離乳食でコーンフレークはいつから?食べさせていい?おすすめのレシピや添加物について
サクサクとした食感で甘いコーンフレーク。牛乳をかけるだけで様々な栄養を取ることができる朝の定番です。そんなコーンフレークを赤ちゃんにいつから食べさせて良いか?目安量や使う上での注意点についてまとめてみました。
コーンフレークを離乳食に取り入れる際の参考になれば幸いです。
コーンフレークの原料は何?
コーンフレークは、コーンの皮と胚芽を取り除いたコーングリッツ、コーンミールという粉状のものを練って薄い破片状に整形して、ぶどう糖果糖糖液糖や砂糖、麦芽エキスや食塩を用いて味付けをした食品です。
多くのコーンフレークは、栄養添加が加えられており、ビタミンやミネラルを豊富に含む点が特徴です。
できればプレーンタイプのもの離乳食用を選ぶ
離乳食でコーンフレークを使う場合は、できれば砂糖が含まれていないものがおすすめです。また離乳食用のシリアルがあれば甘さを気にせず、安心して使用することができます。
離乳食でコーンフレークはいつから使えるの?
離乳食でコーンフレークを使う場合は、一歳を過ぎたあたりから用いられることが多いです。
一般のコーンフレークは、ぶどう糖果糖液糖や砂糖、甘味料などで甘く調整されています。離乳食向きではありません。できれば乳幼児向けに設計された製品を使いたいです。
コーンフレークは牛乳でふやかすと柔らかくなるため、使っても良いように思えますが、消化にもよくないと言われています。
まずはオーツ麦やお米を使ったシリアルから
赤ちゃん用に販売されるシリアルは、オートミールなどの原料になるオーツ麦やお米を使ったシリアルが多いです。乳酸菌やビタミン・ミネラルなどが添加されており、甘さも抑えられている点が魅力です。
また、えんばく(オーツ麦)を平たく潰したオートミールもおすすめです。
基本的には赤ちゃんにコーンフレークはおすすめできない
主食に甘いコーンフレークを持っていくと、食べさせ過ぎてしまう点やコーンシロップや砂糖でコーティングされ甘く、将来的な肥満のリスクを考えるとあまりおすすめできません。
6ヶ月など早い時期から食べさせることも可能ですが、1歳を超えてからでも遅くないと思います。
コーンフレークの目安量について
赤ちゃん用のシリアルであれば、パッケージに推奨量が記載されているためそちらの量をベースに使用すると良いでしょう。
通常のコーンフレークを用いる場合は、完了期以降で15〜20g程度がおすすめです。その際、牛乳や豆乳などを用いて煮込むか、ふやかしてから食べさせます。
カロリーが気になる場合は、牛乳や豆乳の量を減らしてみましょう。
コーンフレークを食べさせる時はパンやご飯も食べさせた方がいい?
主食と同じぐらい食べさせるのであれば不要になります。またふやかす液体によって大きくカロリーが変化するため注意が必要です。
コーンフレーク+肉・魚や野菜も食べさせると全体的にバランスが良くなります。完了期のご飯と同じ量の80gを乾燥状態のコーンフレークで食べさせると大人二食分になります。
食べさせすぎにも注意してください。
離乳食におけるコーンフレークの添加物は大丈夫?
ぶどう糖果糖液糖や麦芽エキスは食品添加物ではありません。ぶどう糖果糖液糖は、コーンやじゃがいもなどデンプンを酵素反応でぶどう糖(グルコース)にし、そのグルコースをさらに反応させて果糖(フルクトース)に生成したものを指します。
グルコースとフルクトースの割合で、ぶどう糖果糖液糖や果糖ぶどう糖液糖に分けられます。これら異性化糖は肥満の原因として言われることが多いのですが、天然の砂糖も取り過ぎれば体重は増加します。何事もほどほどの量を摂取することが重要です。
麦芽エキスは、大麦を発芽させて糖化したものを濃縮したものです。風味付けに用いられることが多いです。
コーンフレークに多い食品添加物は、酸化防止剤(ビタミンE)や栄養添加が加えられているケースがほとんどですが、粉ミルクにも含まれている添加物です。
離乳期で気になるコーンフレークの食塩の量は問題ない?
使う商品によって値が異なりますが概ね基準におさまります。目安としては、完了期(12〜18ヶ月)で1食当たりの食塩相当量が0,5g以下に抑えるようにしましょう。
塩分の摂り過ぎには注意が必要です。赤ちゃんや幼児が使う調味料を減塩のものに切り替えるとグッと値が下がります。
赤ちゃんが食べやすい様に調整しよう
コーンフレーク自体、加熱が済んでいるため必要はありません。しかし口蓋に張り付き咽せるケースが考えられるのでコーンフレークを砕き、食べやすいようにふやかす必要性はあります。
コーンフレークを離乳食レシピ とおすすめの献立
コーンフレークを使ったレシピとおすすめの献立をいくつか紹介します。
コーンフレーク粥(完了期)
<材料>
- コーンフレーク 20g
- 低脂肪牛乳 100ml
<作り方>
- コーンフレークを袋に入れて叩く
- 鍋にコーンフレーク、牛乳を加え煮る
コーンフレークとささみとブロッコリーの温サラダ(完了期)
<材料>
- コーンフレーク 20g
- 低脂肪乳 50ml
- ささみ 10g
- ブロッコリー 20g
- ミニトマト ½
<作り方>
- ささみを湯がき千切る
- ブロッコリーとミニトマトを1cm程度にカットする
- シリコンスチーマーに具材を入れて加熱する
- コーンフレークを叩き、低脂肪牛乳に浸す
コーンフレークと小松菜ツナわかめサラダ(完了期)
<材料>
- コーンフレーク 20g
- 低脂肪牛乳 50ml
- 小松菜 20g
- わかめ 5g
- ツナの水煮缶 10g
<作り方>
- たっぷりの水でわかめを戻す
- 小松菜とわかめを一緒に茹でる
- ツナの水煮缶と合わせる
- コーンフレークを叩き、低脂肪乳に浸す
まとめ
今回は離乳食におけるコーンフレークについてまとめてみました。コーンフレークは甘さとサクサクした食感で複雑な調理が入らず、気軽に食べられる点が大きな魅力です。
栄養添加しているものも多く、栄養豊富な主食ですが、ついつい食べさせ過ぎてしまう食材でもあります。
赤ちゃんに食べさせる場合は、気をつけて食べさせてみてください。
ファーストスプーンでは、離乳食にまつわる記事をアップロードしています。気になる記事があればもう1記事ご覧いただけますと幸いです。
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