生後6ヶ月にもなると左右に寝返りがうてるようになったり、上手に動くものを目で追えるようになったりとできることがたくさん増えてきます。

離乳食の開始初期5ヶ月の頃と比べると、食べられる量も増えてくるので、目安量がわからない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、生後6ヶ月の離乳食の目安量はどのくらいなのか、進め方や食材、ミルクについて解説します。食材の裏ごしのやり方やうまくいかないときの対処法なども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

生後6ヶ月の目安量はどのくらい？生後5ヶ月とどれくらい違うの？

生後5〜6ヶ月は離乳食初期と言われる時期であり、ミルクからさまざまな食材に慣れて飲み込むことを覚えていく大切な時期です。

首がしっかりとすわるようになる、ママやパパの食事に興味を持ち始めるなどのサインが見られるようになったら、離乳食を開始しましょう。まず、この見出しでは生後5ヶ月と6ヶ月の食事量やミルク量の目安、用意する回数を解説します。

食事量の目安

生後5ヶ月と6ヶ月の食事量の目安は主に次のとおりです。

生後5ヶ月	つぶしがゆ：小さじ6杯 野菜：小さじ3杯 豆腐（たんぱく質）：小さじ3杯
生後6ヶ月	炭水化物（おかゆなど）：約30g 野菜類：約15g たんぱく質（豆腐など）：約5〜10g

生後6ヶ月になると体重も6〜10kgと、大きい子だと10kgを超えることもあります。ここで紹介をする食事量はあくまでも目安ですので、順調に進んでいるのであれば食べたいだけ食べさせても大丈夫です。

ミルクの目安

生後5〜6ヶ月の赤ちゃんに与えるミルク量は大きく変わりはなく、1回あたり200〜220mlです。離乳食後だからといって量を調節する必要もなく、赤ちゃんが欲しがる分だけ与えてかまいません。

ただし、1日の目安量は1,000〜1,100mlとなるため、この量を超えないように調整をしましょう。

食事を用意する回数

生後5ヶ月の赤ちゃんの場合、1日の食事回数は5回です。5回中1回、慣れてきたら2回は離乳食と一緒にミルクを飲みます。家族の生活リズムや授乳のタイミングを考えて、離乳食を準備しやすい時間帯にあげましょう。

一方で、生後6ヶ月の赤ちゃんの場合、食事回数は5回と変わりませんが離乳食の時間は離乳食のみとなるように少しずつ調節していきます。1日に2回離乳食、3回ミルクとなる2回食を始めていきましょう。

お風呂や就寝のスケジュールを考えて、2回目の離乳食は19時よりも前にあげられるように調整をしてみてくださいね。

生後6ヶ月の離乳食スケジュール

生後6ヶ月の離乳食スケジュールの一例を紹介します。また、ここで紹介する量はあくまでも目安となるため、赤ちゃんの成長や発達に合わせて調節をしてください。

食材の種類と量

生後6ヶ月から離乳食を開始した場合は、はじめは消化のよい10倍がゆをすり潰したものを食べさせてあげましょう。慣れてきたらすりつぶした人参などの野菜を取り入れ、豆腐や白身魚にステップアップしていきます。

生後5ヶ月から離乳食をスタートしており、2回食になっている場合は野菜や果物、たんぱく質、穀類など栄養バランスを考えた食事にしましょう。食材を増やしながら量も増やすようにし、赤ちゃんに様々な食材を与えてあげてみてください。

離乳食スケジュール

生後5ヶ月から離乳食を開始した場合の、2ヶ月目頃にあたるスケジュールの目安は主に次のとおりです。

• 6:00：ミルク
• 10:00：食事（ミルク）
• 14:00：食事（ミルク）
• 18:00：ミルク
• 22:00：ミルク

空腹と満腹のリズムを作るためにも、1回の食事間隔は4時間以上あけるようにしましょう。とくに母乳ではなくミルクの場合は、1日3回程度を目安にすることも大切です。

また、2回食が始まったからといって、すぐに食事量を2倍にする必要はありません。赤ちゃんの様子を見て、ミルクを欲しがっている場合は与えてあげてください。

反対に赤ちゃんの食欲が旺盛で、もっと食べたがるケースもあります。その場合は、目安量よりも多く食べさせてあげましょう。ただし、体への負担が少ない炭水化物か野菜類を増やしてあげてください。

