離乳食でそら豆はいつから?茹で方や手づかみ食べや完了期のレシピについて
ほくほくした食感でコクのある味わいのそら豆。おつまみに塩茹でして食べたり、素揚げしてフライビーンズにして間食に食べられることが多いです。
今回は、離乳食におけるそら豆はいつから食べられるのか?茹で方や手づかみ食べ、完了期のレシピについてまとめてみました。
そら豆の特徴について
そら豆は、北アフリカや地中海が原産の豆類と言われております。紀元前数千年前から食べられてきたと考えられており、ピラゴラスが忌避していたという逸話が有名です。
味は大粒の豆らしいコクとほくほくとした食感が魅力的です。独特の豆の風味から苦手な人も多いですが、酒を入れて茹でるとマスキングされて食べやすくなります。
体質的に食べられない人がいる
そら豆中毒というグルコース-6-リン酸脱水素酵素欠損症を持っている人が食べると、血液中に異常をきたすことがあります。
日本人では数千人に一人のような割合で発症すると考えられておりますが、赤ちゃんにそら豆を食べさせる場合には、体に黄疸がでないか、顔色や手足の様子を見て貧血がないか確認した方が良いでしょう。
そら豆は離乳食でいつから使えるのか?
そら豆は離乳食で初期から食べさせて良いとされています。アレルギーやそら豆中毒の可能性もあるため、必ず少量から食べさせるようにしましょう。
外側の皮は硬くて食べられません。必ず皮を剥いたものを食べさせる様にしましょう。
素揚げは離乳食が終わってから
フライビーンズの様な固い豆は離乳食が終わって5歳頃まで食べさせない方が良いでしょう。丸呑みしてしまったり、豆の破片を誤嚥してしまうことがあります。
特に素揚げは水分が抜けてカリカリとした食感になるため注意が必要です。
そら豆の目安量
そら豆中毒は、具体的にどのくらい食べさせれば安全という様なものは確認できせんでした。耳かき程度から食べさせ、アレルギーや貧血の症状が出ないか確認しながら徐々に増やしていきましょう。
そら豆の茹で方と皮の剥き方
そら豆は、2〜3分程度茹でると良いとされていますが、離乳食では通常に比べて1.5倍茹でると良いとされています。4分〜5分程度湯掻いてみましょう。
加熱前に上部の出っ張りに切れ込みを入れて湯掻いた後に剥くと綺麗に皮を剥くことができます。
そら豆を離乳食で手づかみ食べに使って良いか
豆類をそのまま手づかみ食べに用いる方法は、誤嚥してしまう可能性があります。ペースト状にするか、柔らかく煮込んでから用いると良いとされており、好ましくないとされています。
茹でたそら豆をすりつぶしてペースト状にし、ロールサンドの様に食べるように調整しましょう。
そら豆の栄養価について
日本食品標準成分表では、野菜類の中でかなりたんぱく質が高く、鉄分や亜鉛の他にビタミンBやビタミンC、食物繊維などの栄養素を含みます。
同じ豆類の枝豆と比較した場合、タンパク質が多く、脂質が少なくヘルシーな点が魅力の1つです。
相性の良い組み合わせ
カルシウムを多く含むヨーグルトやしらすなどと相性が良いです。他にもひよこ豆やいわしやさばの水煮など骨が崩れやすい青魚がおすすめです。
そら豆を使った離乳食のレシピ
ここではそら豆を使った離乳食のレシピを紹介します。離乳食の進捗には個人差があるため、調整しながら用いる様にしましょう。
そら豆のペースト(初期)
<材料>
- そら豆 20g
<作り方>
- そら豆を茹でて皮をむく
- すり鉢に移して擦る
そら豆とじゃがいものマッシュポテト(中期)
<材料>
- じゃがいも 20g
- そら豆ペースト 5g
- しらす 5g
<作り方>
- しらすを塩抜きする。
- じゃがいもを茹でてマッシュする
- 解凍したそら豆のペーストとしらす、じゃがいも混ぜる
そら豆とひよこ豆のフムス風(後期)
<材料>
- ひよこ豆の水煮 100g
- そら豆のペースト 20g
- すりごま 小さじ1
- オリーブオイル 小さじ1/4
- レモン 少々
- 塩 少々
- 彩り野菜スティック 1袋
<作り方>
- ひよこ豆の水煮とそら豆のペースト、他の具材を加えフードプロセッサーで攪拌する
- 彩り野菜スティックを解凍して小分けしたソースを付けながら食べさせる
一緒に食べるフムスとライ麦パンのホットサンド(完了期)
<材料>
- ライ麦パン
- フムス
- スライストマト
- スライスチーズ
- レタス
- 塩胡椒
- ガーリックパウダー
<作り方>
- 大人が食べるフムスに塩胡椒、ガーリックパウダー、ねりごまを加える
- ライ麦パンを加熱する焼く
- お好みでレタス、スライストマト、スライスチーズを加えてサンドする
- 赤ちゃん分は味をつける前にサンドしておく
まとめ
離乳食におけるそら豆についてまとめてみました。そら豆はアレルギーやそら豆中毒に注意が必要ですが、とても栄養豊富な豆類の1つです。
これを機会にそら豆を離乳食で取り入れるきっかけになれば幸いです。
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