離乳食でベーコンはいつから?塩抜きの方法や市販の選び方とレシピについて
少し燻したような香りと塩みと豚肉の旨みが特徴的なベーコン。カリカリに焼いてサンドイッチやハンバーガーの具やサラダのアクセントとして散らす方も多いのではないでしょうか?
今回は赤ちゃんにベーコンをいつから食べさせていいのか、塩抜きの方法や市販のベーコンの選び方、おすすめの離乳食のレシピについてまとめてみました。
ベーコンはどんなお肉?
ベーコンは塩漬けした豚肉を燻した保存食になります。豚肉のバラ肉やショルダーなど様々な部位で使われており、糖分や塩分、添加物が比較的多い食品と言えるでしょう。
ベーコンやハム、ソーセージといった加工肉を離乳食に取り入れる場合は、生肉と比較した場合工夫が必要です。
豚肉や出汁でカバーできるものは代替しよう
豚肉そのまま使ったり、旨みを引き出すために使うのであれば鰹節やいりこを用いると塩分や添加物を抑えることができます。
ベーコンのしっかり味がついた感じが好きという方は、豚のブロック肉を塩と砂糖、ハーブ類を加えた調味液に漬け込んであげると似たような味わいになります。
離乳食でベーコンはいつから使えるのか?
加工肉は、全く食べさせないというものと後期から完了期にかけて少しずつ取り入れるという2つの論調の資料を見かけます。
使用しても良いと記載があるものに関しては、調味料ぐらいの量を目処に使用すると記載があるものが多いです。
食塩相当量については、他の塩漬けや調味料に比べて穏やかではありますが、脂質量が多く食べさせすぎには注意しましょう。
自作のパンチェッタは食べさせて大丈夫?
添加物や塩分などが気になり、自家製のパンチェッタを検討される方も多いのではないでしょうか?
材料が塩とハーブ類のみに限定できるため安全な様に見えますが、食中毒の危険性が高くあまりおすすめできません。特に芽胞を形成するボツリヌス菌の様なものは、寒さや熱に強く注意が必要です。
ベーコンの大きさと目安量
目安量は決まっていませんが、後期と完了期で1〜3g程度ぐらいがおすすめです。この量ですと脂質と塩分にやや余裕があり、他の食事を量を調整することで基準に納めやすくなります。
固さや大きさについては、味が出やすいように刻むと少量でも感じ取りやすくなります。炒めて食感や味のアクセントに用いたり、出汁感覚でスープに加えてみましょう。
脂質が少ないものを使おう
バラ肉は脂質が高い傾向にあります。ジョルダーベーコンやロースベーコンの様に脂質が少ないものを選ぶようにしましょう。
市販ベーコンの選び方と塩抜きの方法
市販のベーコンを選ぶ際には、発色剤(亜硝酸Na、硝酸Na)が含まれていないものがおすすめです。発色剤を使っていないベーコンは他の添加物も少ない傾向にあり、健康志向なものが多いです。
目印としては、無塩せきという記載があるものを選びましょう。
他にもベーコンは、卵たん白や乳たん白が含まれているものがあります。保水性や食感をよくする目的で用いられることが多いです。乳卵小麦はアレルギーの頻度出度の高い食材ですので注意して食べさせる様にしましょう。
脂質の少ないロースハムがおすすめ
ベーコンに限らず、加工肉という括りで使用したい場合はロースハムがおすすめです。ハムソーは商品によって脂質がばらつくため確認しながら用いる様にしましょう。
原料などの表記があるラベルに三大栄養素の記載があるため、見る習慣をつけておくと良いです。
塩抜きの方法について
下茹でをすると塩分や脂質を抑えることができます。1〜2分程度湯掻いてみましょう。
塩抜きは調味料代わりに使用する場合、茹ですぎると味が薄くなり逆効果になってしまうので注意して塩抜きしてください。
ベーコンを使った離乳食のレシピ
ここでは、ベーコンを使った離乳食のレシピを紹介します。お子様の離乳食の進捗に合わせて調整してみてください。
ベーコンとほうれん草のソテー(完了期)
<材料>
- ベーコン3g
- ほうれん草 20g
- ホールコーン 3g
- 油 少々
<作り方>
- ほうれん草をカットして水に浸してアク抜きをする
- フライパンに油を加えベーコンを加熱する
- お好みの固さでベーコンを引き上げる
- ほうれん草、ホールコーンを炒める
ベーコンとカボチャスープ(完了期)
<材料>
- はじめのカボチャ 2個
- はじめのかつおだし 1個
- 豆乳 50ml
- ベーコン 3g
<作り方>
- はじめのカボチャ2個、かつおだし1個と豆乳50mlを加え弱火で煮込む
- 粘度が出てきたら炒めたベーコンを細かく刻みスープに加える
スティックポテトとベーコンソース(完了期)
<材料>
- じゃがいも 1個
- 水切りヨーグルト 20g
- ベーコン 3g
- レモン汁 少々
- ガーリックパウダー 少々
- オリーブオイル 少々
<作り方>
- じゃがいもの皮をむき、スティック状にカットしてオリーブオイルをまぶす
- オーブンにじゃがいもとベーコンを加えて加熱
- ベーコンを先に取り出し細かく刻みヨーグルトとレモン果汁、ガーリックパウターと混ぜ込む
- じゃがいもが焼き上がったら取り出す
まとめ
今回は離乳食におけるベーコンについてまとめてみました。ベーコンは調味料感覚で旨みを加えることのできる食材です。塩分や添加物に注意が必要ですが、上手に離乳食に取り入れてみましょう。
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