離乳食6ヶ月のおすすめ食材と裏ごしのやり方

離乳食6ヶ月のおすすめ食材と裏ごしのやり方について解説します。裏ごしは離乳食初期に欠かせないものなので、ぜひこの見出しを参考にしてみてください。

離乳食6ヶ月で使用できる食材

離乳食6ヶ月で使用できる食材の一例を紹介します。

コメ・パン類	お米、食パン
めん類	うどん、そうめん
大豆製品	豆腐、枝豆
卵	卵黄
白身魚	鯛、ひらめ、カレイ、しらす
野菜類	ほうれん草、大根、人参、ブロッコリー じゃがいも、かぼちゃ、キャベツ、かぶ 白菜、小松菜、さつまいも、トマトなど
果物類	りんご、いちご、桃、みかん 梨、バナナ、さくらんぼなど

赤ちゃんの消化機能は未発達なので、体に負担の少ないものから少しずつ与えていきましょう。基本的に食材はすべてすりつぶしたり裏ごしをしたりして、滑らかにします。

また、アレルギー食材には十分気を付けてください。初めて与えるときは必ずその食材のみにし、耳かき1杯程度から与えましょう。アレルギー反応は食べてすぐに出るものではないため、食後2時間は様子を見てください。

野菜の裏ごし方法

離乳食6ヶ月で野菜を与える際には、必ず裏ごしをおこないましょう。野菜の裏ごし方法はポイントを抑えてしまえばとても簡単なので、ぜひここでしっかりと覚えましょう。

1. 野菜をしっかりと茹でる、蒸して柔らかくする
2. 野菜を網の上にのせて、木べらなどでこす

裏ごし専用の道具や離乳食調理セットを購入すれば、裏ごしに必要な道具も入っているためとても便利です。離乳食初期の食事は裏ごしをするものが多いので、離乳食を始める前までに揃えておきましょう。

離乳食の進捗がうまくいかない時の対処法

離乳食が思うように進まないと、私が悪いのではないか、子どもの体になにか悪いことが起こっているのではないかなど不安に感じる方は多いでしょう。そこで、離乳食の進捗がうまくいかない時の対処法について見ていきましょう。

離乳食が始められるタイミングかどうかを見極める

離乳食を始める時期は生後5〜6ヶ月ごろと言われていますが、必ずしもこの時期が赤ちゃんにとって最適だとは限りません。赤ちゃんの発達スピードには個人差がありますので、離乳食を始める際には次に挙げるポイントを必ずチェックしてください。

• 哺乳反射がないか
• 首がしっかり座っているか
• 食べ物に興味があるか
• 唾液が多く出ているか（よだれ）

哺乳反射は原始反射の1つであり、母乳やミルクを飲むための反射です。哺乳反射があると口の中にはいったものを舌で押し出す動きも生じるため、上手に食べることができません。一般的には4〜5ヶ月ごろになくなるので、よく観察をしてみてください。

ここで挙げたサインをしっかりとチェックして、問題がなければ離乳食をスタートさせましょう。

離乳食の固さについて

離乳食初期の食べ物の固さの目安は「ヨーグルトくらいのなめらかさ」です。おかゆや野菜、白身魚などすべての食材をしっかりとすりつぶし、裏ごしをして柔らかくしてあげましょう。

1つ1つの食材を裏ごしするのが面倒という方は、ファーストスプーンの【]定期 】はじめての離乳食5ヶ月コースがおすすめです。普段の離乳食づくりに活用しやすい便利なペースト食材は、さまざまなレシピでの代用がききます。ぜひ、チェックをしてみてくださいね。

まとめ

生後6ヶ月の離乳食の目安量や離乳食の進め方、おすすめの食材などを解説しました。

6ヶ月はまだ離乳食初期のため、5ヶ月と比べると食事量は増えても基本の調理方法は変わりません。しっかりと食材を柔らかくし、すりつぶしたり裏ごしをしたりして与えてあげましょう。

ファーストスプーンでは離乳食初期から後期までをサポートする、離乳食定期プランがあります。LINE公式アカウントもありますので、興味がある方はぜひこちらからどうぞ。

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