離乳食でキャベツはいつから?初期・中期・後期のおすすめのレシピとアレルギーについて

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

サラダや炒め物、ポトフやロールキャベツなど様々な用途で用いられることの多いキャベツ。茹でるとしっかりした味わいが特徴的な食材です、

今回は離乳食においてキャベツはいつから使用できるのか、初期・中期・後期のおすすめレシピについてまとめてみました。

離乳食でキャベツはいつから?

キャベツは離乳食の初期の頃から用いられることの多い食材です。キャベツは中心に近ければ近いほど若い葉っぱになり柔らかく感じます。

キャベツの食感に慣れるまでは、キャベツを半分にカットして中心部に近くクチャっと内側を向いている葉がおすすめです。

断面を見るとわかりやすいのでやってみましょう。

芽キャベツを手づかみに使う

芽キャベツは食感がしっかりとしているので注意して食べさせましょう。芽キャベツをボイルして食べやすい大きさにカットして出しましょう。

そのまま食べさせると誤嚥する可能性があるので注意してください。

キャベツを食べさせる目安量と固さについて

ここではキャベツを食べさせる際の目安量と固さについてまとめてみました。量を調整して少しずつ進めてみてください。

離乳食初期の場合

キャベツを離乳食初期で用いる場合は、食感の硬い外葉を外し、内葉を取り出し葉柄の部分を避けて使用します。煮込み時間は葉が透けてクタクタになるぐらいが目安です。

目安としてはポタージュ状の固さを目指し、初期の段階は小さじからスタートして最終的に20gを目処に食べさせてください。

離乳食中期の場合

中期から使用する場合は、粗刻み〜刻みぐらいが目安です。初期と同じく柔らかく煮込んでください。野菜・果実の目安量は20〜30gになります。

食感が残りやすい葉柄も刻んで柔らかく煮込み使用しましょう。

離乳食後期の場合

後期の段階では5〜8mm程度にカットしたものを使用します。中華料理の細切り程度の幅になるのですが、感覚的にわかりにくい場合は定規を当てて切ると良いです。

野菜・果実の目安量は30~40g程度が目安になります。

離乳食完了期の場合

完了期の段階では、1cm程度の幅にカットしたものを使用します。茹で時間は葉が透き通るぐらいが目安です。手づかみ食べに使う場合は、スチームで柔らかく蒸してあげると食感が適度に残ります。

野菜・果実の目安量は40〜50gになります。

キャベツは固くてブレンダーが必須?初期の裏ごしについて

キャベツの芯を使う場合は、固いためブレンダーが必須になります。固い部分を外してしまえば裏ごしの作業は比較的簡単です。

適切な大きさにカットし、茹でたものを裏ごし器に載せてスプーンの腹で押してあげましょう。

冷凍の野菜キューブがおすすめ

ブレンダーを頻繁に使用する時期は初期だけになります。すでに裏ごしからフリージングまで完了している市販の野菜キューブを活用すると良いでしょう。

ファーストスプーンでは様々なキューブタイプの離乳食を用意しているので気になるものがあれば確認してみてください。

手づかみ食べ用のお好み焼きにピッタリ!

1cm四方にカットして小麦粉や片栗粉と混ぜて焼くだけで簡単にお好み焼きを作ることができます。トッピングにカルシウムが豊富なしらすや鉄分が多い赤身の牛肉、ツナなどがおすすめです。

粉と水の比率は1:1がおすすめでダマにならないようにしっかりと混ぜ焼きがぴったりです。

ざく切りのカットキャベツを使う方法

ざく切りのカットキャベツではサイズ感が少し大きく2〜3cmのものが多いです。改で半分にカットしてから使用すると良いでしょう。

お好み焼きにする場合も、具材感は噛み切りやすさに直結するため全体のサイズを合わせてあげると食べやすいです。

キャベツの栄養価とアレルギーについて

キャベツは日本食品標準成分表(8訂)では、結球のキャベツのカロリーは100g当たり23kcalと標準的な野菜です。

食物繊維が1.8gとクセのない緑黄色野菜の中では高い部類に含まれるので野菜が苦手な人におすすめと言えるでしょう。ビタミンミネラルについても満遍なく含んでいる点も高評価です。

中でも芽キャベツは100gあたり5.5gと頭抜けて高く過食部も多いことからおすすめです。

しらすやツナと組み合わせよう

キャベツにはビタミンCが含まれているためカルシウムが多いしらすや鉄分や亜鉛を多く含むツナや牛肉などと相性が良いです。ロールキャベツの種に牛肉で巻いたり、ツナを使ってスープを作るなど幅広い用途で使用することができます。

アレルギーについて

キャベツで食物誘発のアナフィラキシーが起こることはごく稀ですが、初めて食べさせる食材は様子を見ながら少しずつ始めていきましょう。

食器や調理器具の洗い残しもアレルギーの原因になるので入念に洗浄したものを使用するとよりリスクを抑えることができます。

キャベツを使った離乳食のレシピを紹介

ここでは離乳食におけるキャベツのレシピを紹介します。

キャベツのペースト(5〜6ヶ月)

<材料>

  • キャベツ 10g

<作り方>

  • キャベツを小さく刻む
  • 沸騰したお湯で繊維が透き通ってくるまで加熱する
  • 裏ごし器で濾して完成

キャベツとしらすのスープ(7〜8ヶ月)

<材料>

  • しらす 5g
  • キャベツ 10g
  • はじめのかつおだし 20g
  • 水 50cc

<作り方>

  • しらすを真水につけて塩をぬく
  • キャベツを粗刻みにする
  • 弱火でしらす、キャベツ、出汁と水を加えて加熱する

キャベツとツナの温野菜(9〜11ヶ月)

<材料>

  • ツナ(ノンオイル) 15g
  • キャベツ 15g
  • マッシュルーム 10g
  • 塩(必要あれば)

<作り方>

  • キャベツとマッシュルームを5mmサイズにカット
  • 軽く塩をふり水分をぬく
  • ツナ、キャベツ、マッシュルームをシリコンスチーマーに入れ軽く水を差して加熱

まとめ

今回は離乳食におけるキャベツについてまとめてみました。通年で入手ができ栄養豊富な食材です。初期から使える点も魅力、これを機会にキャベツにトライしてみましょう!

ファーストスプーンでは、離乳食にまつわる記事をアップロードしています。気になる記事があればご覧いただけますと幸いです。