離乳食でアボカドはいつから使えるの?レシピや加熱方法について
アボカドはクリーミーで濃厚な味わいで独特の風味が特徴的な食材です。果実類の中でもトップクラスの不飽和脂肪酸を含み、「森のバター」と言われております。
今回はそんなアボカドは離乳食でいつから使えるのか、レシピや加熱方法についてまとめてみました。離乳食でアボカドを取り入れる際の参考になれば幸いです。
アボカドはいつから離乳食で使える?
離乳食でアボカドは、日本では後期頃から使用すると良いとされています。海外を見ると日本でいう離乳食初期頃から使用できるようなピューレやペーストのスペックが多く流通しており、日本より早い段階から取り入れている印象があります。
使用できる食材の適切な月齢
媒体や資料、その国の食文化によってまちまちです。アボカドについては海外の大手メーカーのペーストを早いうちから使用しても大きな問題ではないと思います。
日本では脂質が多いためある程度月齢が進んだ後期の段階を推奨しておりますが、世界的には離乳食でいつでも使えるメジャーな食材の一つです。
慣れていない食材を大量に食べさせるとアレルギー反応があった場合の振れ幅が大きくなるので、様子を見ながら少しずつ食べさせましょう。
アボカドは生で食べさせても大丈夫?
海外の情報を見ると熟したアボカドを生のまま潰して食べさせているレシピがあります。おそらく大丈夫なのだろうと思いますが、アボカドが固いままそのまま食べさせて咽こむケースが想定できるため、熟したものを加熱して使用するようにしましょう。
アボカドの目安量と大きさについて
ここではアボカドの目安量と大きさについて解説します。あくまでも基準なので赤ちゃんの進み具合や調子に合わせて量や固さを調整しながら進捗してください。
離乳食初期の場合
日本ではこの時期から使用されるケースは稀です。市販のベビーフードのピューレ状のものを使用する場合は、お粥に混ぜ込み少量使用しましょう。
輸入のベビーフードはネットからでも購入することができます。
離乳食中期の場合
この時期も日本で使用されるケースは稀です。使う場合はベビーフードを用いた方が安全です。少量使うようにしましょう。
離乳食後期の場合
日本ではこの時期から取り入れるケースが多いです。最初はペーストからスタートして慣れてきてから5〜8mm角にカットして使用してください。
目安量は野菜・果実で30〜40g程度がおすすめです。
離乳食完了期の場合
熟したアボカドを1cm程度にカットして使用するようにしましょう。
目安量は野菜・果実で40〜50gが目安です。
アボカドの栄養価について
アボカドは「森のバター」と呼ばれており日本食品標準成分表(八訂)では100gあたり脂質が17.5g含まれております。その大半が不飽和脂肪酸になっております。他にも食物繊維が100gあたり5.6gと比較的多いです。
他にもビタミンやミネラル類の栄養素を含んでおります。
アボカドと相性の良い組み合わせ
アボカドと相性の良い組み合わせは、マグロやカツオなどの低脂質な赤身魚が良いでしょう。離乳期に不足しがちな鉄分を補いつつバランス良く食べられます。その中でも最もおすすめな魚種はキハダマグロで脂質の少なく、100gあたり鉄分が2.0mg含まれております。
アボカドのアレルギーについて
アボカドは特定原材料28品目に該当しておりませんが、アレルギーが存在するため注意が必要です。
特にバナナやキウイ、クリ、トマトなどにアレルギーがある場合は気を付けるようにしましょう。
アボカドの下ごしらえと加熱方法
日本で販売されていることの多いアボカドは追熟しきってない緑色の状態で販売されているものが多く、常温で1〜2日ほど放置して皮が黒くなったものを使用します。指で押した際にめり込む具体がちょうど良いです。あまりやりすぎると押した箇所が痛むので柔らかくなったタイミングで確認しましょう。
アボカドの変色を防ぐ方法
アボカドは空気に触れると酸化して色が変色します。対策としてレモン果汁を加えて酸化を遅らせる対策を取っているケースが多いです。レンジアップして一時的に酵素の反応を止めるという方法もみられますが、完全な対策ではありません。
アボカド1個に対して小さじ1杯程度のレモン果汁を加えましょう。
アボカドペーストを冷凍する場合
ペースト状に加工したアボカドを冷凍する場合は、製氷器に移して表面にレモン果汁を塗布して冷凍してください。
市販で販売されているアボカドペーストやワカモレには何種類か存在しますが、プラケースに窒素ガス充填をしているであろう商品と酸化防止剤や着色料で色素補正をしているものが多いです。完璧な綺麗な色を出すためには少し工夫が必要になってきます。
アボカドを加熱して柔らかくする
固いアボカドを切ってしまった場合は、電子レンジで1〜2分程度加熱するようにしましょう。柔らかくなって調理しやすくなります。また一時的ではありますが、アボカドの変色を止める効果があり一石二鳥です。
アボカドを使った離乳食のレシピ
ここでは離乳食でアボカドを使ったレシピについて紹介します。
アボカドバナナ(9〜11ヶ月)
<材料>
- アボカド 10g
- バナナ 10g
<作り方>
- 熟したアボカドとバナナを取り出しマッシャーで潰す
- 数十秒レンジに加えて加熱する
ポイント:どちらも熟したものを使用するようにしましょう。
アボカドとコーンのポタージュ(12〜18ヶ月)
<材料>
- アボカド 5g
- コーンポタージュ 1袋(詳細はこちら)
<作り方>
- 熟したアボカドをマッシュしてレンジで数秒間加熱する
- コーンポタージュを解凍しアボカドのマッシュと馴染ませる
ポイント:市販のコーンポタージュを使用する場合は、塩分の少ないものを使用するようにしましょう。
アボカドとトマトの温野菜(12〜18ヶ月)
<材料>
- アボカド 15g
- ミニトマト 10g
<材料>
- アボカドとミニトマトを一口大にカットする
- シリコンケースに入れてトマトとアボカドを加熱する
ポイント:余ったエキスにも旨味があるため、調味料を使いたい場合は少量の油と塩を使いソースを作ってあげると食べやすいです。
まとめ
今回は離乳食におけるアボカドについてまとめてみました。森のバターと称されるぐらい脂質が多いアボカドは様々な栄養を含む果物です。使い方と食べさせる量に注意しながら離乳食に取り入れてみてください。
ファーストスプーンでは離乳食にまつわる記事をアップロードしています。他に気になる記事ご覧いただけますと幸いです。
お問い合わせはこちら!(LINE で質問)