赤ちゃんの離乳食にオートミールを!月齢別レシピと栄養ガイド

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

オートミールはイネ科の穀物である燕麦(えんばく)を加工して作られたシリアル食品であり、海外では赤ちゃんの離乳食として一般的に食べられています。

近年、日本でも健康志向の高い大人を中心に広まりつつあり、離乳食にも取り入れられているのをご存じでしょうか。本記事では、赤ちゃんの離乳食にオートミールを取り入れるタイミングについて解説します。

離乳食初期、中期、後期に分けておすすめのオートミールメニューも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

離乳食にオートミールを取り入れるタイミング

オートミールは離乳食初期から利用できますが、市販のオートミールは加工方法によっていくつかの種類があります。購入をする際には、必ず味付けがされていないものを購入しましょう。

まず、この見出しでは離乳食にオートミールを取り入れるタイミングと注意点について解説します。

離乳食初期から利用できるが中期からという人も

オートミールは離乳食初期から利用可能です。しかし、5~6ヶ月の赤ちゃんに与える場合は粒が残らないほど煮込み、すりつぶすひと手間があるため中期から利用するというママもいるようです。

豆腐やおかゆなどのすりつぶしやすい食材と比べると、少し面倒だと感じるかもしれません。しかし、オートミールは栄養素が豊富であり、アレルギーの心配が少ないなどのメリットがあります。

ぜひ、赤ちゃんのためにも離乳食初期から積極的に取り入れてあげましょう。

月齢に合った調理法で与えよう

オートミールを赤ちゃんに与える場合は、月齢に合った調理法をおこなうことを忘れないでください。離乳食初期(5~6ヶ月)は飲み込む練習をするためにも、食材はなめらかにペースト状にすることが基本です。

離乳食中期(7~8ヶ月)は、舌とあごでつぶせるくらいの固さにしてあげましょう。離乳食後期(9~10ヶ月)は歯ぐきでかむ力もついてくるので、バナナくらいの柔らかさにしてあげます。

オートミールも月齢に合った調理法にすれば、牛乳やかぼちゃなどを組み合わせたメニューに活用できます。ぜひ、さまざまな食材と合わせてみてくださいね。

オートミールの冷凍保存のポイントと解凍方法

オートミールの冷凍方法は月齢に合わせた方法で調理したあと、粗熱を取ります。製氷皿に小分けをして入れ、ふたをして冷凍しましょう。

一度作れば1週間程度の保存が可能なので、ぜひさまざまな調理に活用してください。

解凍をする場合は、1食分ずつ小分けにしたオートミールを耐熱皿に移し、ふんわりとラップをして電子レンジで加熱します。

加熱時間は500wで30~40秒ですが、量によってはもう少し必要な場合もあります。赤ちゃんに与える場合は自然解凍をせず、必ず再加熱させてください。

離乳食初期:5~6ヶ月の赤ちゃんに優しいオートミールレシピ

【オートミールを使った簡単おかゆ】

【材料】

オートミール:5g

水:45ml

【作り方】

1.オートミールと水を深めの耐熱皿に入れる

2.電子レンジ500wで1分加熱する

深めの耐熱皿にオートミールと水を入れて、電子レンジ500wで1分程度加熱するだけの簡単レシピです。

材料は水とオートミールだけでよいので、どなたでも作りやすいメリットがあります。

おかゆに慣れてきたら豆腐を入れることで、栄養価もアップするのでぜひ試してみてください。りんごやバナナなどの果物もおすすめです。

離乳食中期:7~8ヶ月モグモグ期のオートミールメニュー

【オートミールの野菜がゆ】

【材料】

オートミール:10g

水:60ml

にんじんやほうれん草などの野菜:10g

【作り方】

1.野菜を小さく切り、柔らかく茹でる

2.深めの耐熱皿に水とオートミール、野菜を入れる

3.電子レンジ500wで1分30秒加熱する

離乳食中期になるとさまざまなアレンジが可能になってきます。

7~8ヶ月の赤ちゃんは水ではなくミルクを使用するのもおすすめです。オートミールがクリーミーになるので、食べやすくなるでしょう。

オートミールを使った簡単おかゆをベースにして、ミルクやだし汁に変更したり、野菜や果物を変えたりするなどしてさまざまなレシピに挑戦してみてください。

離乳食後期:9~10ヶ月の手づかみ食べにぴったりなオートミールレシピ

【オートミールの手づかみおやき】

【材料】

オートミールを使った簡単おかゆ:15g

じゃがいも:30g

りんご:15g

バナナ:15g

ミルク:30ml

サラダ油:適量

【作り方】

1.じゃがいもの皮をむいて適当な大きさに切り、耐熱皿に載せて水と塩を軽く振りかける

2.ラップをかけ、電子レンジ500wで1分加熱する

3.温かいうちにじゃがいもをすりつぶす

4.バナナは皮をむいてつぶしておく

5.りんごは皮をむいて5㎜くらいの角切りにする

6.食材をすべてボウルに入れて、よく混ぜる

7.フライパンに油を軽く引き、平たく形を整えたおやきを焼く

8.両面しっかりと焼き色を付けたら完成

離乳食後期になると、赤ちゃんも食材を手づかみできるようになり、食べられる食材もかなり増えてきます。

形をアレンジして棒のようにすれば、手づかみに慣れていない赤ちゃんでも持ちやすいのでおすすめです。

オートミールに合う食材を探して、ぜひさまざまなレシピを試してみましょう。

また、オートミールと薄力粉、卵、ミルクを合わせればパンケーキも作れます。それぞれのアレルギーが問題なければ、ぜひこちらも作ってみてくださいね。

オートミールの栄養と赤ちゃんへの影響

オートミールは赤ちゃんの離乳食に最適な食品ですが、赤ちゃんへの影響はどのようなものがあるのでしょうか。オートミールの栄養価と合わせて見ていきましょう。

オートミールの栄養価

オートミールの100gあたりの栄養価は、主に次のとおりです。

  • たんぱく質:約13g
  • 食物繊維:約10g
  • 鉄分:約3.9㎎
  • ビタミンB1:約0.6㎎
  • カルシウム
  • 亜鉛

とくに、不溶性・水溶性どちらも含む食物繊維が豊富に含まれているので、赤ちゃんのお腹の調子を整えてくれます。

鉄分も含まれているので、離乳食後期の栄養補給に良いと言われています。

オートミールの赤ちゃんへの影響

オートミールは加熱調理をしないと固くて消化しづらいため、赤ちゃんに与える場合は必ず柔らかく煮てください。

月齢によって固さの目安は異なるものの、おかゆやポタージュ状にするのが基本です。

また、オートミールの原料であるオーツ麦自体はアレルゲンになりにくいですが、製造過程で小麦などが混入している製品もあります。

製品を購入する際は「グルテンフリー表示」があるかどうかを必ずチェックして、安心できるメーカのものを使用しましょう。

まとめ

オートミールは食物繊維や鉄分など栄養価が豊富であり、赤ちゃんの離乳食に最適な食品です。

本記事で紹介した離乳食初期、中期、後期のレシピを参考にして、ぜひ赤ちゃんの離乳食に取り入れてみてください。

また、ファーストスプーンでは離乳食初期から後期までをサポートする、[1] 乳食定期プランがあります。

トマトやほうれん草、にんじんペーストなどオートミールに組み合わせしやすい食材がたくさんあっておすすめです。

LINE公式アカウントもありますので、興味がある方はぜひ[2] ちらからどうぞ。


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