離乳食のベーキングパウダーはいつから?選び方やレシピ・アレルギーについて解説

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

離乳食のベーキングパウダーはいつから?選び方やレシピ・アレルギーについて解説

今回は離乳食におけるベーキングパウダーはいつから使えるのか、市販品の選び方。おすすめのレシピについてまとめてみました。

お菓子を作る上で欠かせない食材の一つです。上手に取り入れて料理に取り入れましょう。

離乳食におけるベーキングパウダーはいつから使えるの?

ベーキングパウダーとはふくらまし粉の一種でケーキやクッキーなどに使われるふくらまし粉の一種です。重曹と膨張剤・水に反応させることでガスを発生させ、気泡を作ることでふわふわした食感を再現します。

離乳食でも使われることがあり、離乳食の後期頃から粉物や焼き菓子などの食感の改善によく使われているレシピが多いです。

手掴み食べでは手で持たせるために食感があるように作る必要があり、手軽にふっくらとした食感を作るためにベーキングパウダーが必要な場面が出てきます。

アルミニウム(みょうばん)は大丈夫?

ベーキングパウダーにはアルミニウム(みょうばん)を用いる場合があります。自然界に水や、食材、空気などありのまま存在する物質ですが、摂取基準が定められています。

基準が設けられている以上、穀物加工品や菓子類を食べさせ過ぎないように注意が必要です。

菓子類の頻度が気になる場合は、アルミニウム(みょうばん)が使われていないベーキングパウダーを活用するなど工夫をしてみましょう。

厚生労働省では、平成23年度~24年度に加工食品と野菜などの生鮮食品からアルミニウムをどれくらい摂取しているのか調査を行いました。その結果、ア ルミニウムの推定摂取量の平均値は、すべての年代層で2.の「暫定的な許容量」(許容量)を下回っていました。小児(1-6歳)では、許容量に対する摂取 量の割合が最も大きく、許容量の約43%でした。

アルミニウムを含む食品を多く食べる場合の推計では、小児では摂取量の多い5%の人が許容量を超える可能性があることがわかりました。小児以外の年代層では、許容量を超えませんでした。

アルミニウムの推定摂取量には、穀類加工品や菓子類などの寄与が大きく、これは、膨脹剤として使用される食品添加物(硫酸アルミニウムカリウムや硫酸アルミニウムアンモニウム)によるものと推察されました。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/aluminium/index.html

ベーキングパウダーは離乳食に必要?

手掴み食べ以外で膨らます用途がないため、焼き芋やバナナのような簡単に手掴み食べを用いるようであれば不要です。

ベーキングパウダーは下記のような商品によく用いられております。

・ホットケーキミックスや天ぷら粉、お好み焼きなどのミックス粉

・クッキー・ビスケット、マフィンなどの焼き菓子類

・パン類(菓子パン、その他パン)

偏食傾向があり、アルミの摂取量が気になる場合は避けるないし、アルミフリーのベーキングパウダーで自作するなどの工夫をすると良いでしょう。

ベーキングパウダーの選び方について

アルミフリーのベーキングパウダーや赤ちゃん用に調整したホットケーキミックス粉を用いて調理をすると安心できます。

赤ちゃん用に粉物を調整することは難しいため、市販の赤ちゃん用のホットケーキミックスを使いホットケーキや蒸しパンを作ると失敗が少なくなり、おすすめです。

ベーキングパウダーの代替

離乳期のベーキングパウダーの代替としては、生地にドライイーストを加えて寝かせて発酵させたり、食用の重曹を用いると似たようなふっくらとした食感になります。

ドライイーストは少し難易度が高いため、初心者は重曹からはじめてみましょう。

アレルギーについて

ベーキングパウダーで使われる遮断剤は、コーンスターチ(でん粉)が使われることが多いです。

コーンスターチはコーンのタンパク質をほぼ取り除いているため、コーンアレルギーに注意する必要性はそこまで高くないでしょう。

H3手作りの保存期間

冷凍して保存するようにしましょう。使いたい分だけ耐熱容器にラップをして解凍するとカビの心配をする必要がなく楽しめます。

H2ベーキングパウダーを使った離乳食のレシピ

ここではベーキングパウダーを用いた離乳食のレシピを紹介します。

レシピ①基本の「米粉蒸しパン」

【材料】

米粉…50g

砂糖…15g

牛乳(豆乳・水で代用可)…60ml

ベーキングパウダー…3g

塩…ひとつまみ

【作り方】

米粉・砂糖・ベーキングパウダー・塩を均一になるようによく混ぜる

牛乳を加えて手早くしっかりと混ぜる

カップに生地を流し入れて耐熱皿に乗せる

ラップをせずに電子レンジで(600W)2~3分加熱する

加熱が終わったら、爪楊枝や竹串を刺して生焼けになっていないかチェックします。生地が付いてこなければOKです。生地がついてくるときは、様子を見ながら再加熱してしっかり中まで火を通しましょう。

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H2まとめ

まとめ

今回は離乳食におけるベーキングパウダーについてまとめてみました。お菓子作りには欠かせない材料の一つです。上手に離乳食に取り入れるように心がけましょう。

ファーストスプーンでは離乳食にまつわる記事をアップロードしています。

気になる記事があればご覧いただけますと幸いです。

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カテゴリー: 食育コラム