料】

  • 米粉…50g
  • 砂糖…15g
  • 牛乳(豆乳・水で代用可)…60ml
  • ベーキングパウダー…3g
  • 塩…ひとつまみ

【作り方】

  1. 米粉・砂糖・ベーキングパウダー・塩を均一になるようによく混ぜる
  2. 牛乳を加えて手早くしっかりと混ぜる
  3. カップに生地を流し入れて耐熱皿に乗せる
  4. ラップをせずに電子レンジで(600W)2~3分加熱する

加熱が終わったら、爪楊枝や竹串を刺して生焼けになっていないかチェックします。生地が付いてこなければOKです。生地がついてくるときは、様子を見ながら再加熱してしっかり中まで火を通しましょう。

レシピ②栄養補給を手軽に!「きなこ蒸しパン」

きなこ蒸しパンは、たんぱく質・鉄分・カルシウムなどの栄養素を手軽に補給できるメニューです。

【材料】

  • 米粉…80g
  • きなこ…20g
  • 砂糖…10g
  • 牛乳(豆乳・水で代用可)…110ml
  • ベーキングパウダー…4g

【作り方】

  1. 米粉・きなこ・砂糖・ベーキングパウダーを均一になるようによく混ぜる
  2. 牛乳を加えて手早くしっかりと混ぜる
  3. カップに生地を流し入れて耐熱皿に乗せる
  4. ラップをせずに電子レンジで(600W)2~3分加熱する

きなこが気管に入ると咳き込んでしまうため、溶け残りがないようにしっかりと混ぜてから加熱しましょう。

レシピ③赤ちゃんに人気!栄養満点な「野菜蒸しパン」

ニンジンやほうれん草、カボチャなどを混ぜるだけで、栄養満点な野菜蒸しパンが作れます。赤色や緑色など色鮮やかな野菜を使うとカラフルに仕上がります。

【材料】

  • 米粉…100g
  • 砂糖…20g
  • ニンジン…40g
  • 牛乳(豆乳・水で代用可)…70ml
  • ベーキングパウダー…4g

【作り方】

  1. すりおろしたニンジンに牛乳を加えて混ぜる
  2. 米粉・ベーキングパウダーを加えてさっくりと混ぜ合わせる
  3. カップに生地を流し入れて耐熱皿に乗せる
  4. ラップをせずに電子レンジで(600W)2~3分加熱する

野菜ペーストを活用すると、より簡単に野菜蒸しパンが作れます。
ファーストスプーンの「はじめの雪下にんじん」「はじめのほうれん草」「はじめのかぼちゃ」もぜひ活用してください!

蒸し器不要!電子レンジで簡単!米粉蒸しパンレシピ

作り置きで楽ちん!離乳食蒸しパンの冷凍保存と解凍のコツ

電子レンジで作る蒸しパンは、材料さえあれば手軽に作れます。まとめて作って冷凍しておけば、作る手間も省けてごはんやおやつの準備もスムーズです。

以下では、蒸しパンの正しい冷凍保存の手順と解凍のコツ、冷凍保存の期間目安を解説します。

蒸しパンの正しい冷凍保存の手順

蒸しパンを作り置きするときは、次の手順で冷凍保存をしましょう。

  1. しっかりと冷ましてから空気が入らないように1つずつラップで包む
  2. 密封できる保存袋に入れて中の空気を抜いて冷凍する

蒸しパンの美味しさをキープするには、空気に触れないようにラップでしっかりと包むことがポイントです。大きなサイズで蒸しパンを作ったときは、使いやすいように1食分ずつカットしておきます。

品質の劣化やにおい移りを避けるために、保存袋は必ず耐冷タイプを選びましょう。

蒸しパンをふわふわに美味しく解凍するコツ

冷凍保存した蒸しパンは、自然解凍するか電子レンジで加熱して解凍します。

自然解凍する場合は、菌の繁殖をふせぐために冷蔵庫に移して解凍しましょう。赤ちゃんに食べさせるときは、電子レンジで軽く温めます。電子レンジで解凍する場合は、ふんわりとラップをかけて加熱します。加熱時間は、600Wで30秒~1分半が目安です。

電子レンジで加熱すると、どうしても水分が奪われてパサつきやすくなります。ふわふわな食感を保つために、霧吹きなどで蒸しパンの表面を湿らせてから温めるのがおすすめです。

一度解凍した蒸しパンは、品質劣化や菌の繁殖により食中毒のリスクが高まるため、再冷凍は避けましょう。

冷凍した蒸しパンの保存期間目安

冷凍保存しておけば必要なタイミングで蒸しパンを用意できるのでとても便利です。ただし、「冷凍保存=賞味期限がなくなる」というわけではありません。

冷凍した蒸しパンの保存期間は、2~3週間が目安です。赤ちゃんの健康のためにも、保存期間の目安を守って使い切りましょう。冷凍保存するときに調理日や使い切りたい日付を保存袋にメモしておくと、ストックの把握がしやすくなります。

まとめ

今回は、離乳食の蒸しパンの進め方と注意点、おすすめのレシピについて詳しく解説しました。蒸しパンデビューを考えているママ・パパさんは、与える時期や食物アレルギーについて知識を深めた上で、赤ちゃんの成長や体質に合わせて進めていきましょう。

ファーストスプーンは、ママ・パパが赤ちゃんとの絆を深める離乳食をお届けしたいと考えています。国産の厳選食材を使用したベビーフードをご用意しているため、離乳食期にぜひご活用ください。

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