離乳食の豆腐は万能食材!月齢別の与え方&簡単アレンジレシピを徹底解説
離乳食で使用できる食材にはさまざまなものがありますが、なかでも豆腐は万能食材と言われているのをご存じでしょうか。豆腐は柔らかくて下ごしらえもしやすいので、離乳食が初めてのママやパパにおすすめです。
本記事では、豆腐はいつから離乳食として使えるのか、豆腐の栄養素などについて解説します。豆腐を使った簡単レシピも紹介するので、ぜひ毎日の離乳食づくりの参考にしてみてくださいね。
豆腐はいつから食べられる?月齢別の与え方とポイント

豆腐は柔らかくて下ごしらえがしやすく、離乳食初期から活躍できる食材の1つです。まず、この見出しでは月齢別の与え方とポイントについて見ていきましょう。
豆腐の月齢別の与え方
豆腐はたんぱく質が豊富なため、離乳食初期から積極的に食べさせたい食材です。月齢別の目安量と形状は次の表を参考にしてみてください。
形状 | 目安量 | |
離乳食初期 | すりつぶしてペースト状にする | 約5~10g |
離乳食中期 | 舌でつぶせるくらいの硬さにする | 約30~40g |
離乳食後期 | 歯ぐきでつぶせるくらいの硬さにする | 約45g |
離乳食初期はすりつぶして、ペースト状にした豆腐を与えましょう。離乳食中期は舌でつぶせるくらいの硬さにカットし、粗くつぶしたものを用意してあげてください。
離乳食後期になると、歯ぐきでつぶせるくらいの柔らかい豆腐がおすすめです。赤ちゃんの月齢が進むにつれて形状や硬さ、目安量を調節していきましょう。
離乳食に豆腐を使用するときのポイント
離乳食に豆腐を使用する場合は、次にあげるポイントに気を付けましょう。
- 絹ごし豆腐から使用する
- 必ず加熱すること
- 大豆アレルギーに気を付ける
豆腐は絹ごしと木綿の2種類がありますが、まずはなめらかな触感の絹ごし豆腐から使用しましょう。裏ごししやすくつぶしやすいので、離乳食初期に最適です。
また、赤ちゃんは免疫力が低いため、必ず加熱することを徹底してください。ただし、豆腐を加熱しすぎると食べにくくなるため、電子レンジで2~30秒程度加熱するのもおすすめです。
最後に、豆腐は主原料が大豆なので大豆アレルギーに注意が必要です。
離乳食初期から使用できる食材ですが、はじめて与える場合は必ず耳かき1杯程度の量にして、赤ちゃんの様子を見ましょう。
豆腐の栄養素と赤ちゃんの成長への効果
絹ごし豆腐150gに含まれる主な栄養素は次のとおりです。
たんぱく質:8g | 脂質、炭水化物と並ぶ3大栄養素の1つ |
ビタミンE:0.2㎎ | 血管を健康に保つのに必要な栄養素 |
カルシウム:110㎎ | 骨や歯の主な構成成分 |
鉄分:1.8㎎ | 日本人が不足しやすい栄養素の1つ |
マグネシウム:75㎎ | 筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温・血圧の調整に必要 |
カリウム:230㎎ | 人体に必要なミネラルの一種 |
大豆イソフラボン | 大豆の胚芽部分に多く含まれている成分 |
豆腐には良質な植物性タンパク質を豊富に含んでおり、赤ちゃんの成長に欠かせない成分です。それ以外にもビタミンEやカルシウム、鉄分といった成分も豊富に含まれています。
豆腐は消化にやさしく、赤ちゃんの消化器官にも負担が少ないので、ぜひ毎日の離乳食に積極的に取り入れましょう。
豆腐を使った簡単レシピ:月齢別のおすすめメニュー

豆腐を使用した月齢別のおすすめメニューを紹介します。誰でも簡単に作れるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
離乳食初期
【豆腐とにんじんのおかゆ】
- 10倍がゆ:30g
- 絹ごし豆腐:20g
- にんじん:5g
- だし汁:適量
【作り方】
1.豆腐を茹でてすりつぶし、10倍がゆとだし汁を加えて混ぜ合わせる
2.茹でて柔らかくなったにんじんをすりつぶし、おかゆの上にのせる
