離乳食の準備はこれでOK!必要な道具と選び方のポイント

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

「離乳食の準備を始めたくても、何を揃えたらよいのかわからない」「離乳食に必要な道具って何?」と悩む方は多いのではないでしょうか。

毎日の育児に追われて、ギリギリになって道具を揃える前に、離乳食の準備に必要な道具の選び方をチェックしておきたいところです。

そこで、本記事では離乳食を始めるタイミングはいつくらいからがよいのか、必要な道具や選び方などについてまとめました。これから離乳食の準備を始める予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。

離乳食の準備を始めるタイミングと必要なもの一覧

離乳食は大きく分けて初期、中期、後期、完了期の4つに分類されます。それぞれの時期ごとに調理方法や食べられるものや、赤ちゃんへの与え方も異なるため、成長に合わせて準備も異なります。

離乳食の準備を始めるタイミングと必要なものをチェックしておきましょう。

離乳食の準備を始めるタイミングは5〜6ヶ月頃がベスト

離乳食初期と呼ばれる時期はだいたい生後5〜6ヶ月頃です。これまでは母乳やミルク中心だった生活から、いよいよ食事が始まる大切な時期です。赤ちゃんの様子を見ながら、次に挙げるような行動が見られたら離乳食をスタートさせましょう。

  • 首がしっかりとすわり、寝返りができる
  • 食べ物を見せるとよだれが出たり、嬉しそうにする
  • 大人の食べる様子を見て興味を示す

赤ちゃんの準備が整っていない状態で始めるのはよくありません。あくまでも5~6ヶ月は目安の時期であり、赤ちゃんのペースに合わせて始めることが一番大切です。

離乳食を始める前に揃えたい道具は7つ

離乳食を始める前に揃えておきたい道具は主に次のとおりです。

  1. エプロン
  2. 赤ちゃん用スプーン
  3. お皿
  4. ベビーチェア
  5. 製氷皿
  6. 茶こし
  7. ハンドブレンダー

食事のときに必要な道具と、調理をするときに必要な道具の2種類があります。とくに、ここで挙げた7つは離乳食を始める前に準備しておきましょう。

初期から役立つ離乳食道具の選び方

ではここからは、離乳食初期から役立つ道具と選び方のポイントについて解説します。最低限揃えておきたい必要な道具は7つになるので、ぜひチェックをしてみてください。

エプロン

離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは口がまだ発達途中のため、口からよく食べ物をこぼしてしまいます。そのため、シリコンやビニール製のエプロンを用意してあげましょう。耐水性もバッチリなので、汚しやすい食事のときに重宝します。

水分が少なめの食事のときはナイロン製のエプロンを用意すれば、お手入れも簡単なのでおでかけの時におすすめです。可愛らしいデザインのものがたくさん売られているので、2~3枚用意しておくと食事も楽しくなりますよ。

赤ちゃん用スプーン

離乳食を与える際に必要な赤ちゃん用スプーンは、赤ちゃんの月齢に合わせて適切なくぼみのスプーンを用意してあげましょう。とくに初期のころはまだ赤ちゃんの口が小さいので、スプーンの形状はフラットで、横幅2cm以下のものがおすすめです。

また、シリコン素材のものであれば食材もすくいやすく、赤ちゃんに食材をあげやすい特徴があります。食事が進んでくると遊んでわざと落としちゃうこともあるので、スプーンも2~3本用意しておきましょう。

お皿

赤ちゃん用のお皿は割れにくい素材のものを選んであげるのがベストです。プラスチック素材であれば軽くて割れにくく、電子レンジもそのまま使用できるメリットがあります。

赤ちゃんの口に入れるものなので安全性を重視したい方は、木製のお皿がおすすめです。天然素材のものであれば、ママも安心して使用できるでしょう。

食品のにおいうつりが気になる方は陶器や磁器がおすすめですが、落としたら割れる危険性がある点に注意が必要です。お皿は可愛らしいデザインのものが豊富にあるので、食事の内容にあわせて複数枚用意しておくと、食事の時間も楽しめておすすめです。

ベビーチェア

ベビーチェアは大きく分けてハイチェアとローチェア、テーブルチェアの3種類があります。食事をする場所やテーブルとの相性を確認してから、生活スタイルにあったベビーチェアを購入しましょう。

成長に合わせて調節ができるものや、使用する場所が限られないタイプのものであれば、食事以外でも使用できるのでおすすめです。ベルトと安定性をチェックして、製品の安全性を必ずチェックしてください。

製氷皿

製氷皿は一度にまとめて離乳食を作り、小分けにして冷凍保存をするのに欠かせないアイテムです。離乳食を始めたばかりの頃は1回の食事量が少ないため、まとめて作って冷凍保存をすれば準備も時短できるのでおすすめです。

100均の製氷皿を使用してもよいですが、離乳食用にシリコン素材の製氷皿もあるので、ぜひお気に入りのアイテムを見つけてみてください。

茶こし

離乳食を始めたばかりのころはまだ赤ちゃんも歯が生えていないので、食材を咀嚼できません。口の機能も内蔵機能も未発達なので、茶こしを使用して食材をペースト状にする必要があります。

