【離乳食】野菜はいつから?何から食べさせる?進め方・注意点まで解説!
母乳やミルクですくすくと育った赤ちゃんは、生後5〜6ヶ月頃からいよいよ離乳食がスタートします。初めての離乳食は緊張もありますが、新しい味に触れたときの赤ちゃんの表情をみることができるのは嬉しいですよね。おかゆ、野菜、魚、肉……段階を追って取り入れる食材が増えていき、赤ちゃんにとっては毎日がワクワクの体験となるでしょう。
今回のコラムでは、離乳食で初めて「野菜」を取り入れる時期についてお話ししていきます。
離乳食で野菜はいつから食べさせてOK?
離乳食で野菜を取り入れて良い時期としては「初期から(10倍がゆや重湯に慣れてから)」になります。つまり、最初からOKということです。ただし、赤ちゃんに食べさせるときの形状については注意しなくてはなりません。離乳食初期では、食材に関わらず赤ちゃんが口にするものは全てポタージュ状あるいはペースト状にする必要があります。これまで母乳やミルクしか口にしていない赤ちゃんが、いきなり固形物を食べることはできないので、できるだけ液体に近い形状にすることが大事です。
離乳食初期におすすめの野菜とは?
離乳食初期に積極的に取り入れたい野菜としては、にんじん・かぼちゃ・たまねぎなどの甘みのある野菜になります。赤ちゃんは苦みや酸味に対して防衛本能が働いてしまうので、苦味のあるピーマンや酸味のあるトマトなどは、離乳食初期には抵抗があるかもしれません。根菜類はやわらかく茹でてペースト状にしやすいので、固さを調整しながら少しずつ取り入れていきましょう。
離乳食の野菜の進め方
初期(5~6ヵ月ごろ)の離乳食
硬さの目安:なめらかにすりつぶす。ペースト状、もしくはポタージュ状。
使用可能な野菜:ほうれん草・小松菜・チンゲン菜・きゅうり・大根・にんじん・かぶ・なす・ブロッコリー・カリフラワー・トマト・ミニトマト・たまねぎ・かぼちゃ・とうもろこし・じゃがいも・さつまいも・白菜・キャベツ・オクラ・レタス
調理方法:
・ほうれん草や小松菜などの葉もの類は、茎と葉に分けて調理します。葉先の繊維は切れやすく、茹でて調理しづらいので、調理しやすい茎の部分を茹でて使用します。切る際には、縦に横に包丁を入れて繊維を切るようにして刻むと良いでしょう。
・かぶやなす、トマト等の皮が硬い食材は、皮を剥いて茹でます。
・とうもろこしや豆類などの薄皮のある商品は、家庭でも利用しやすく手に入りやすい食材ですが、薄皮を取り除く手間暇がかかるため、市販品で売られているもの等を利用するのがおすすめです。
・さつまいも、じゃがいもなどのいも類は、茹でて潰したらお湯等の水分を加えて、ペースト状に仕上げます。
・初期の離乳食では、基本的にすべての食材をペースト状にして与えるようにしましょう。
中期(7~8ヵ月ごろ)の離乳食
硬さの目安:舌でつぶせるくらい。豆腐くらいの柔らかさ。
使用可能な食材:ほうれん草・小松菜・チンゲン菜・きゅうり・大根・にんじん・かぶ・なす・ブロッコリー・カリフラワー・トマト・ミニトマト・たまねぎ・かぼちゃ・とうもろこし・じゃがいも・さつまいも・白菜・キャベツ・オクラ・レタス・里芋・いんげん・ピーマン・パプリカ・もやし・ねぎ・ニラ・葉ねぎ・ミックスベジタブル・アスパラガス・アボカド
調理方法:
・里芋などの粘度の強い食材は、水分を加えてとろみをつけましょう。
・ニラ・ねぎ・ピーマンなどの食材は灰汁(アク)の強い食材のため、使用すること自体は問題ないですが、好き嫌いの多い食材です。繊維質がなかなか切れない場合もあります。
・アスパラガス・アボカドは、入手しにくかったり値段が高かったりするため、無理して取り入れなくても良い食材です。
・形状は細かくみじん切りにします。
後期(9~11ヵ月ごろ)の離乳食
硬さの目安:歯ぐきでつぶせるくらい。バナナの硬さ
使用可能な食材:ほうれん草・小松菜・チンゲン菜・きゅうり・大根・にんじん・かぶ・なす・ブロッコリー・カリフラワー・トマト・ミニトマト・たまねぎ・かぼちゃ・とうもろこし・じゃがいも・さつまいも・白菜・キャベツ・オクラ・レタス・里芋・いんげん・ピーマン・パプリカ・もやし・きのこ類・ねぎ・ニラ・葉ねぎ・ミックスベジタブル・アスパラガス・アボカド・ごま・にんにく・しょうが
調理方法:
・ほとんどの食材は、さっと下茹でをして使用できます。
