離乳食で木綿豆腐はいつから?手づかみ食べやおすすめのレシピについて
タンパク質が豊富で大豆の風味が濃い木綿豆腐。一度ニガリで固めた豆腐を圧力をかけることで絹ごし豆腐に比べて固く、固まりが口の中で解れる様な食感が特徴です。
今回は離乳食で木綿豆腐はいつから使えるのか、手づかみ食べやおすすめのレシピについてまとめてみました。
離乳食で木綿豆腐はいつから使えるの?

木綿豆腐は離乳食の後期(9〜11ヶ月)頃から使われることが多いです。豆腐凝固剤(にがり)で固めた後に崩し圧搾しており、絹ごし豆腐に比べて密度が高く食べ物に慣れてからの方が良いでしょう。
すりつぶしてお湯で伸ばすことで初期から使うことも可能ですが、圧搾する前の豆腐に戻しているため最初から絹ごし豆腐を使った方が良いでしょう。
木綿豆腐と絹ごし豆腐の違いについて
豆腐はこのような流れで作られます。
大豆を水で戻す→攪拌して煮る→豆乳とおからに分ける→豆腐凝固剤で固める
固める工程で、雑多に固めて重しでまとめる木綿豆腐と一度に寄せるものを作る絹ごし豆腐に別れます。
木綿豆腐の木綿は調理工程の道具を指しますが、絹ごし豆腐は絹の様になめらかで柔らかい豆腐という意味合いで呼称されます。
成り立ちで覚えると間違えにくいです。
離乳食における木綿豆腐の目安量
月齢区分 | 目安量 | 大きさ |
離乳食初期(5〜6ヶ月) | – | – |
離乳食中期(7〜8ヶ月) | – | – |
離乳直後期(9〜11ヶ月) | 45g(肉・魚の量に合わせて調整) | 粗刻み程度を目指す。 |
離乳食完了期(12〜18ヶ月) | 50~55g(肉・魚の量に合わせて調整) | 1cm程度の大きさを目指す。 |
タンパク質の区分の中では、多く食べさせることが可能です。豆腐の苦味を嫌がる場合は、肉や魚で調整しましょう。
食べさせすぎのデメリット
豆腐には塩化マグネシウム(にがり)と水分が多く含まれています。
他の影響もありますが、目安量より多く食べさせて不調になる場合は、調整するように心がけましょう。
離乳食ではアレルギーの確認のために何を食べさせたのか、ざっくりとメモを残しておくと便利です。
主な豆腐の比較
豆腐ごとの栄養価比較です。
※100gあたり、凝固剤を区別しない
品目 | kcal | たんぱく質 | 脂質 | 糖質 | 鉄分 |
木綿豆腐 | 73kcal | 7.0g | 4.9g | 1.5g | 1.5mg |
絹ごし豆腐 | 56kcal | 5.3g | 3.5g | 2.0g | 1.2mg |
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
全体的に木綿豆腐の方が栄養が高いです。特に鉄分は離乳食で不足しがちな栄養素になります。
隙間隙間で活用するようにしましょう。
離乳食の手掴み食べ用に木綿豆腐を使うには
水分を抜いた豆腐を焼いてそのまま食べることが可能です。その際片栗粉をまぶし炒めると型崩れせずに食べさせることができます。
崩れやすい場合は、ひき肉と豆腐、片栗粉を混ぜこんでハンバーグにすると良いでしょう。
餡をかけていますが、比率は3:1でこの様な形に整形すると崩れにくいです。

離乳食における木綿豆腐を使ったおすすめレシピ
ここでは離乳食で使ったレシピを紹介します。調整してみましょう。
添えて使う豆腐と人参の炒め物(後期)
<材料>
- にんじん 10g
- 木綿豆腐 5g
- ごま油 小さじ⅓
- 花鰹 少々
<作り方>
- 人参を5〜8mmの長さで細切りにする
- 木綿豆腐の水分を抜き崩す
- フライパンにごま油を垂らし、人参と木綿豆腐を炒める
- 仕上げに花鰹を散らす
はじめての肉豆腐(完了期)
<材料>
- 豆腐 20g
- 牛肉(赤身)5g
- 長ねぎ 5g
- 人参 5g
- 椎茸 2g
- はじめのかつおだし 2個
- 醤油 少々
- 砂糖 少々
- 水 40cc(適量)
<作り方>
- 具材を食べやすい大きさにカットする1cm程度(椎茸は細かく刻む)
- はじめのかつおだし、水を煮て具材を加えて煮込む
- 人参に火が通ってきたら、醤油や砂糖で軽く味付けをする
まとめ
今回は離乳食における木綿豆腐についてまとめてみました。大豆を使った栄養豊富な食材です。上手に離乳食に取り入れて、調整しましょう。
ファーストスプーンは、ママ・パパが赤ちゃんとの絆を深める離乳食をお届けしたいと考えています。国産の厳選食材を使用したベビーフードをご用意しているため、離乳食期にぜひご活用ください。
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