離乳食用に作られた裏ごし器もありますが、わざわざ購入するのが面倒という方は茶こしでも十分に代用が可能です。離乳食が進むにつれて使用しなくなるアイテムなので、自分に合ったものを購入しましょう。

ハンドブレンダー

ハンドブレンダーを1台持っていれば、食材をつぶす・混ぜる・刻むなどが簡単にできるので離乳食の面倒な工程をラクできるメリットがあります。

とくに、離乳食を始めたばかりの頃は食材をペースト状にしなくてはいけないため、毎回手作業で行うのは非常に手間です。

アタッチメントを交換すれば刻めるものもあり、離乳食初期から後期まで活躍できる便利なアイテムです。離乳食卒業後もお菓子作りなどで活用できるので、ぜひ検討をしてみてください。

離乳食初期によくある失敗と対策とは?

離乳食初期によくある失敗談を紹介します。合わせて対策方法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.スプーンが合わなくて食材が食べられない

スプーンで離乳食を与えようとしても、上手に食べてくれないという悩みは数多くあります。

離乳食用のスプーンを使用してもダメというときは、おかゆではなく普段飲みなれている母乳やミルクをスプーンであげてみてください。知っている味であればスプーンを受け入れやすくなるのでおすすめです。

また、赤ちゃんによってはシリコンよりもプラスチック素材がいい、絶対にシリコン素材が良いなどのこだわりが強い子もいます。

思い切ってスプーンを変えてみたら、案外すんなりと食べてくれるようになったという声もあるので、さまざまな素材のスプーンを用意するのもおすすめです。

2.マニュアル通りに進めようとしてしまった

初めての子育てだと、何もかもが初めてなのでマニュアル通りに進めたくなるでしょう。離乳食スタートは10倍粥からですが、なかなか食べてくれないので次のステップに進めなかったという一例があります。

赤ちゃんによって好き嫌いはさまざまあるので、10倍粥を食べないからといって次の野菜に進めないことはありません。もし、全然食べてくれなくて吐き出しちゃったとしても、スプーンで上手に食べれているようであれば、一度人参やかぼちゃにチャレンジをしてみましょう。

人参やかぼちゃは10倍粥とは全然味が異なるので、もしかしたら気に入ってくれるかもしれません。マニュアル通りにやることはもちろん大切ですが、臨機応変に対応をすることも大切です。

離乳食グッズを活用したアレンジレシピ

離乳食グッズを活用したアレンジレシピを紹介します。離乳食が始まると毎日決まった時間に食事の準備が必要になるため、手軽にアレンジできる小技を知っておけばママも食事の時間を楽しめるのでおすすめです。

どなたでも実践しやすいアレンジレシピなので、ぜひ挑戦してみてください。

1.裏ごし野菜を活用しておしゃれなアレンジレシピ

<材料・使用するグッズ>

  • お粥
  • にんじん
  • 茶こし

<作り方>

  1. 皮をむいたにんじんを柔らかくゆで、茶こしで裏ごしをする
  2. お皿にすりつぶしたお粥を盛りつけする
  3. スプーンを使ってにんじんで可愛らしい絵を描く

離乳食を始めて複数の食材が食べられるようになったら、野菜をすりつぶしたものを活用したおしゃれでかわいいアレンジレシピがおすすめです。スプーンでサッと顔を書いたり模様をつけたりするだけなので、どなたでもチャレンジできます。

ファーストスプーンの【 定期 】はじめての離乳食5ヶ月コースの5ヶ月から使用できる便利な裏ごしペーストを使用すれば、もっと簡単に作れるのでおすすめです。

2.製氷皿を活用したフリージングつくりおきレシピ

<材料・使用するグッズ>

  • ごはん
  • にんじん、ブロッコリーなどの野菜類
  • だし昆布
  • すり鉢
  • 製氷皿

<作り方>

  1. 10倍粥を作る
  2. すり鉢を使用してトロトロになるまで潰したら製氷皿に入れる
  3. にんじんやブロッコリーなどの野菜を小さくカットする
  4. だし昆布でとっただし汁に野菜を入れ、柔らかくなるまでゆでる
  5. 茶こしで裏ごしした野菜を製氷皿に入れる

製氷皿を活用すれば、一度にいろんな食材をフリージングでき、赤ちゃんにさまざまな食材をあげられます。毎回食事を作る手間も省けるので、ぜひ作ってみてください。野菜以外にもタイやヒラメなどの白身魚をフリージングするのもおすすめです。

まとめ

離乳食を始めるタイミングや必要な道具、お役立ちレシピなどを紹介しました。エプロンやベビーチェア、スプーンなど意外と必要なものは多いため、離乳食デビューをする1ヶ月前くらいから必要なものをチェックしておくと安心です。

ファーストスプーンではベビーフードの専門家が贈る月齢10ヶ月までの、離乳食定期プランがあります。離乳食初期の5ヶ月コースからあるので、ぜひチェックをしてみてください。LINE公式アカウントもありますので、興味がある方はぜひこちらからどうぞ。