程よい酸味と甘みとキラリと輝く宝石のような粒が特徴的なさくらんぼ。今回は離乳食におけるさくらんぼは、いつから食べられるのか？大きさやアレルギーについてまとめてみました。

離乳食でさくらんぼはいつから食べられる？

さくらんぼは離乳食の初期から中期にかけて開始されることの多い食材です。ベビーフードとして中期（7〜8ヶ月）程度にあたるものが流通しています。

細かく刻んだものを加熱して活用しまし、生食は離乳食が終わってから挑戦しましょう。

種は必ず外して食べさせよう

さくらんぼの種は誤嚥してしまう可能性があるため、必ず外して食べさせましょう。幼児食の段階でも間違えて飲み込みやすい大きさのため注意が必要です。

缶詰のさくらんぼは使用できるのか？

生の果物が手に入らない場合は、少量であれば活用しても問題ありません。生食の品種と比べて皮が厚く、砂糖の影響で味が濃いためシロップを切ってから使用しましょう。

さくらんぼの目安量と大きさ

離乳食における野菜・果実の目安量は下記のようになります。

• 離乳食初期　耳かき程度の量からはじめる
• 離乳食中期　20〜30g
• 離乳食後期　30〜40g
• 離乳食完了期　40〜50g

さくらんぼは１粒で7〜8g程度になります。他の果実・野菜を食べさせることから、多くて4〜５粒くらいが好ましい量と言えます。

さくらんぼの栄養素について

さくらんぼは体を動かすために必要な炭水化物やカリウム、マグネシウム、鉄などミネラル、ビタミンB１やビタミンB２、葉酸なども含みます。

さくらんぼだけでは、栄養が偏るため他の食材と組み合わせるようにしましょう。

鉄分を含む大豆製品やルッコラ、サニーレタスなどを使った温サラダと組み合わせがおすすめです。

さくらんぼの皮を食べさせていいの？

繊維質が残るため、離乳食中期ごろから用いるようにしましょう。その際必ず種を外して食べやすい大きさに調整するようにしてください。さくらんぼをそのまま食べさせると喉に詰まる可能性があり注意が必要です。

野菜・果物を喉に詰まらせる事例は珍しくありません。特に球状のもの（プチトマトやぶどう）は出来るだけカットして食べさせるようにしましょう。

離乳食でさくらんぼを用いる場合は加熱が無難

殺菌や消化しやすいように加熱してから食べさせると良いでしょう。まとめてさくらんぼの皮を剥き鍋で加熱して裏ごしペーストにすると便利です。余ったものは冷凍して製氷器に入れて保存しましょう。

さくらんぼのアレルギーについて

さくらんぼにもごく稀にアレルギー反応が起こることがあります。口の痒みや喉の腫れがないか確認するようにしてください。

離乳期では乳・卵・小麦の割合が多いため、特定原材料の中でもこの3品目に注意してみましょう。

さくらんぼの下ごしらえと保存

生食で流通する国産のさくらんぼは、皮が柔らかい品種が使われています。皮剥きの作業は省いて良いでしょう。粒に艶があり汚れが付着していないように見えますが、しっかり洗って離乳食に活用します。

茹でたり、煮る工程がある場合でも洗ってから野菜・果実を使うようにしてください。特に皮ごと食べる野菜は注意が必要です。

さくらんぼの保存方法について

さくらんぼは温度変化に非常に弱いです。 販売されている温度帯に沿って保存するようにしてください。2〜3日で消費するようにしましょう。

余るものに関してはシロップ漬けや冷凍して保存するようにしましょう。

鉄分が多い果物を活用しよう

鉄分が気になり満遍なく様々な食材から食べさせたい場合は、干し葡萄やプルーンなどがおすすめです。

赤ちゃん向けの鉄分強化飲料を併用しながらバランスよく栄養を補給しましょう。

干し葡萄を使った離乳食

さくらんぼを使った離乳食のレシピ

ここではさくらんぼを活用した離乳食のレシピを一部紹介します。

さくらんぼとギリシャヨーグルト（中期）

<材料＞

• ギリシャヨーグルト 20g
• さくらんぼ 14g

＜作り方＞

• さくらんぼをよく洗い細かく刻む
• 耐熱容器にさくらんぼと少量の水を加えて電子レンジで加熱
• ギリシャヨーグルトと和える

さくらんぼのパンナコッタ風（後期）

＜材料＞

• 牛乳 100ml
• さくらんぼ 14g
• バター 2g
• 粉ゼラチン 2.5g

<作り方＞

• さくらんぼをよく洗い細かく刻む
• 耐熱容器にさくらんぼと少量の水を加えて電子レンジで加熱
• 牛乳、バターを鍋に加えて温める
• 粉ゼラチンを溶かし、さくらんぼを加える
• 何個かの容器に移し冷やす

まとめ

今回は離乳食におけるさくらんぼについてまとめてみました。甘くて美味しいさくらんぼを上手に離乳食に活用してみましょう。

ファーストスプーンでは、離乳食にまつわる記事をアップロードしています。気になる記事があればもう1記事ご覧いただけますと幸いです。

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