離乳食でチンゲン菜はいつから?手づかみ食べや後期などのレシピについて
離乳食には青菜系の野菜が良いと漠然とお悩みの方も多いのではないでしょうか?チンゲン菜は炒め物やおひたし、スープなど幅広い用途で用いられています。淡い甘みと青菜系独特のエグ味が少なく使いやすい野菜の一つです。
今回はチンゲン菜はいつから離乳食で用いることができるのか?手づかみ食べやレシピや下ごしらえ、栄養面についてまとめてみました。
チンゲン菜はどんな野菜
チンゲン菜は中国原産のアブラナ科の野菜の一つです。中国では白菜の一種として考えられており、青菜・油白菜、小白菜など様々な呼び方がされており、オイスターソース炒めやスープ、煮物など幅広く用いられております。
日本でチンゲン菜が広まったのは、中国との国交回復以降とされており、茨城県や静岡、愛知などで生産されています。
炒め物や煮物のイメージあるチンゲン菜ですが、アクが少なくサラダとしても食べることができるようです。
チンゲン菜の旬について
秋〜春にかけて旬を迎える野菜です。長い期間楽しめる野菜ですが、夏場は数が減る野菜です。葉に艶があり、密度が高く軸が黄色に変色していないものを選びましょう。
冷凍カットされたチンゲン菜を選ぶ場合は、BQFではなくIQFのものを選ぶとバラ凍結されており使いやすいです。
離乳食でチンゲン菜はいつから?
離乳食でチンゲン菜は初期の頃から用いられることの多い野菜です。初期の段階では柔らかい葉の部分を裏ごししたものを使用します。早い段階では、食べ物を異物と捉えて受け付けない可能性があるため、繊維を除外した方が食べやすくなるケースが多いです。
離乳食におけるチンゲン菜の目安量と固さ
・離乳食初期の場合
離乳食初期の段階では、野菜・果物を耳かき程度の量からはじめて最終的に20g程度を目指します。葉の柔らかい部分を使い、裏ごししたものを使用するようにしましょう。
・離乳食中期の場合
野菜・果物の目安量は20〜30gを目安に食べさせます。大きさは2〜3mm程度に刻みましょう。出汁やとろみ剤を使い伸ばすと食べやすいです。
・離乳食後期の場合
野菜・果物の目安量は30〜40gを目安に食べさせます。5〜8mm程度の大きさにカットするようにしましょう。
・離乳食完了期の場合
野菜・果物の目安量は40〜50gを目安に食べさせます。1cm程度の大きさにカットしましょう。手づかみ食べに用いる場合はチジミやおやきの具に混ぜ込んで用います。その際は少しカットサイズを小さくすると噛み切りやすいです。
チンゲン菜の栄養面について
日本食品標準成分表(8訂)によると食物繊維は勿論、カリウムやカルシウム、鉄といったミネラルやβカロテン、ビタミンB複合体やビタミンCを含みます。
鉄分やカルシウムなど離乳期や幼児期に不足しがちなミネラルを含む点がとても良い点です。
相性の良い組み合わせ
野菜のカルシウムは吸収効率がよくないとされています。ビタミンDやクエン酸を含む食材と組み合わせてあげましょう。鮭やいわし、カレイなどの魚やクエン酸の多い、レモンや柚子などの柑橘系やパプリカやブロッコリー、トマトなどがおすすめです。
チンゲン菜の下ごしらえについて
チンゲン菜は、根元の固い部分を切り落として使用します。葉と葉の間に土がついているケースが多く離乳食で用いる場合は、しっかりと洗浄するようにしてください。
チンゲン菜を冷凍する場合は、たっぷりの水に塩を少し加えて数十秒湯がきます。
その後冷水につけて水気を絞った後に冷凍しましょう。使いやすい大きさにざく切りしておくと便利です。
チンゲン菜の茎はいつ頃使用できるか?
葉物野菜に慣れてきた離乳食中期〜後期にかけて使えます。刻みから粗刻みの範囲で細かく刻んであげると食べやすくなります。
チンゲン菜を使った離乳食のレシピ
チンゲン菜を使った離乳食のレシピを一部紹介します。離乳食の進捗には個人差があるため調整しながら進めましょう。
チンゲン菜のペースト(初期)
<材料>
・チンゲン菜 1束
<作り方>
・チンゲン菜の根元をカットしてよく洗う
・葉の部分と分けるざく切りぐらいの大きさにカットする
・お湯を沸かし色が変わるまで茹でる
・フードプロセッサーやハンドブレンダーで細かくペースト状にする。回らない場合茹で汁を加える
・製氷器やブロックトレーに移して冷凍保存する
チンゲン菜としらすのおかゆ(中期)
<材料>
・はじめのおかゆ 1袋
・ちんげん菜のペースト 10g
・しらす 5g
<作り方>
・しらすを塩抜きしてゆがく
・ちんげん菜のペースト、はじめのおかゆを解凍する
・混ぜ込んで完成
ちんげん菜と鮭のホイル焼き(後期)
<材料>
・ 鮭 15g
・ちんげん菜 10g
・玉ねぎ 10g
・にんじん 5g
・味噌 3g
・砂糖 5g
・はじめのかつおだし 1個
<作り方>
・ちんげん菜、玉ねぎ、にんじんを5mm程度を目指して刻む
・はじめのかつおだしを解凍して調味料を混ぜる
・アルミホイルに具材を加えてフライパンやオーブンで加熱する
チンゲン菜と鮭のじゃがいものおやき(手づかみ・完了期)
<材料>
・マッシュポテト 50g
・チンゲン菜 10g
・鮭フレーク 5g
・片栗粉 5g
・油 少々
<作り方>
・冷凍のマッシュポテトを解凍する
・刻んだチンゲン菜、鮭フレーク、片栗粉を加えて混ぜ込む
・一口大に生地の形を整える
・油を敷いて焼き目がつくまでじっくり加熱する
まとめ
今回は離乳食におけるチンゲン菜についてまとめてみました。チンゲン菜は青菜の中でもアク抜きが不要でそのまま使える野菜の一つです。
焼いたり蒸したり、煮ても美味しく、使い勝手が良いため離乳食に試してみてはいかがでしょうか?
ファーストスプーンでは、離乳食にまつわる記事をアップロードしています。気になる記事があればもう一記事ご覧いただけますと幸いです。
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