離乳食でキウイはいつから?初めて食べさせる時の注意点や冷凍方法やレシピについて
甘酸っぱい味わいが特徴的な食材「キウイ」。口の中に入れるとジューシーな果肉と南国のフルーツらしい爽やかな香りが弾け飛ぶ点が魅力的な果物です。
今回は離乳食におけるキウイはいつから食べさせることができるのか?初めて食べさせる時に知っておきたい注意点と冷凍方法やレシピについてまとめてみました。
これを機会に離乳食にキウイを取り入れてみてください。
離乳食でキウイはいつから?目安量について
キウイは離乳食は媒体ごとに開始時期が異なりますが、離乳食中期〜後期にかけて使われることの多い食材です。
酸味やアレルギーがあるため他の果物に慣れてから用いられることの多い果物で、バナナやりんご、ももやいちごあたりに慣れてから取り入れるとスムーズに進むかもしれません。
どんなキウイがおすすめ?
国内で流通するキウイは大きく分けて2種類あり、果肉が緑色の「グリーンキウイ」、果肉が黄色の「ゴールドキウイ」が存在します。属が異なるためキウイの親戚ぐらいの距離感がゴールデンキウイになります。
ゴールドキウイの方が糖度が高く甘さをしっかりと感じられます。離乳期の場合は、酸味や苦味は嫌がる傾向にあるのでさっぱりとしたグリーンキウイよりゴールデンキウイの方がおすすめです。
他にもアントシアニンが含まれているルビーレッドと呼ばれる品種も存在するため、その時に手に入るものをチョイスするようにしましょう。
キウイの目安量について
野菜・果物の目安量は、後期の場合30〜40g、完了期の場合40〜50g食べられます。
国内シェアの大半を占めるゼスプリのサンゴールドで1個あたり約100g程度になります。最大で1/2程度食べさせることが可能です。
現実的には、キウイ一つで完結するのも味気ないため1/4程度になるかと思われます。
最初は食べさせる時は少ない量から取り入れると、アレルギー反応の振れ幅が少なく済むのでおすすめです。
離乳食のキウイの下ごしらえについて
離乳食でキウイを使う場合、種が気になる場合はハーフカットにしてスプーンでクリ抜き、裏ごし器に移して越してから加熱すると良いでしょう。
慣れてくればヘタを落として厚めスライスにし、ペティナイフを果実と皮の間に入れ、キウイをゆっくり回すと大変な皮剥き作業を回避することができます。
キウイは加熱する必要はある?
皮がある果物の中には生のまま食べられるものがいくつか存在します。
キウイの場合は、加熱して食べさせた方が良いでしょう。皮を剥く際の雑菌やアレルギーのリスクを抑えることができます。アレルギーの観点から、ある程度月齢が進むまでは生食は控えた方が良いでしょう。
キウイの種はいつまで取れば良いの?
後期から食べさせる場合は、キウイのつぶつぶが気になるようなケースは少ないです。どうしても気にしている場合は、種を取って食べさせるようにしましょう。
完了期以降であれば、種に慣れさせるぐらいの心持ちが良いです。何事もチャレンジしてみましょう。
キウイがピリピリする理由
キウイを食べると口の中がピリピリするような刺激があります、これは大きく分けて三つの可能性が考えられます。シュウ酸カルシウムの刺激、タンパク質分解酵素のアクチジンによる刺激、キウイアレルギーによる刺激が考えられます。
気になる場合は、一度茹でこぼししたものを用いるとシュウ酸カルシウムが溶け出し、アクチジンは死滅します。
キウイは冷凍しても大丈夫な果実?
そのまま冷凍する場合は、追熟しない点に注意して冷凍する必要があります。軽く指で押してみて柔らかすぎず少し弾力があるぐらいが目安になります。
カットして冷凍する場合は、ヘタを落として頭からお尻にかけて縦にスライドさせるようにキウイを動かすと簡単に皮を剥くことができます。
重ならないように冷凍袋に入れて脱気して保存しましょう。
赤ちゃんにキウイを皮丸ごと食べさせても大丈夫か?
キウイは皮丸ごと食べても問題がない果物です。果物の皮は栄養豊富ですが、離乳期は消化器に負担がかかるため皮を向いてあげた方が良いでしょう。
キウイの栄養価と初めて食べさせる上のポイント
日本食品標準栄養成分表(八訂)によるとグリーンキウイとゴールドキウイで栄養価が異なり、緑肉51kcal、黄肉63kcalになります。緑肉は食物繊維が多く、黄肉はビタミンCが若干多くなります。
糖度の違いでカロリーが若干異なりますが、特徴としてはどちらもビタミンCと食物繊維が豊富な果物です。
おすすめの組み合わせ
キウイだけでは不足しがちな鉄分を多く含む小松菜やほうれん草、ブロッコリーなどの栄養豊富だが食べにくい野菜と組み合わせると良いです。
加熱してペーストにすることにより食べやすくなります。
アレルギーに注意する
キウイフルーツは、アレルギー症状が出やすい特定原材料に準ずるものに区分されております。これら食品を食べさせる場合は、注意して摂取させるようにしてください。
アレルギーは食べさせる量が多ければ多いほど振れ幅が大きいと言われており、最初は少量ずつから食べさせると良いです。
キウイを使った離乳食のレシピ
ここではキウイを使った離乳食のレシピを紹介します。食べさせる量に応じて量を調整してくださざい。
キウイとほうれん草のペースト(後期)
<材料>
- キウイ 20g
- ほうれん草 20g
<作り方>
- ほうれん草を茹でてアク抜きをする。
- キウイをハーフカットしてくり抜く。
- ほうれん草とキウイをブレンダーで細かく潰す。
キウイとロースハムのピザトースト(完了期)
<材料>
- 食パン 1枚
- キウイ 10g
- ロースハム 5g
- トマトピューレ 5g
- チーズ 1枚
<作り方>
- 食パンの耳をカットするトマトピューレを塗り、カットしたハムキウイを並べ最後にチーズを乗せる
- トースターで焼き目がつくまで加熱する
- 食べやすい大きさにカットして提供する
まとめ
今回は離乳食におけるキウイについてまとめてみました。甘酸っぱい味わいが特徴的なキウイ。食物繊維やビタミンCが豊富な果物です。特定原材料に準ずるものに含まれており、アレルギーに注意が必要ですが上手に離乳食のバリエーションを増やしてみましょう。
ファーストスプーンでは離乳食にまつわる記事をアップロードしています。気になるものがあればもう一記事ご覧いただけますと幸いです。
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