・にんにく,しょうが等は必ずしも使用しなくてもよい食材です。
・形状は大きめのみじん切りにします。
離乳食の野菜の調理ポイント
裏ごしをする
茹でてペースト状にする際に、裏ごしをして舌触りを滑らかにすると良いです。繊維質の多い野菜や薄皮のある食材等は下処理をきちんとしてから、水分を加えて裏ごしをすると、赤ちゃんが食べやすくなるでしょう。食材によっては裏ごしすることが難しいケースがあるため、茹でる前に包丁で食材の繊維を切るように刻み、茹で時間を多くしておきます。
イモ類はきちんとすり潰す
イモ類は、裏ごしをしなくてもすり潰すだけで滑らかになります。パサつくようであれば、水分を加えてのばしましょう。
とろみをつける
とろみをつけることも食べやすくするポイントです。水分が少ない野菜や潰してバラバラになった野菜に水分を加え、片栗粉などでとろみをつけると、赤ちゃんが食べやすくなります。
スープにする
ペースト状にしても食べない時は、スープにしてみるのも方法の一つです。スープの中の野菜を取り除いても栄養分は残っているので、野菜出汁のスープとして食べさせると良いでしょう。
まとめて作って冷凍保存も!
離乳食づくりは毎日のことなので、効率良く楽に作りたいですよね。ですので、ある程度の離乳食をまとめてつくり、小分けにして冷凍保存しておくことがおすすめです。冷凍保存しておけば、時間のない時にはさっと解凍するだけで“手作りの離乳食”を赤ちゃんに食べさせることができます。ただし、冷凍した離乳食は一週間を目処に使い切りましょう。
離乳食として野菜をあげる際の注意点は?
アレルギー食材
アレルギー症状を引き起こす原因となる特定原材料であるアレルゲンは7品目(えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生)に野菜は含まれていませんが、これら以外にも特定原材料に準ずるものとして21品目(アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン)あるので注意が必要です。
しかし、アレルギーの有無に関わらず、離乳食で体験する新しい食材は、その子どもにとって初めての味なので、一度に多く与えずに少しずつ与えていくことがポイントです。
離乳食で新しい食材を取り入れる際には、「小さじ1杯で」「1日1種類だけ」と言われています。あれもこれも試したい気持ちもありますが、無理なく少しずつ離乳食を進めていきましょう。
食物繊維の与え過ぎ
食物繊維は消化しづらいので、消化機能が未熟な赤ちゃんは食物繊維の摂りすぎによって便秘や下痢になることもあります。野菜の中でも筋や皮のあるもの、芯のあるものなどはしっかりと下処理をして、食べやすい形状にしてから与えるようにしましょう。
大人用のものや濃い味のものは避ける
赤ちゃんは味を感じる器官である「味蕾(みらい)」が大人の3倍あるといわれ、少しの刺激や味の変化に対しても非常に敏感になっています。そのため、離乳食の味付けは極力控え、素材そのものの味だけにするか、出汁で味付けをする程度で十分です。離乳食も中期になると白身魚やささみなどのタンパク質が加わるため、味付けをしなくても十分な満足感を得られます。離乳食ではなるべく食材の味を覚えさせることを心がけて、味付けは控えましょう。
まとめ
「忙しくてもバリエーション豊かな離乳食/幼児食をたべさせたい」
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そんなママ・パパが抱えるお悩みを解決するために、離乳食/幼児食の宅配サービスとしてファーストスプーンはできました。
ファーストスプーンは安心・安全な食材を、笑顔のもとで“楽しく食べる”ことが重要だと考えております。忙しいママ・パパに変わり、育児経験豊富なファーストスプーンのママさんチームが主導となり、栄養面や衛生面、使いやすさにこだわった離乳食・幼児食を丁寧に調理して食卓までお届けしています。
現在私たちが提供しているのは、おかゆ、トマト、ブロッコリー、にんじん、ほうれん草、はくさい、たまねぎ、かぼちゃ、コーン、さつまいもとなっており、原材料は全て国産を使用しています。
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