離乳食で米粉はいつから?おすすめのレシピやおかゆを作る際に注意したいポイント
グルテンフリーで和菓子やビーフンなどに使われる米粉。最近では、小麦粉の代替としてパンやパスタ、洋菓子などにも使われています。
今回は離乳食における米粉について、いつから食べさせていいのか、おすすめのレシピやおかゆを作る際のポイントについてまとめてみました。
離乳食で米粉はいつから?食べさせて大丈夫
離乳食で米粉は、初期の頃から重湯や10倍粥の代わりに使われています。米粉を大さじ1杯に水を加えて煮詰めていきます。狙ったちょうど良いとろみになれば完成です。
中期以降に関しては、おやきやとろみをつける目的で活用すると良いでしょう。
日本初のベビーフードは、炊いたお米を乾燥させたアルファ米を粉砕したものです。現在でもライスシリアルという形で様々な製品が販売されています。
米粉の特徴について
米粉には、うるち米ともち米から作られるものに分けられます。代表的なものとして、うるち米を使った上新粉、もち米を使った白玉粉が有名です。
もち米を使った米粉は、練る性質があり離乳食では、米粉または上新粉と記載があるものを用いるようにしましょう。
米粉は加熱する必要がある?
米粉にも複数種類があり、道明寺粉のように蒸した米を乾燥させて挽いたものや、生米を浸漬させて挽くものがあります。
パッとみてアルファ化米か生米か、見分ける方法は難しいため、小麦粉同様しっかり加熱してから用いるようにしましょう。
米粉を離乳食に取り入れるのは危険?
しっかりと加熱すれば離乳食に使用しても問題はないと思われます。しかし、サジェストには、米粉が危険と言われており下記の内容が挙げられています。
・米にもアレルギーがある
・小麦粉と同じ製造ラインで製造している可能性がある
・餅粉を練ってしまいむせる原因になる
米にもアレルギーがあると言われておりますが、具体的なデータは少ないです。
同一製造ラインのコンタミネーションについては、「本品製造工場では、小麦を含む製品生産しています。」というような文言の記載があるかと思われます。
ミックス粉と米粉の間違いを防ぐ観点からも表記は、しっかりと確認して用いるようにしましょう。
餅粉を使う場合、団子を作るように砂糖を加えてしまうと誤嚥してしまう可能性があります。練りすぎないように注意が必要です。
アレルギーについて補足
離乳期は統計上、乳卵小麦が多いとされています。食べられるものがはっきりしていない時期でもあり、米粉と小麦粉を間違えないように注意しながら食べさせましょう。
0歳群は鶏卵、牛乳、小麦で 96.2%を占めた。1・2歳群から7-17 歳群までは、鶏卵、牛乳、木の実が上位3品目を占めた。鶏卵・牛乳の占有率は加齢に伴い低下傾向にあり、0歳群では 85.3%であったが、7-17 歳群 31.3%であった。木の実類は、1・2歳群で3位 (15.4%)、3-6歳群で1位(27.8%)、7-17 歳群で2位 (16.9%)であった。
引用)食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業 報告書
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/assets/food_labeling_cms204_220601_01.pdf
米粉をおかゆに使う際の注意点と分量
米粉をおかゆに使う場合、仕上がりが安定しない点に注意が必要です。離乳食向けの粉末おかゆを使うとダマになることを防ぐことができます。
米粉15gに水150ccから弱火で水分を飛ばして適度な柔らかさに固定すれば、失敗することが少なくなります。1:10の割合で作ってみましょう。
米粉と米の栄養の違い
うるち米と米粉を比較した場合、水分量の差によってややカロリーが高い値になっております。他の栄養素では鉄分やビタミン群が大きく変化します。
同じようなうるち米を用いた上新粉と比較した場合、こちらは亜鉛の値がうるち米が変化し、鉄分の値は変わらないため計測方法による誤差が大きいです。
胚芽精米を使った方が良いのか
ベースとなるミネラルやビタミンが多くなります。初期の段階では胚芽の部分がざらつくため気になりやすいですが、中期以降に混ぜてみても良いと思われます。
玄米と違い米全体の3%程度が胚芽として残り、気になりにくい点が特徴です。
米粉を使った離乳食のレシピを紹介
ここでは米粉を使った離乳食のレシピを紹介します。
豆乳クラムチャウダー(12〜18ヶ月)
<材料>
- 豆乳
- 野菜だし
- あさり
- じゃがいも
- たまねぎ
- にんじん
- グリンピース
- 米粉
- 食塩
<作り方>
- あさりの塩を抜いて適度な大きさにカットする
- 野菜を炒めて米粉を馴染ませる
- 豆乳を加えながら煮込む
- 食塩で味を軽く整える
豆乳と野菜をあさりと一緒に煮込みました。小麦と乳製品が不使用のクラムチャウダーです。
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まとめ
今回は離乳食における米粉についてまとめてみました。10:1の割合で初期のおかゆを作ったり、小麦粉を用いるクラムチャウダーの代替として使うことができます。
時短料理やアレルギーの代替として米粉を用いてみてはいかがでしょうか?
ファーストスプーンでは離乳食にまつわる記事をアップロードしています。気になる記事があればもう1記事ご覧いただけますと幸いです。
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