かつおぶしにはアミノ酸の一種であるイノシン酸(旨味成分)が含まれています。離乳食では塩分をなるべく減らす必要があり、離乳食のレシピ本を開くとかなりの頻度でかつおぶしが使われています。
今回は離乳食におけるかつおぶしについて網羅的にまとめてみました。ご参考になれば幸いです。
かつおぶしはいつから?
鰹出汁は離乳食の初期から使用することができます。かつおぶしをそのまま食べさせる場合には、中期以降がおすすめです。
中期からかつおぶしをそのまま食べさせる場合は、細かく刻んだものをおかゆやうどんなどに混ぜ込んで提供してください。飲み込みやすいように水分が多いものと一緒に食べさせましょう。
離乳食のかつおぶしはなんでもいい?
かつおぶしであればなんでも良いです。顆粒だし(和風だし)は商品を選んだ方が良いでしょう。ベースが塩と砂糖に粉砕したかつおぶしや旨み調味料が加えられています。安価な顆粒だしは塩や砂糖の比率が増えます。
食塩相当量を下げるたために、出汁を加えてもあまり下がらない可能性があります。顆粒だしを使う場合は、表示の食塩相当量を見て量を調整する必要があります。
かつおぶしのサイズ感の目安と量
離乳食初期(5〜6ヶ月)の場合
無理をせずに鰹出汁からスタートしましょう。初期から使える赤ちゃん用だしを使うと、煮出す手間を簡略化できます。
離乳食中期(7〜8ヶ月)の場合
中期になると食べられる食材も増えてきて、簡単な料理を作ることもできます。かつおぶしを粉末にして赤ちゃん用のうどんに加えると塩分を抑えつつ、美味しく仕上がります。
この時期はまだお醤油や味噌などの調味料が使えないため、だしで変化を加えることが重要です。
離乳食後期(9〜11ヶ月)の場合
後期からは、ミルクの量が減って3回食になります。エネルギーを離乳食から摂る量が増えバランスよく食べる必要があります。
この時期では歯が生え揃っておらず、厚削りのかつおぶしでは0.2mm以上の厚さがあり飲み込みにくいです。できれば薄削りのものを使いましょう。
厚みがわからない場合は、「花かつお」と表記されている商品であれば薄削りです。
離乳食完了期(12〜18ヶ月)の場合
この時期になるとだいぶ大人と同じような食事に近づきます。手づかみ食べも本格的にスタートするため、お好み焼きやおやきのトッピングに活用できます。
かつおぶし自体は大量に食べるものでは無いため、多くて小さじ1杯程度が良いでしょう。

スーパーや小売店でかつおぶしを選ぶポイント
月齢によっておすすめの商品が異なります。
- 中期:フードプロセッサーが回りやすい厚削りがおすすめ
- 後期以降:そのまま食べさせる機会が増えるため、薄削りがおすすめです
旨味や風味を気にする場合には、「本枯れ」や「枯れ」などの表記があるものが良いです。表面のパッケージから見分けがつかない場合は、裏側のラベル表記に記載があるためそちらを参照してください。
かつおだしの量と取り方
茶こしにかつおぶしを入れて急須にお湯を注ぐと簡単に少量のだしが取れます。かつおぶしの割合は水に対して3%前後を目指します。100mlのお湯にかつおぶし3g程度入れて少し蒸らします。濃い場合は二番だしを取って希釈して調整してください。
顆粒だしを使う場合は食塩相当量が0.5g以下に収まるように献立を立ててください。
電子レンジでかつおだしは取れる?
取れますがどちらにせよ濾す作業が必要です。茶こしで取った方が大量かつ簡単に取れます。ない場合は鍋に直接入れて漉し器を通してください。
かつおぶしはしっかり量を入れる
かつおぶしの量が少ないと出汁が取れず美味しく仕上がりません。水の量に対して3%目安に加えるようにしてください。
かつおぶしはそのまま食べさせて良いか
かつおぶしはそのまま食べさても問題ありません。
開封後品質が外気に触れるため、小分けのパックを使うと衛生的に使用することができます。必ず飲み込みに注意して食べさせましょう。
粉砕する際にフードプロセッサーを活用する場合は少し注意が必要です。生肉をミンチにしたフードプロセッサーの使用は避けてください。器具と器具の洗い残しから食中毒になる事例が報告されています。安全に食べることが最優先です。
かつおぶしの塩分は大丈夫?
かつおぶしの食塩相当量は100gあたり0.3gです。実際は3g程度の使用になるため、かなり低い数値です。顆粒だしや液体だしには塩分が加えられています。一括表示の食塩相当量の値の数字をチェックしてください。
よくある質問
Q:だしを取った際に余ったかつおだしは保存できますか?
粗熱を取り、冷蔵庫に入れて早めに使いましょう。また使いきれない量だったらフリージングケースに入れて冷凍保存すると良いです。
Q:ベビーフード用の顆粒だしと大人用の無添加の顆粒だしどちらがいい?
無添加の顆粒だしはピンキリです。赤ちゃん用に調整した顆粒だしの方が良いです。
Q:離乳食にだしは必須ですか?
離乳食をよく食べる場合は味付けを急がなくても問題ありません。好きなタイミングで開始しましょう。
Q:かつおぶしでアレルギーはおこりますか?
魚アレルギーの原因であるパルブアルブミンは長時間加熱することでアレルギー反応を低減する傾向にありますが、ヒスチジンを多く含むため、ヒスタミン中毒には少しだけ注意が必要です。
気になる場合は、病院の空いている時間に様子を見ながら少しずつ食べさせましょう。
離乳期おすすめのレシピ
ここではかつおぶしを使った離乳食のレシピについてご紹介。喉にひっついて食べにくい場合もあるため、かつおだしからトライしてみましょう。
かつおだし香る肉じゃが(9〜11ヶ月向け)
- 豚肉(脂肪の少ない部位) 10g
- じゃがいも 9g
- 玉ねぎ 8g
- 人参 2g
- たまり醤油 0.8g
- 砂糖 0.2g
- かつおだし 10g
準備
- かつおぶし 3g
- お湯 100ml
茶こしにかつおぶしを入れ、熱湯を注ぐ1分程度置いておきかつおぶしを取り出す。粗熱を取ってからフリージングケースに小分け保存をする。
下茹で
じゃがいも、玉ねぎ、人参、水を鍋にいれ熱を加える。目安は細い箸や爪楊枝を刺した時、崩れそうになるまで。豚肉は別で下茹でをする。
かつおだしと合わせる
フリージングケースで冷凍保存していただしをレンジで解凍。その後、だし、調味料と具材と合わせ沸騰させる。
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