離乳食でセロリはいつから?おすすめのレシピや初めて食べさせるポイント
今回は離乳食におけるセロリはいつから使えるのか?おすすめのレシピや初めて食べさせるポイント、アレルギーや下ごしらえについてまとめてみました。
ジャキジャキした食感と独特の香りが特徴的セロリ。離乳食に取り入れる際の参考になれば幸いです。
セロリはどんな野菜?
セロリは、セリ科の植物でヨーロッパから地中海沿いが原産と言われております。和名はオランダミツバといいます。
葉と茎を食べる野菜で、セリ科らしい独特な香りとジャキジャキとした歯触りが特徴的な野菜です。
主に煮込み料理やマリネやピクルス、ミルポアやソフリットなどの香味ベースに使われることが多いです。
離乳食でセロリはいつから使える?
セロリは離乳食の中期〜後期にかけて用いられることが多いです。野菜だし用のスープやダイスカットの野菜煮込みなどのベビーフードの原料にも入っていることがあります。
セロリは繊維質な食材であるため、食べやすい様に細かく刻んで用いる様にしましょう。また癖も強い野菜であるため、他の食材と組み合わせるとバランスが良いです。
セロリは、古くから鶏レバーや豚レバーなどの肉の臭み消しに用いられることが多く、鉄分が豊富で癖の強い食材と合わせると美味しく仕上がります。
セロリは好き嫌いが分かれる野菜
セロリは好き嫌いが分かれる野菜の代表格ですが、調味料や出汁の表示ラベルを確認すると様々なものに含まれております。ごく少量であれば気にならない方も多いです。
セロリはアピインやセネリンなどの香り成分を含んでおり、独特の青臭さが日本人に馴染みがない点が大きいでしょう。
解決策としては、筋取りをした後に少し下茹でをすること、量を使いすぎないことが重要です。
野菜だしを作ってみよう
玉ねぎやにんじん、キャベツなどを刻み、セロリを加えて煮込みます。野菜1に対して水6で煮込みましょう。
野菜の皮や野菜の端材を用いて取ることの多い野菜だしですが、離乳食では表面の汚れが気になるため野菜そのものを活用すると良いです。
赤ちゃんにセロリを初めて食べさせる時に注意したいこと
セロリの葉先は香りが強く若干の苦味があるため、茎(葉柄)の部分を細かく刻んで食べさせるようにしましょう。
ほうれん草や小松菜などは葉先を使うケースが多いですが、セロリは逆の方が食べやすいです。
美味しいセロリを赤ちゃんに食べさせよう
セロリは、切り口が白く茎(葉柄)が肉厚なものを選ぶととても美味しいです。なるべく状態の良いものを選びましょう。
またセロリは、足がはやいため、ピクルスにしたり、野菜だしを取ったり、ミルポアやソフリットのような香草炒めにすると無駄なく活用することができます。
早いうちに加工して冷凍庫にストックしておくと便利です。
セロリの栄養価について
日本食品標準成分表(八訂)によると葉柄は100gあたり12kcalになり、野菜の中でもかなりヘルシーなものに位置します。
カリウムやマグネシウム、リンなどのミネラルやβカロテン、ビタミンEやビタミンB1、ビタミンB2などのビタミンを含みます。食物繊維の量は、1.5g程度で水溶性0.3g、不溶性1,2gになります。
株元や葉身及び表皮を除外したものでこれらを含めると全体的な数字は少し伸びますが、傾向は変わりません。
他の野菜と組み合わせる候補
鉄分や亜鉛などのミネラル類を補給できるグリンピースやほうれん草、小松菜などがおすすめです。他にも鶏レバーや豚レバーなどもおすすめです。
セロリアレルギーは大丈夫?
セロリにもアレルギーの原因となる物質が含まれています。同じセリ科のにんじんやパセリなどにも交差反応があるとされており、アレルギー反応が出ていないか確認をしながら食べさせる様にしましょう。
離乳食におけるセロリの下ごしらえ
セロリは下記の下ごしらえをしてから離乳食に取り入れると食べやすくなります。
- 根本に近い部分を切り落とし、ピーラーで皮をむく
固い根元から1cm程度を切り落として、ピーラーを繊維にそわせて皮を剥きます。離乳食では使う量が限られているため、その日使う分をカットして繊維に沿ってペティナイフでおろしてあげましょう。
- 水にさらす軽く茹でる
ある程度の大きさにカットしたセロリを軽く水にさらしたり、茹でこぼすと独特の香りが軽減します。どうしても香りが気になる場合は茹でてみてください。
- 細かく刻む、すり潰す
セロリは独特のジャキジャキした食感が魅力的な野菜ですが、最初の方は細かく刻んだものを食べると消化の負担を軽減することができます。
離乳食だけでは余るセロリの冷凍保存について
水分が多いので冷凍した際に脱水して食感が変化してしまうので、用途を決めてから冷凍すると良いです。特に葉先の部分は使いにくく、餃子の餡にしたり、ミルポアやソフリットといった野菜ベースに加工してあげると消費しやすくなります。
生のまま冷凍する場合は、筋を取って刻んでから冷凍するようにしましょう。
セロリを使った離乳食レシピ
ここではセロリを使った離乳食のレシピを紹介します。進捗に合わせて調整してみましょう。
野菜たっぷりミネストローネ(後期)
<材料>
- トマトジュース50ml
- 玉ねぎ 10g
- にんじん 10g
- セロリ 3g
- しらす 5g
- 洋風だし(赤ちゃん用)
<作り方>
- しらすの塩抜きをする
- 生ねぎ、にんじん、セロリをダイスカットにする
- シリコンスチーマーで加熱
- トマトジュースに対して半分程度の水を加え具材を煮込む
まとめて作る香味野菜と豚肉のトマトパスタソース(完了期)
<材料>
- ホールトマト 1缶
- 豚ひき肉(赤身) 150g
- 玉ねぎ 1半個
- にんじん 1個
- セロリ 10g
- オリーブオイル 小さじ1/2
<作り方>
- ひき肉を炒め焼き目がついたら引き上げる
- 香味野菜をフードプロセッサーでみじん切り程度に細かくする
- フライパンに油をしき香味野菜をしっかりと炒める
- ホールトマト、ひき肉、香味野菜を煮込む
まとめ
今回は離乳食におけるセロリについてまとめてみました。使い方を工夫しながら取り入れるととても美味しい食材です。洋風の野菜ベースやトマトソースに活用してみてください。
ファーストスプーンでは、離乳食にまつわる記事をアップロードしています。気になる記事があればもう1記事ご覧いただけますと幸いです。
LINEでお問い合わせ