離乳食のホワイトソースはいつから?レンジで簡単な作り方、冷凍保存、アレルギー対応レシピまで徹底解説

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

「離乳食のホワイトソース作り」と聞くと、どんな印象を持ちますか。「手作りは手間がかかりそう」「アレルギーが心配」とつい身構えてしまいますよね。そんな難しい印象を持たれがちなホワイトソースですが、実はレンジを使えばダマにならずに簡単に調理ができます。

このコラムでは、ホワイトソースを食べさせる時期や赤ちゃんに初めて食べさせる際の注意点、アレンジ術についても紹介していきます。一緒に離乳食作りを簡単に、もっと楽しくしていきましょう。

はじめてのホワイトソースはいつから?アレルギーの注意点

ホワイトソースを離乳食に取り入れられるのは、離乳食中期(生後7〜8ヶ月)頃からです。この時期は、なめらかから粒ありへとステップアップしていく頃です。特にホワイトソースは、パスタや野菜、魚に合わせやすく、献立の幅を広げてくれます。

離乳食でパスタを取り入れたい方は、こちらの記事も一緒にチェックしてみて下さい

アレルギー反応に注意!安全な進め方

ホワイトソースには小麦粉や乳製品が使われるため、アレルギーの原因になりやすい食材が含まれています。初めて赤ちゃんに食べさせる際は、少量から始めて様子をよく観察することが大切です。

アレルギー反応への注意点

・小児科が開いている午前中に試し、様子を観察する。

・小さじ1杯程度から試す。

・新しい食材は1品だけにし、原因が特定できるようにする。

また、米粉や豆乳、育児用ミルクを使うことでアレルギーに配慮したホワイトソースを作ることができます。

レンジで失敗なし!基本のホワイトソースの作り方

レンジで失敗なし!基本のホワイトソースの作り方

離乳食のホワイトソースは、実はレンジで簡単に作ることができます。ここでは、通常の小麦を使用した作り方と、アレルギーに配慮した米粉を使用するレシピを紹介していきます。

定番の離乳食用ホワイトソースの作り方

【材料】

  • 小麦粉 大さじ1
  • 牛乳(成分無調整) 100ml
  • 無塩バター 3g

《作り方》

  1. 深めの耐熱容器に無塩バターと小麦粉を入れる。
  2. ラップをせずに電子レンジで500〜600Wで1分加熱し、無塩バターが溶けたらよく混ぜる。
  3. 牛乳は数回に分けて加え、ダマにならないようによく混ぜる。
  4. ラップをして、電子レンジで600Wで1分半ほど加熱する。取り出してよく混ぜる。
  5. 再度電子レンジで30秒〜1分加熱する。スプーンからゆっくりと垂れるくらいのなめらかさになったら完成。

バターの使用量は、赤ちゃんの月齢や食べる量に応じて少しずつ調整しましょう。

アレルギーに配慮した離乳食用ホワイトソースの作り方

【材料】

  • 米粉 小さじ1.5
  • 無調整豆乳 大さじ6
  • 育児用ミルク 規定量で溶いたもの

《作り方》

  1. 深めの耐熱容器に米粉、無調整豆乳、育児用ミルクをすべて入れる。
  2. 泡立て器やスプーンでダマにならないようによく混ぜる。
  3. 耐熱容器にふんわりラップをかけ、電子レンジで500Wで1分加熱する。
  4. 取り出してよく混ぜる。再度500Wで30秒〜1分様子を見ながら加熱する。
  5. 粗熱を取り、必要であれば育児用ミルクを加えて完成。

※豆乳や育児用ミルクはすでに飲み慣れている物を使って下さい。

また、塩分や油分についても注意が必要です。

離乳食では無塩バターを使用し、塩分や油分は最小限にしましょう。

油分の摂取量(目安)
中期(7~8カ月)約1~2g
後期(9~11カ月)約2g
完了期(12~18カ月)約3g

バターの使用始めや量については、別のコラムで詳しく解説しているので併せてチェックしてみて下さい。

作っておくと安心!ホワイトソースの冷凍保存と解凍のコツ

ホワイトソースは冷凍保存することで、調理時間を大幅に短縮することができます。

ホワイトソースの冷凍保存の方法

ホワイトソースを室温で冷まし、粗熱を取って下さい。冷ましたソースを製氷皿やフリーザーバッグに小分けにして冷凍します。フリーザーバッグを使用する際は、できるだけ空気を抜いてから口を閉じて下さい。また、容器やフリーザーバッグに作った日付を記入しておくと分かりやすいです。

ホワイトソースの解凍方法とコツ

冷凍したホワイトソースを冷蔵庫に移し、数時間から一晩かけてゆっくり解凍しましょう。解凍後は、鍋で弱火でよくかき混ぜながらゆっくりと温めます。焦げ付かないように注意しましょう。とろみが足りない場合は、少量の牛乳や育児用ミルクを混ぜることでなめらかに仕上がります。

