離乳食でグリンピースはいつから?栄養素や茹で時間やレシピについて
今回は離乳食におけるグリンピースはいつから使用できるのか」、「茹で時間はどのくらい必要か」、アレルギーやおすすめのレシピについてまとめて見ました。
ほのかな甘みと綺麗な翡翠色が映える栄養豊富な豆類です。是非離乳食に取り入れてみてはいかがでしょうか?
離乳食でグリンピースはいつから使える?
グリンピースとはえんどう豆が成熟しきる前のもので、離乳食初期(生後5〜6ヶ月)頃から用いられることの多い豆類です。
グリンピースには、薄い膜の様な皮がついており、皮が気になって食べにくそうにしている場合は外してあげるように心掛けましょう。
発芽した状態の豆苗やより未成熟なさやえんどうも離乳食で使うことができます。グリンピースが食べにくそうな場合はこちらを使ってみましょう。
そのまま食べさないように注意して
このぐらいの大きさならいけると思って食べさせても誤嚥してしまったり、喉に詰まらせてしまうことが多々あります。食べ物に慣れるまでは薄皮を剥いでカットしてから使用する様にしましょう。
グリンピースの栄養価について
グリンピースは日本食品標準成分表(8訂)では、タンパク質や食物繊維、鉄分や亜鉛、βカロテン、ビタミンB群やビタミンCを豊富に含みます。
主要な栄養素のヨウ素とビタミンD以外を含み、栄養価が高い点が特徴的です。アレルギーに気を付けて積極的に取り入れたい食材の一つです。
相性の良い組み合わせ
カルシウムとビタミンDが摂取できるしらすなどと相性が良いです。ビタミンDは魚に多く含まれる栄養素なので鮭や鱈などの白身魚などと合わせてみましょう。
北限のしらすとグリンピース入りマッシュポテト(中期)
宮城県をはじめとして全国から美味しい食材を子どもたちのために集めました。
人生最初の一口は本当にいい食材を使いたい
そういった思いでつくられたマッシュポテトです。
【原材料】
ばれいしょ(国産)、グリンピース(北海道産)、しらす(宮城県産)、かつおだし
グリンピースの目安量と大きさ
ここでは離乳食におけるグリンピースの目安量と大きさについて解説します。
離乳食初期の場合
初期の段階でグリンピースを取り入れる場合は、茹でてから裏ごし器に移してペースト状にします。手で薄皮を剥かなくても大丈夫です。
最終、野菜・果実で20gを目処に量を増やすように調整しましょう。
離乳食中期の場合
中期の段階では、ブレンダーやフードプロセッサーで細かくピューレ状にしておくと薄皮が気にならなくなるのでおすすめです。
野菜・果実で20〜30gを目処に食べさせるように調整しましょう。
離乳食後期の場合
嚥下しやすい様に軽く潰して調整しましょう。野菜・果実の量は30〜40g程度が目安です。複数の野菜と組み合わせて使用しましょう。
離乳食完了期の場合
軽く潰してあげて嚥下しやすいように調整してあげると良いでしょう。気になる薄皮があれば外します。野菜・果実の量は40〜50gです。
グリンピースの茹で時間について
生のグリンピースを茹でる場合は、鞘から取り出すタイミングで軽く塩を振り揉んであげましょう。その後沸騰したお湯で3〜5分程度湯がきます。
茹で上がると綺麗な緑色になるのでそのタイミングが目安になります。
冷凍のグリンピースの製造工程表を見るとブランチング(下茹で)の工程があります。ブランチに使用するお湯には軽く食塩が加えられており、塩で揉む工程は不要です。
グリンピースの皮剥き方のコツ
グリンピースの薄皮は、茹でてから水にさらして指で軽く押すと簡単に剥くことができます。冷凍のグリンピースの場合は、水につけて解凍すると剥きやすいです。
レンジで解凍する場合の注意点
グリンピースをそのまま電子レンジで加熱すると中身が爆発するので注意してください。シリコンスチーマーに水を加えてから加熱すると良いです。
冷凍グリンピースは生冷凍ではなくブランチをしているので食塩を使っている場合があります。特に理由がなければ茹でるようにしましょう。
グリンピースを使ったおすすめの離乳食レシピ
ここではグリンピースを使った離乳食のレシピを紹介します。
グリンピースのペースト(初期・中期)
<材料>
- 冷凍グリンピース 50g (数回分)
<作り方>
- お湯を沸かす
- 冷凍した状態のグリンピースを加えて3〜5分間加熱する
- 引き上げで冷水つけて薄皮を剥く(気にならない場合は不要)
- すり鉢を使いすりつぶせばOK
グリンピースのポタージュ(後期)
<材料>
- 冷凍グリンピース 10g
- 玉ねぎ 3g
- 豆乳 10g
- はじめの野菜だし 20g
- 水 10cc
<作り方>
- グリンピース、玉ねぎを茹でる
- すり鉢で細かく潰す
- 解凍したはじめの野菜だしと豆乳、水を加えて野菜と合わせてひと煮立ちさせる
- 裏ごしする(気にならなければ不要)
いろどりそぼろ(完了期)
<材料>
- 豚肉 15g
- 筍 5g
- 人参 5g
- コーン 5g
- グリンピース 5g
- 醤油 少々
- 甜菜糖 少々
- 油 少々
<作り方>
- 豚もも肉を挽く
- 筍、人参、コーン、グリンピースを細かくカットする
- フライパンに油を敷き豚もも肉と筍、人参、コーン、グリンピースを炒める
- ・軽く風味付けに醤油と砂糖を加えて完成
離乳食におけるグリンピースのよくある質問
ここではグリンピースのよくある質問をまとめてみました。
グリンピースで豆ごはんを作る時色が移らない?
多少色が移りますが、お米が緑色になることはないのであまり気にしなくても大丈夫です。豆の色を綺麗に残したい時は別茹でしてあげると良いです。
グリンピースはどんな料理に使うの?
彩に加えてあげるような感覚で様々な料理に加えてあげましょう。
グリンピースの代用品は?
触感が近い枝豆や大豆やひよこ豆などがおすすめです。豆類は生では食べられないものが多く必ず加熱して食べるようにしましょう。
フードプロセッサーやブレンダーが回らない
ある程度量がないと回りにくいため少量を調理する場合は、すり鉢等を用いてあげると良いでしょう。
まとめ
今回は離乳食におけるグリンピースについてまとめてみました。グリンピースは様々な栄養素を含み、手軽に使えるとても良い食材です。離乳食に取り入れてみてはいかがでしょうか?
ファーストスプーンでは、離乳食にまつわる記事をアップロートしています。気になる記事があれば確認してみてください。