離乳食でカレーはいつから大丈夫?おすすめのレシピと保存方法について
食欲をそそる香りのカレーは子どもに人気で取り入れたいという方も多いのではないでしょうか?
離乳期の初期〜後期の段階ではあまり気になりませんが、徐々に味の好みが形成されていき、食べたり食べなかったりすることも多々。この現象を食べムラと言い、12ヶ月頃(1歳)から起こってくることが多いと言われております。
たまの味の変化にカレーを取り入れてみると食欲が湧き食べるようにすんなり食べてくれることもあるので、是非離乳食に取り入れてみましょう。
今回は離乳食におけるカレーについておすすめのレシピや保存方法などをまとめみ他ので是非参考にしてみてくださいね。
カレーは離乳食でいつから使えるの?
離乳食でカレーは12〜18ヶ月頃ケースが多く、離乳食の中では比較的後の方から取り入れられています。
スパイスに耐性のある地域ではもっと早いタイミングで取り入れられるケースが多いのですが、辛みのあるチリペッパーやホワイトペッパーなどは消化器に負担がかかるため早い時期からの使用はあまりおすすめできません。
ミックススパイスに注意しよう
ガラムマサラやチリペッパー、ウーシャンフェン、カレー粉などのミックススパイスと言われるものには辛み成分が含まれているものがあります。
固形ルーに比べ油脂分が添加物が含まれていないものが多く便利なのですが、離乳期にはあまりおすすめできません。
ヨーグルトやチーズなど乳製品を用いる
通常のカレー粉でも乳製品を用いてマイルドにするとかなり食べやすくなります。辛み成分であるカプサイシンと乳製品に含まれるカゼインが結び着くことによって刺激が柔らかくなるのでおすすめです。
アレルギーに気をつけながら乳製品をカレーに用いてみてください。
完了期のカレーの分量
離乳食でカレーを取り入れる際の分量は、ワンプレートで済ます場合ご飯80g、野菜40〜50g、お肉15〜20g程度必要です。
1食にする場合。量が増えるため、副菜にほうれん草のおひたしや野菜スープを添えて全体のバランスを調整すると食べやすいです。
離乳食や幼児食にカレーに取り入れるメリット
どの離乳食の資料にも香辛料のNGという記載が多いのですが、カレーを取り入れるメリットも存在します。うまくカレーを取り入れましょう。
食べムラが起こった時に便利
1歳にかけて食べムラが起こると栄養の偏りや何も食べなくなってしまって不安になったりすることも多いです。
そんなときに味に変化を加えてあげると食べムラが少なく進むことも。食べムラを赤ちゃんのマイブームと捉え工夫しながら飽きないようにすると良いでしょう。
野菜とお肉を一緒に食べられる
カレーの一番良いところは野菜とお肉、主食を同時に食べられる点です。せっかく離乳食や幼児食を作ったのに全く食べずにストレスを抱えている方も多いのではないでしょうか?
離乳期や幼児期は全部食べてもらえないことも多いということを念頭におき、同時に食べられるようなレシピを用いると気持ちが楽になります。
香辛料の香りで食欲増進
味覚には嗅覚が密接に関与しており、美味しそうな香りだけで食べる気力が湧いてきます。またスパイスに含まれる生姜や唐辛子、ホワイトペッパーは胃を刺激し、胃液を増やして食欲を増進させる効果があります。
高齢者の食事ではよく用いられる手法で焼き魚に薬味を添えたり、生姜焼きやカレーなどを用いて喫食率を増やす工夫をされている方も多いです。
カレールーのとろみで飲み込みやすくなる
カレールーには、最初から小麦粉やデンプンなどでとろみがついていて便利です。
とろみは食べにくい野菜やパサつきがちな肉や魚の水分を保ち飲み込みやすくなります。
離乳食や幼児期におすすめのカレー粉やカレールー
離乳食で使うカレー粉やカレールーを紹介します。紹介した他にも離乳食に使えるカレー粉やルーが存在するので是非離乳食に取り入れてみてください。
S&B甘口カレーパウダー
甘口カレー粉の中でもスーパーやドラックストアなどどこでも入手することができ、唐辛子や胡椒を少なく配合した商品です。ちょっとした炒め物やキーマやドライカレーにおすすめです。
大人用と一緒に作った場合、辛さや味が少し物足りないと感じることもあるのでガラムマサラやチリペッパーを用意しておくと便利です。
S&B辛くないカレーアロマ<カレーパウダー>
辛み成分を加えていないカレー粉になります。配合がよりシンプルになっているためカスタマイズ性が高い点も良いです。業務がメインなので入手が難しい点がネックです。
はじめて食べるバーモントカレー<やさしい甘口>幼児食
こちらはハウス食品の小さいお子様向けのカレー粉です。砂糖やポークエキスなど旨味を補填するものが入っており食べやすい商品なのですが、ハチミツパウダーが含まれております。
一歳未満の方は、推奨されていないらしく普通食に限りなく近い完了期に用いて良いか微妙なところ。
バーモントカレー<甘口>幼児食
バーモンドカレーはハチミツが含まれており、脂質も高めなので離乳食が完了した幼児食のタイミングから家族で食べるようにしましょう。
大人用ルーを取り分ける際の注意点
辛すぎないもの、脂質が高すぎないもの、ハチミツ、黒糖が入っていないものを選ぶようにしましょう。
特にボツリヌス菌には注意が必要で栄養価の高いハチミツですが絶対に使用してはいけません。
大人兼用のルーを選ぶ場合注意しなければならない点が多いため、少し料理の難易度が変わりますが、カレー粉を用いて作った方が良い点も多いです。
カレーを冷凍する場合の注意点
カレーをまとめて冷凍する場合は、当日作ったものをすぐに粗熱を取り冷凍するようにしましょう。1日置いたカレーは菌数が気になります。食中毒の原因になりやすいウェルシュ菌が繁殖しやすいため注意が必要です。
冷凍しても死滅しない菌なので放置したカレーを離乳食や幼児食に用いらない方が無難です。
離乳食向けカレーのレシピ
ここでは離乳食でカレーを作るレシピを紹介します。
はじめのカレー(12〜18ヶ月)
<材料>
- 鶏肉 15g
- じゃがいも 10g
- 玉ねぎ 5g
- にんじん 5g
- ヨーグルト 適量
- でんぷん、砂糖、食塩、かつお節、カレー粉(はじめのカレーはこちら)
<作り方>
- 鶏肉を適度な大きさにカットする
- 野菜をダイスカット、玉ねぎをみじん切りにする
- オーブンレンジのスチーム機能を使いながら火を通す
- ヨーグルトと調味液を加え馴染ませる
ポイント:家庭で作る場合はフライパンと油を用いて調理しやすいように工夫しましょう。
まとめ
今回は離乳食におけるカレーについてまとめてみました。カレーは食べムラが時や野菜とお肉を同時に摂取する際にとても便利です。
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