離乳食でいわしはいつから使えるの?おすすめのレシピと調理方法について

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

今回は離乳食における「いわし」について、いつから取り入れられるか、おすすめの調理方法やレシピ、栄養面などについてまとめてみました。

青魚の中でもポピュラーないわし、お刺身や煮干し、オイルザーディンや水煮など様々な用途で用いられ、味がしっかりしていてとても美味しいお魚です。是非、離乳食に取り入れてみてください。

離乳食でいわしはいつから

イワシとはニシン科のマイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシ属を指します。

一重にいわしと言っても稚魚を用いたしらす、塩漬けにしたアンチョビ、塩水でさっと茹でて干す煮干やマイワシの開きなど多種多様です。

しらすは初期の段階から用いられることも多いのですが、いわゆる青魚らしい20〜30cmの「いわし」に関しては後期から用いるようにしましょう。

いわしの小骨は大丈夫?

いわしは小骨が残りやすい魚になります。喉につっかえる原因にもなりますし、口当たりがよくないためなるべく骨がないものがおすすめです。

骨なしのいわしの開きやフィーレも出回っていますが、魚の骨抜き処理は人の手で行われているケースが大半です。残骨率がゼロではないため実際に食べてみてチェックしましょう。

離乳食でいわしの缶詰は使える?

加圧加熱を加えることで魚の骨を構成するリン酸カルシウムとコラーゲンの結びつきが崩れ骨まで食べることが可能です。

缶詰やレトルト食品は常温で保存する都合上、ボツリヌス菌が死滅する温度、加熱時間が定められております。

一般的には120度で4分以上の加圧加熱が加えられるケースが多いです。

骨抜き処理を加えたいわしや刺身と比較しても水煮を使い潰した方が使いやすいです。

いわしの目安量と固さについて

青魚のいわしを指します。カタクチイワシやマイワシの稚魚のしらすについては別の基準になるので注意しましょう。

離乳食初期の目安量と固さ

脂質が多いため初期の段階では使用しません。白身魚のカレイやヒラメ、タイ、しらすなどからスタートするようにしましょう。

離乳食中期の目安量と固さ

いわしは青魚で脂質が高いため白身魚に慣れた次は、マグロやカツオなど脂質の少ない赤身魚から食べるケースが多いです。

離乳食後期の目安量と固さ

後期から用いられるケースが多いです。おすすめは水煮缶でぶつ切りのいわしを縦に割り、背骨が入らない様に5〜8mm程度にカットしましょう。

刺身や骨取りの開きを使う場合は、細かく叩いて骨が気にならないようにすると良いです。

魚の目安量は15g程度になります。

離乳食完了期の目安量と固さ

完了期にいわしを用いる場合は、水煮缶のぶつ切りのいわしを1cm程度の大きさにカットします。骨が気になる場合はフォークやスプーンで荒く潰したものを用いるようにしましょう。

魚の目安量は20g程度になります。

イワシ類の稚魚しらすを使う場合の注意点

しらすは船曳網という漁で捕獲されるため、イワシ類の稚魚以外も捕獲されます。ある程度識別をして弾くのですが、漏れも当然ありえびやかにが混ざることもあります。

通常は小魚を除去する必要はありませんが、アレルギー反応が出ないか十分に注意して食べさせるようにしましょう。

いわしの栄養価について

日本食品標準成分表(8訂)では、いわし類/まいわし/生で100gあたり19gのタンパク質が含まれており、脂質は9.2gとやや多い程度です。

養殖の鮭より少し低い水準ですので多すぎる心配はありません。他にも鉄分が2.1mg、亜鉛1.6mgと高い点も大きな魅力の一つです。

DHAを含む脂質を摂りつつ、ミネラル類も補給できる点は他の魚と比較した際の大きなアドバンテージでしょう。またビタミンB群やビタミンDなども含まれております。

今回は生で記載していますが、水煮も同程度の水準になりとても魅力的な食材です。

バランスの良い組み合わせ

いわしに含まれていないビタミンCやβカロテン、食物繊維が豊富なブロッコリーと組み合わせるとバランスよく様々な栄養素を摂取することができます。

子供だけでなく、大人にもおすすめな組み合わせなので茹でたブロッリーといわしを和えてみてください。

いわしのアレルギーとヒスタミンに注意しよう

栄養価の高いいわしですが、鮮魚を使う場合はヒスタミンや魚アレルギーに注意が必要です。サバ、イワシ、マグロには注意が必要で食べる際にしたがピリピリしないものを選ぶようにしましょう。

いわしを使った離乳食のレシピについて

ここではいわしを使った離乳食のレシピを紹介します。離乳食には個人差があるためうまく調整しましょう。

いわしそぼろのひじき煮(9〜11ヶ月)

<材料>

  • 小松 15g
  • いわしの水煮缶10g
  • ひきわり大豆8g
  • 人参10g
  • 芽ひじき1g
  • 醤油 適量
  • 砂糖 適量

<調理方法>

  • 芽ひじきをぬるま湯で30分戻し、ザルにいれ流水で綺麗に洗う。小松菜を5mm幅にカットして軽く水にさらす。
  • ひきわり大豆と1mmダイスカットした人参をボイルし柔からくする。
  • その後下処理を終えたさばと小松菜、さばの水煮を加え小松菜がしんなりするまで加熱する。

いわしとブロッコリーのスープ(12〜18ヶ月)

<材料>

  • いわしの水煮缶 15g
  • ブロッコリー 10g
  • パプリカ 10g
  • はじめのかつおだし 20g(詳細はこちら
  • 水 100cc
  • 塩 少々

<調理方法>

  • ブロッコリーとパプリカを1cmサイズにカットする
  • いわし、ブロッコリー、水煮と出汁を加え煮込む
  • 味の調整に塩を加え塩味を調整する

まとめ

今回は離乳食におけるいわしについてまとめてみました。栄養価が高く、水煮も手に入ることから扱いやすくはじめての青魚におすすめです。

ファーストスプーンについて

「忙しくてもバリュエーション豊かな離乳食/幼児食を食べさせたい」、「市販品には抵抗があるけど、作り手の顔が見えるしものなら安心できる」

そんなママ・パパが抱えるお悩みを解決するために離乳食/幼児食の宅配サービスとしてファーストスプーンはできました。

地元宮城の食材を中心に全国から食材を集め、蔵王山の湧水で離乳食に仕上げています。色味や食材の旨みを壊さないように冷凍し、旬の食材を手軽にお届け!

是非、ご興味のある方は商品ページを確認いただけますと幸いです。

ラインでお問い合わせ