離乳食で手羽元はいつから?手掴み食べ・鶏肉の部位比較やレシピについて徹底解説
今回は離乳食で手羽元を使う際の疑問について解説します。鶏肉の部位の中でも旨味が強く、大人にも人気の高い手羽元。
離乳食においていつから活用できるのか、手づかみ大丈夫なのか、目安量やレシピ、他の部位との比較など、手羽元を離乳食に取り入れる際に知っておきたい情報をまとめました。
離乳食で手羽元はいつから取り入れられるのか

鶏肉の部位の中では皮つきのまま食べるため脂質が高いため、後期から使用されることが多いです。進め方としては鶏むねやささみに慣れた後に皮なしのもも肉に移行し、手羽元に進む形式が無難です。
鶏肉は鶏皮に多くの脂質が含まれております。脂質が気になる場合は外して使いましょう。
ボーンブロスにも使える
魚や肉と香味野菜を煮込んだボーンブロス(出汁)としても活用可能です。鶏ガラ出汁に近くカルシウムが含まれる点が大きなメリットと言えるでしょう。
他にも牛テールや豚骨などを香味野菜と一緒に煮込んで作られます。好きなお肉と野菜を加えてアレンジしてみましょう。
日本食で使うアゴだしやかつおだし、いりこだしなどと比較すると脂質が多く食べさせすぎに注意が必要です。
手羽元の離乳食における目安量と大きさ
月齢区分 | 目安量 | 大きさ |
離乳食初期(5〜6ヶ月) | – | – |
離乳食中期(7〜8ヶ月) | – | – |
離乳食後期(9=11ヶ月) | 15g | 5~8mm程度、歯茎で潰せる硬さ |
離乳食完了期(12~18ヶ月) | 20g | 1cm程度、歯茎で噛める硬さ |
軟骨は噛みきれず飲み込んでしまう恐れがあり、手掴み食べで与える場合は外して方が無難です。
脂質が気になる場合は、湯掻いてから使用すると抑えることができます。
そのまま手掴み食べにさせても大丈夫?
手羽先・手羽元を持たせて目を離した好きに骨ごと食べてしまうという事があるようです。
特にこの時期(後期〜完了期)は座って食べることを嫌がる子も多く、立ったまま食べさせて転んでしまう可能性もあります。
骨から外して食べさせる方式が無難ですが、手掴み食べの練習をさせたい場合は目を離さずに注意して食べさせましょう。
離乳食における鶏肉の部位比較
離乳食で使用頻度の高い鶏肉の部位比較です。皮がついている手羽元の脂質が一番高くなります。可食部の兼ね合いから皮を外すのではなく、茹でて脂質をカットする方式が無難です。
100gあたり(廃棄率は除く)
品目 | エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
むね/皮なし/生 | 105kcal | 23.3g | 1.9g | 0.1g |
ささみ | 98kcal | 23.9g | 0.8g | 0.1g |
もも/皮なし/生 | 113kcal | 19.0g | 5.0g | 0g |
手羽もと/皮付き/生 | 175kcal | 18.2g | 12.8 | 0g |
日本食品標準成分表(引用)
ささみの繊維の口に残る感覚を考慮するとむね>ささみ>もも>手羽元の順でおすすめです。余った鶏皮は鶏油を取ったり、湯掻いて千切りにしてサラダに合わせると上手に活用できます。
手羽元の肉と骨の間が赤い時
しっかり茹で時間を確保しているにも関わらず、肉と骨の間が赤くなることがあります。骨の髄液が染み出してこのような現象が起こっており、加熱不足による生焼けではないケースが多いです。
特に冷凍の手羽元を使う時に起こりやすくなります。
手羽先を使った離乳食のレシピ
ここでは手羽元を使った離乳食のレシピについて紹介します。お子様の様子に合わせて調整しましょう。
手羽元のさっぱり棒棒鶏(離乳食後期)
<材料>
- 手羽元 15g
- トマト 5g
- きゅうり 20g
- きりごま 5g
- ごま油 ⅓
- レモン果汁 少々
- 塩 少々
<作り方>
- 手羽元を茹で、食べやすいようにほぐす
- トマト、きゅうりを食べやすい大きさにカットしてスチームをかける
- きりごま、レモン果汁、ごま油を混ぜて具材に回す
手羽元のトマト煮込み
<材料>
- 手羽元 20g
- トマトピューレ 30g
- 玉ねぎ 5g
- ピーマン 3g
- マッシュルーム 2g
- はじめのかつおだし 2個
- 塩 少々
<作り方>
- 手羽元を湯掻いて、骨から外す
- 玉ねぎ、ピーマン、マッシュルームをみじん切りにする
- 全ての具材加えてトマトの酸味を軽く飛ばす
まとめ
今回は離乳食における手羽元についてまとめてみました。鶏肉の中では脂質が高くジューシーな点が魅力です。上手に離乳食に取り入れてみましょう。
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