より時短したい方は電子レンジで解凍することがおすすめです。凍ったホワイトソースを耐熱容器に移し、ラップをふんわりとかけて500Wで30秒程加熱します。加熱途中で一度取り出し、よく混ぜるとダマになりにくいです。量が多い場合は少しずつ追加加熱して下さい。

一度解凍した物はその日のうちに使い切るようにして下さい。 また、冷凍保存したホワイトソースは7日〜10日を目安に使い切りましょう。

レパートリーが広がる!ホワイトソースの人気アレンジレシピ

マンネリ解消!アレンジレシピの紹介

ホワイトソースを使ったアレンジレシピを3つご紹介します。

中期(7~8ヶ月頃)向け

《さつまいもと鮭のクリームパスタ》

【材料】

  • 赤ちゃん用パスタ 15~20g
  • 鮭(骨・皮を取り除いた切身) 10~15g
  • ブロッコリー 小さじ2
  • さつまいも 大さじ1
  • ホワイトソース 大さじ1~2

《作り方》

  1. パスタはやわらかく茹で、1〜2cm程度に刻む。
  2. 鮭はしっかり加熱し、骨と皮を取り除いて細かくほぐす。
  3. ブロッコリーとさつまいもはやわらかく茹で、ブロッコリーは細かく刻み、さつまいもはペースト状にする。
  4. 材料を耐熱容器に入れ、ホワイトソースを加えてよく混ぜる。
  5. 電子レンジで500Wで30〜40秒程度温め、人肌くらいの温かさになったら完成!

※途中で取り出してよく混ぜるとムラなくなめらかに仕上がります。

ファーストスプーンでは、さつまいもペーストを取り扱っています。レンジで加熱するだけなので、毎日忙しくて時間のないママ・パパにぴったりな商品です。

後期(9~11ヶ月頃)向け

《鶏ささみとじゃがいものグラタン》

【材料】

  • 鶏ささみ(筋を取ったもの) 15~20g
  • じゃがいも 30g
  • しめじ(石づきをとったもの) 小さじ2
  • ホワイトソース 大さじ2
  • 粉チーズ ほんのひとつまみ程度

《作り方》

  1. 鶏ささみは筋を取り、しっかり茹でて細かくほぐす。
  2. じゃがいもはやわらかく茹でて粗つぶしにする。
  3. しめじは石づきを取り、細かく刻む。やわらかくなるまで加熱する。
  4. 耐熱容器に具材を入れ、ホワイトソースをかける。
  5. 粉チーズをひとつまみ入れ、トースターで軽く焼き色がつくまで加熱して完成!

鶏ささみの代わりに真鯛そぼろを使うと上品な甘さが出るので、アレンジしたいときにおすすめです。ファーストスプーンでは、真鯛そぼろを取り扱っています。

完了期(12~18ヶ月頃)向け

《鶏挽肉のホワイトドリア》

【材料】

  • 鶏挽肉 20g
  • 人参 小さじ2
  • 玉ねぎ 小さじ2
  • コーン(缶詰・水気を切る) 小さじ2
  • ご飯(軟飯でも可) 80g
  • ホワイトソース 大さじ2~3
  • 粉チーズ 少量

《作り方》

  1. フライパンで鶏挽肉を炒める。
  2. 人参と玉ねぎをみじん切りにする。
  3. 鶏挽肉の色が変わったら、人参・玉ねぎを加えてやわらかくなるまで加熱する。
  4. コーンとご飯を加え、ホワイトソースを絡める。
  5. 耐熱容器に移し、粉チーズを少量振る。
  6. トースターで軽く焼き目がつくまで加熱して完成!

ご飯の代わりに軟飯を使っても問題ありません。ファーストスプーンでは、軟飯を取り扱っています。

市販のベビーフードソースを選ぶ際のポイント

離乳食作りを助けてくれる市販のベビーソース。ここでは、選ぶときに注意するポイントをお伝えします。

・月齢表示の確認

パッケージに必ず月齢表示があります。お子さんに成長段階にあった物を選ぶようにしましょう。

・原材料の確認

原材料や表示を見て、アレルギーに対応している物かなどを確認しましょう。また、添加物・保存料・香料が少ない物を選ぶと良いでしょう。

・塩分・調味料の確認

赤ちゃんはまだ腎臓が未発達のため、薄味や塩分控えめの物を選ぶと良いでしょう。

まとめ

今回は、ホワイトソースの作り方や簡単なアレンジレシピを紹介しました。ホワイトソースを冷凍保存することで、料理の時間を短縮することができます。ソース作りが大変な時は、市販のソースもあるので選ぶときのポイントを確認しながら、活用してみて下さい。

アレンジも豊富にあるので、共働きで忙しいママ・パパの味方になってくれます。赤ちゃんの食べる成長を、ラクに楽しく見ていきましょう。

ファーストスプーンは、日々子育てに奮闘されているママ・パパを応援しています。冷凍離乳食や定期便など数多くそろえているので、是非チェックしてみて下さい。

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