離乳食でグレープフルーツはいつから?冷凍方法やおすすめのレシピについて

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

柑橘系らしい爽やかな香りと甘酸っぱく、ほんのり苦味のあるグレープフルーツ。夏の暑い時期に肉厚でジューシーな果肉にかぶりつきたくなる果物です。

今回は離乳食におけるグレープフルーツはいつから使えるのか?冷凍方法やおすすめのレシピについてまとめてみました。

はじめてのグレープフルーツにチャレンジしてみましょう。

グレープフルーツはどんな果物

グレープフルーツは、カリブ海のバルバドスで発見されたとされており、オレンジとサボンが自然交配したもので柑橘類に属する果物になります。

産地としては、フロリダやカリフォルニア、テキサスなどのアメリカで栽培されたグレープフルーツが有名です。

国産のグレープフルーツは珍しいですが、九州の一部地域で栽培されています。

苦味が少なく甘いスタールビーがおすすめ

果肉が白いホワイト種と比べるとピンクやルビーなどの品種は、苦味が少ない傾向にあります。離乳期は苦味や酸味に敏感なため、ルビー色のグレープフルーツを選ぶと赤ちゃんが食べやすくなります。

離乳食でグレープフルーツはいつから使えるの?

グレープフルーツは、離乳食の後期(9〜11ヶ月)から用いられることの多い果物です。海外の情報を確認すると6ヶ月ごろから離乳食に取り入れている地域もあり、食文化によってばらつきがあります。

グレープフルーツの濃縮還元ジュースなどを用いる場合は、果汁を絞った時に比べて濃度が高いため、希釈して使用すると良いです。

まずは果肉からスタートする

果物を食べさせる場合は、果肉を食べさせるのではなく果汁からスタートするのも1つの手段です。

グレープフルーツはジューシーな果物なので、ハーフカットにして果汁を手で絞ることが可能です。スクイーザーという皿状で中央が高く尖った器具があると手を汚さないで済みます。

離乳食におけるグレープフルーツの目安量について

・離乳食後期

野菜・果物で30〜40gを摂取させ、大きさは5〜8mm程度で指で潰せるぐらいの固さを目指しましょう。生ではなく加熱したものを食べさせてみてください。

・離乳食完了期

野菜・果物の量を40〜50g程度食べさせます。大きさは1cmを目安にカットしましょう。

苦味のある皮をむき、身をペースト状になるまで煮詰めて製氷器で冷凍しておくと便利です。

1回の野菜・果物の量をグレープフルーツに置き換えず、1/3程度に抑えてほかの野菜もバランスよく食べさせてみましょう。

離乳期でグレープフルーツなど柑橘系は下痢しやすい?

赤ちゃんが既にお腹をくだしている状況では、刺激になりやすい柑橘系や乳製品は食べさせない方が良いとされています。

消化吸収の良い白米やうどん、りんごやバナナなど徐々に調整してみましょう。タンパク源は、脂質の少ない鶏の胸肉やささみ、白身魚、豆腐がおすすめです。

グレープフルーツのアレルギーについて

グレープフルーツに近い種類のオレンジは特定原材料に準ずるものに区分されております。

特定原材料の範囲は、ネーブルオレンジ、バレンシアオレンジ等オレンジ類が対象で、うんしゅうみかんやはっさく、グレープフルーツ、レモンは対象外となります。

アレルギー表示の基準としては異なっているものの、グレープフルーツやうんしゅうみかん、グレープフルーツの間には共通抗原性があると考えられており、アレルギーに注意が必要です。

グレープフルーツの栄養価について

日本食品標準成分表(8訂)では、グレープフルーツのホワイト(白肉種)とルビー(赤肉種)の2種類に分けられています。

色素以外の違いは見られず、100gあたりのβカロテンの値が400μgと赤肉種のものが多く含まれます。他の栄養素に関しては合致しており、ビタミンCは36mg、ビタミンB1が0,07mg、ビタミンB2が0.03mgと続きます。

栄養面は標準的な果物といえます。品種によって大きな差ではありません。酸味が弱く甘みが強い品種を選ぶようにしましょう。

グレープフルーツと相性の良い組み合わせ

グレープフルーツだけでは、摂取が難しい鉄分を補うために青菜小松菜やほうれん草、豆類のグリンピースや大豆製品がおすすめです。

カルシウムや鉄分や亜鉛などのミネラルが補給できる食材と組み合わせるようにしましょう。

離乳食におけるグレープフルーツの下ごしらえと冷凍方法

グレープフルーツの薄皮は食べにくく口に残りやすいので、果皮を剥き薄皮ごと外してあげるようにしましょう。大きめの柑橘系は皮が固いものが多く程度年齢が進むまでは、食べさせない方が無難です。

グレープフルーツは冷凍して大丈夫?

加熱して酸味を飛ばし、製氷器に移して粗熱をとった後に冷凍すると解凍するだけ離乳食に使えて便利です。

グレープフルーツやいちごなど酸味がある野菜・果物は、加熱をすると酸味が取れるので殺菌と味を向上させるために加熱してみましょう。

グレープフルーツを使った離乳食のレシピ

ここではグレープフルーツを使った離乳食のレシピを紹介します。離乳食の進捗には、個人差があります。お子様の進捗に合わせて調整しましょう。

小松菜とグレープフルーツのペースト(後期)

<材料>

  • グレープフルーツ 20g
  • 小松菜 5g

<作り方>

  • 小松菜を茹でる
  • グレープフルーツの皮を剥く
  • グレープフルーツを潰しながら小松菜と混ぜる
  • 冷やして完成

グレープフルーツゼリー(完了期)

<材料>

  • グレープフルーツ 1個
  • ゼラチン 5g
  • 水 100ml

<作り方>

  • ・グレープフルーツの皮を剥き、鍋で潰しながら沸騰させる
  • ・ゼラチンを50〜60度のお茹でダマにならないようにしっかり混ぜる
  • ・容器に移して固める

まとめ

今回は離乳食における、グレープフルーツについてまとめてみました。食べやすい柑橘系の果物になっております。ファーストスプーンでは、離乳食にまつわる記事をアップロードしています。

気になる記事があればもう1記事ご覧いただけますと幸いです。

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