豆腐と10倍がゆだけだと味気ない見た目ですが、にんじんの鮮やかな色合いで食欲も増しますね。おかゆがない場合は豆腐と野菜、だし汁を混ぜただけでも立派なスープになりますので、ぜひいろいろと試してみましょう。
離乳食中期
【豆腐とキャベツの煮物】
- 絹ごし豆腐:30g
- キャベツ(葉先):20g
- 削り節:少々
- だし汁:大さじ3
- 水溶き片栗粉:少々
【作り方】
- 豆腐とキャベツを茹でる
- 豆腐は5㎜の角切りにし、キャベツはみじん切りにする
- 小鍋にだし汁を入れて火をかけ、豆腐とキャベツを入れてひと煮立ちさせる
- 水溶き片栗粉を入れてとろみをつける
- 器に盛り、削り節をのせる
離乳食初期とは異なり、豆腐をつぶさなくても食べられるようになるので、ぜひ作ってみたくなるレシピです。水溶き片栗粉であんかけにすることで、食べやすくなるよう工夫をしています。
キャベツ以外にもかぼちゃやタラなど、なんでもアレンジ可能ですよ。
離乳食後期
【豆腐とひじきのつくね】
- 乾燥ひじき:小さじ1
- 絹ごし豆腐:3cm角1個
- 鶏ひき肉:大さじ1
- 醤油:1~2滴
- 片栗粉:小さじ1/2
- サラダ油:少々
- だし汁:大さじ2
【作り方】
- 乾燥ひじきを水で戻し、みじん切りにする
- 絹ごし豆腐をキッチンペーパーで包んで間重しし、水を切ってからつぶす
- 鶏ひき肉、乾燥ひじき、絹ごし豆腐、醤油、片栗粉を混ぜてよくこねる
- 3つに分けて平たく丸める
- フライパンにサラダ油をひき、つくねを両面焼く
- だし汁を加えて水分がなくなるまで焼く
離乳食後期になると手づかみができるようになるので、子どもが食事をより楽しめるようにいろいろな形を作ってみましょう。
豆腐を使った便利な作り置きと保存方法
豆腐は冷凍保存可能ですが、保存方法を間違えてしまうと食感が変わったり変色したりするため注意が必要です。そこで、この見出しでは便利な冷凍保存の方法について紹介します。
豆腐の基本の保存方法
豆腐はそのまま冷凍保存をしてしまうと、高野豆腐のようなボソボソとした食感になるため赤ちゃんの離乳食には適していません。そこでおすすめなのが、豆腐をペースト状にして冷凍する方法です。
豆腐を湯通しして、冷凍用保存袋に入れたあとにつぶしてもよいですし、すり鉢ですりつぶしたあとに冷凍保存用容器に入れても大丈夫です。1回量ずつ小分けをすれば、離乳食のときに使いやすいのでおすすめです。
ただし、冷凍期間の目安は1~2週間のため、使い切れる量の豆腐を冷凍してくださいね。
豆腐の解凍方法
冷凍した豆腐を使用する場合は、必ず加熱して解凍しましょう。自然解凍は時間がかかるうえに雑菌が繁殖しやすくなるため絶対にしないでください。
湯通ししたあとに冷凍をしたとしても、雑菌が繁殖する可能性はゼロではないため、電子レンジや鍋を使用してしっかりと加熱解凍をしましょう。
電子レンジで解凍をする場合は熱で水分が蒸発するため、水やだし汁を加えたうえで加熱をします。耐熱容器に冷凍した豆腐を入れ、水かだし汁を入れてふんわりとラップをしてから解凍しましょう。
離乳食を作ってから冷凍をする作り置きもおすすめ
月齢別のおすすめメニューで紹介したおかゆを作ったあとに、そのまま冷凍をするのもおすすめです。作り置きをしておけば離乳食を毎回作る手間が省けるので、赤ちゃんのお世話や家事に追われているときも乗り切れます。
もう1品なにか欲しいときにも便利に使用できるので、ぜひ積極的に活用してみてくださいね。ただし、作り置きは保存期間や適切な保存方法を守ることが大切です。使い切れる量のみ冷凍保存することを忘れないでください。
まとめ
離乳食初期から活用できる豆腐の月例別の与え方や、アレンジレシピなどを紹介しました。
豆腐は柔らかくて下ごしらえしやすく、また栄養も豊富なため、離乳食初期から積極的に食べさせたい食材です。本記事で紹介したアレンジレシピをぜひ参考にして、ぜひさまざまな食材を赤ちゃんに食べさせてあげましょう。
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