離乳食でえのきはいつから?おすすめの調理方法とレシピについて
今回は離乳食におけるえのきはいつから使えるのか?おすすめの調理法とレシピについてまとめてみました。
癖がなくシャキシャキとした食感が特徴のえのき。鍋やスープ、なめたけなど様々な料理に活用されています。上手にえのきを離乳食に取り入れてみましょう。
離乳食でえのきはいつから使えるの?
離乳食でえのきは離乳食後期から完了期のあたりで使用することが多い食材です。きのこ類は繊維質が多く離乳食の後半から用いられています。他にも「しいたけ」や「しめじ」、「舞茸」なども後期頃からスタートします。
えのきは口に残りやすいため細かく刻み、食べやすいように工夫するようにしましょう。
えのきの特徴について
私たちが目にすることの多いもやし状で真っ白なえのきは、人工栽培のものになります。天然のえのきは傘が大きく軸が太いきのこらしい見た目をしています。
もやし状のえのきは、おがくずや米ぬかを使った培地で培養されるケースが多く、石づきに近い部分にポロポロとした培地が付着していることがあります。
人工栽培のきのこは水で洗わないものが多いですが、食感をよくするためにボウルに水を張りさっと水洗いすると良いです。
えのきはどのくらい食べさせた方が良いか
後期の場合は野菜の目安量は、40〜50gぐらいを目処に食べさせます。いろどりや栄養面を考えて小松菜やほうれん草などの他の野菜と組み合わせてみましょう。
完了期になってくると野菜の量がぐんと増えて60〜90g程度食べられるようになるので、鉄分が多い小松菜やほうれん草に加えて甘いカボチャ、さつまいもなどを加えて食べやすくする方法もおすすめです。
きのこ類は絶対に生で食べさせない
一般の成人でも生食可能なきのこ類は、新鮮な生のマッシュルームぐらいです。他のきのこ類のしいたけやえりんぎ、マイタケなど毒素を持つものが多く、消化しにくい性質を持つ食物繊維を含みます。
赤ちゃんにきのこを食べさせる場合は、大変危険ですので必ず加熱したものを食べさせる良いにしましょう。
えのきの下ごしらえと冷凍方法について
えのきの根元にある固い部分の石づきから1cm程度切り落とし、箸を使って縦にほぐしましょう。その後使う分だけさっと水にさらして汚れをとりましょう。
大きさは離乳食後期では刻み程度の細かさ(2〜3mm)、完了期では細かさ(4〜5mm)程度を目指します。まとめて茹でてフードプロセッサーやブレンダーで刻むと簡単に仕上がるのでおすすめです。
えのきを茹でる加熱時間
沸騰したお湯で3〜5分程度加熱してください。えのきがしんなりしてきたタイミングが目安です。水気をしっかりと切り、粗刻み〜刻みの間で調整するようにしましょう。
えのきをレンジで調理して大丈夫?
3分程度しっかりと加熱する様にしましょう。えのきにはフラムトキシンという毒素が含まれています。必ず加熱して食べる必要があり、十分に加熱する必要があります。
温度が上がらず生焼けにならないように十分注意するようにしましょう。
えのきの冷蔵・冷凍保存方法
カットした状態では2〜3日程度が目安になります。乾燥しないようにキッチンペーパーや容器に移して保存すると長持ちします。
冷凍する場合は茹でたものを水気をしっかり切ったものを冷凍保存袋に入れて冷凍します。
えのきは冷凍すると組織が壊れてうまみ成分が出やすくなるといわれているため、一旦冷凍して味噌汁や鍋などに用いてみてください。
えのきの栄養価について
えのきは日本食品標準成分表(8訂)では、100gあたり34kcalになります。
きのこ類の中では標準的なデータです。鉄分は100gあたり1,1g程度、亜鉛は0,6g程度含みます。また食物繊維も100gあたり3.9g程度、ビタミンB群も豊富に含んでいます。
きのこ類の中では離乳期に不足しがちな栄養素を多く含む点が特徴的です。
えのきのアレルギーについて
特定原材料等に含まれておりませんが、アレルギーの可能性が0ではありません。新しい食材を離乳食に取り入れる場合は、様子を見ながらゆっくり食べさせてください。
えのきを使った離乳食のレシピ
ここではえのきを使った離乳食のレシピをいくつか紹介します。赤ちゃんの進捗にあわせて量を調整してください。
えのきの味噌汁(後期)
<材料>
- えのき 10g
- はじめのかつおだし 1個
- 水 100cc
- 味噌 少々
<作り方>
- えのきを細かく刻む
- 耐熱容器にえのきを加えて電子レンジで加熱する
- はじめのかつおだし、水をえのき、味噌を加えて煮る
えのきの石狩鍋風(後期)
<材料>
- 鮭 15g
- えのき 5g
- 白菜 5g
- 長ネギ 5g
- 人参 5g
- はじめのかつおだし 1個
- 味噌 少々
<作り方>
- 鮭、白菜、長ネギ、人参を5mmを目安にカットする
- えのきは細かく刻む
- 鮭を水で煮込む
- 軽くアクをとったら野菜とかつおだしを加えて煮込む
- 野菜に火が通った段階で味噌を加えて味を調整する
えのきのハンバーグ(完了期)
<材料>
- ひき肉 15g
- えのき 10g
- パン粉 5g
- 塩 少々
- 油 少々
<作り方>
- えのきを細かくカットし、ひき肉、パン粉、塩を加え薄く成形する
- フライパンに油を引いて水を少々加えて蒸し焼きにする
えのきと鶏肉のそぼろ(完了期)
<材料>
- 鶏肉 15g
- えのき 15g
- 醤油 少々
- みりん 少々
<作り方>
- 鶏肉、えのきをあら刻みぐらいの大きさに刻む
- 鶏肉、えのき、醤油、みりんを加えて加熱する
- 火が通りかるく練ってきたら完成
えのきとジャガイモのおやき(手づかみ食べ)
<材料>
- じゃがいも 40g
- えのき 10g
- ノンオイルツナ 5g
<作り方>
- じゃがいもを茹でる
- えのきを細かく刻む
- じゃがいも、えのき、ノンオイルツナをマッシュする
- 平たく伸ばして両面に焼き目をつける
まとめ
今回は離乳食におけるえのきについてまとめてみました。ビタミン・ミネラルと食物繊維が豊富なえのき。触感や口の中で繊維が残ることが気になる点を細かく刻むことによってカバーすれば離乳食に用いることが可能です。
はじめてのきのこの中で手に入りやすい点も大きな魅力の一つです。これを機会に離乳食にえのきを取り入れてみてはいかがでしょうか?
ファーストスプーンでは離乳食にまつわる記事をアップロードしています。気になるものがあればもう一記事ご覧いただけますと幸いです。
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