離乳食でコンソメはいつから?市販品の選び方とレシピについて

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

離乳食でスープを作ろう!と思った際に必要になってくる洋風だし。普段は市販のコンソメを用いてスープを作られているのでは無いでしょうか?

通常のコンソメは塩分が高く離乳食には不向きでちょっとした工夫が必要です。

今回は離乳食におけるコンソメについていつから使えるのか、市販品の選び方やおすすめレシピについてまとめてみました。

離乳食でコンソメはいつから食べさせていいの?

基本的には塩分が高すぎるためおすすめできません。食塩相当量が100gあたり40gを超えてくるものも多く、感覚で味の濃さの調節を見誤ると一日の食塩摂取量を簡単にオーバーしてしまうためかなりの注意が必要です。

使用する場合は、離乳食用に塩分が調整されているものや減塩のものを使うようにしましょう。

実際に食塩はどのくらいが目安とされているかについてですが、6〜12ヶ月で1.5g程度が目安となっております。

離乳食用に調整されているものであれば5ヶ月ぐらいから使用することができます。

食塩が入っているけど使って大丈夫?

ほとんど入っていないに等しいので使用用途を確認して使用しても問題ありません。初期の段階では味をつけたくない場合は使用しない方が良いです。この辺りは考え方の違いなので自分の思うように使うと良いでしょう。

無添加のコンソメと通常のコンソメの違い

精製したうまみ調味料(化学調味料)や酸味料(クエン酸)、着色料としてカラメル色素などを使っているか、濃縮したエキスやパウダー、スープを多めに使っているかの差でしかありません。

チキンエキスや玉ねぎエキス、酵母エキスなどのエキスやパウダー類に関しては、BFでほぼほぼ含まれています。味の濃さという点では、添加物と無添加を比較しても当てるのは難しいです。

こうした無添加を謳うものに関しても食塩が多いケースが往々にしてあります。

無添加=赤ちゃんが使っていい規格に調整しているわけではないので十分に注意しましょう。

注意した方が良い表示について

ガイドラインの隙間を掻い潜った表記をする会社が多いので注意してください。

有機栽培については、商品名に有機やオーガニックを入れる場合に機関認証を受けない限り表示することができない法律があります。しかし、サイト上の説明欄や画像に(※有機栽培の野菜を使用しています)というような表記を入れても問題ありません。

本当に有機栽培の原料を使用しているのかという点については自己申告で配合比を開示していないケースが多いです。

無添加・無農薬も同様に表示ガイドラインが設けられておりますが、無添加については猶予期間中であること、無農薬についても似たような回避を取っているケースが多いです。

コンソメにアレルギーはあるの?

コンソメは複数の原材料を組み合わせている加工食品になるため必ず表記を確認してから使用するようにしましょう。原材料の多いものは見落としがちなので注意が必要です。

コンソメの有名な事例として原材料に含まれる醤油に小麦が使用されていると思っていたが、別のものにも小麦粉が含まれておりアレルギー反応がでたと言うケースがあります。

個別表記ではなく一括表記の場合、こうしたエラーが起こりやすいので注意してください。

市販のコンソメを選ぶポイント

上記を踏まえて市販のコンソメを選ぶ3つのポイントをあげてみました。

  • 離乳食向けに開発しているものを最優先にしよう
  • 添加物より減塩のものを優先する
  • 化学調味料不使用は表示を確認しよう

離乳食向けに開発しているものに関しては薄味である点、添加物踏まえて問題ありません。添加物より塩分が高すぎる方がネックになります。優先して避けるようにしましょう。

化学調味料不使用のものに関してはタンパク加水分解物や酵母エキスなどで代用品を使用している確率が高いです。用途としてはうまみ調味料(化学調味料)と大差がないためコストを優先しても問題ありません。

コンソメを手作りする際のポイント

今回はチキンコンソメ風レシピを紹介します。実際にコンソメを作るとかなり工数が長くなるため香味野菜と鶏ガラを煮込んだ洋風出汁のブイヨンについてご紹介します。

<材料>

  • 鶏ガラ 1kg
  • 玉ねぎ 1玉
  • にんじん 1本
  • セロリ ¼
  • ローリエ 1枚
  • 水 1500ml〜

<作り方>

  • 鶏ガラを鍋に入りやすい様にぶつ切りにする
  • 水につけながら鶏ガラに付着した余分な水や血の塊を取る
  • 鶏ガラを鍋に移し茹でる
  • アクがで切ったタイミングで適度な大きさにカットした野菜を投入する
  • 水分量が一定になるように継ぎ足ししなが煮切る

<ポイント>

圧力鍋を使うと比較的時間を短縮することができます。ガラから取る場合は中途半端に作ると旨味が出切らず時間と材料をかけた割に薄い味わいになります。

配合は、こだわる必要はなく冷蔵庫にある余った野菜を使って工夫しましょう。玉ねぎ、にんじん、セロリが入っていればそれっぽい味になります。キャベツの芯や余ったしょうがの皮などの野菜くずを入れても美味しいです。

コンソメを用いた離乳食のレシピ

洋風だしを使った離乳食のレシピを紹介します。月齢の進捗によって調整する様にしましょう。

豆腐コンソメスープ(5〜6ヶ月)

<材料>

  • 絹ごし豆腐 20g
  • コンソメ 50ml(使用するコンソメに合わせて調整)

<材料>

  • 絹ごし豆腐を滑らかになるまで潰す
  • 豆腐、コンソメを耐熱容器に加えラップをして数十秒加熱する

野菜たっぷりコンソメスープ(7〜8ヶ月)

<材料>

  • キャベツ 10g
  • じゃがいも 5g
  • 人参 5g
  • コンソメ 80ml(使用するコンソメに合わせて調整)

<作り方>

  • キャベツ、じゃがいも、人参をみじん切りする
  • 鍋に野菜とコンソメを加え加熱
  • 水を継ぎ足しながら量を調整する

北限しらすのミネストローネ(9〜11ヶ月)

商品紹介

宮城県をはじめとして全国から美味しい野菜を子どもたちのために集めました。

”人生最初の一口は本当にいい食材を使いたい”

そういった思いでつくられた北限しらすのミネストローネです。

【特徴】

北限のしらすとデリシャストマトジュースを使用してミネストローネにしました。食べムラが出る時期でもこれ1品食べれば満足できるようにおかずとスープを合わせたようなミネストローネを目指しました。

甘いコーンや加熱すると柔らかくなるズッキーニを入れ、野菜がたっぷり摂れるミネストローネに仕上がっています。

詳細についてはこちら

まとめ

今回は離乳食におけるコンソメについてまとめてみました。出汁に関しては、かつおや昆布だし、鶏ガラだしの様なシンプルなものからスタートして見ると良いかもしれません。

離乳食や幼児食のバリエーションを広げる時に使用する場合は、塩分が多くなりがちなので使いすぎに注意して食べさせるようにしましょう。

ファーストスプーンでは、離乳食にまつわる記事をアップロードしています。気になる記事があればもう1記事ご覧いただけますと幸いです。

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