5〜6ヶ月のベビーフードで無添加・外出向けとタンパク質などを選ぶポイントについて

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

こんにちは、ファーストスプーンです。今回は5〜6ヶ月向けのベビーフードについてタンパク質や無添加・外出向けの商品をピックアップしてみました。手作りが大変な離乳食、上手にベビーフードを使い取り入れるようにしましょう。

外出・お家で使うベビーフードの選び方

5〜6ヶ月は食べ物に慣れることが一番の目的です。食べさせるシチュエーションに合わせて選択するようにしましょう。

ベビーフードにはフリーズドライや、レトルト、瓶詰め、冷凍などが存在します。賞味期限については短めに設定されているので注意が必要です。

お家で食べさせるおすすめ

レトルトや缶詰がおすすめです。開封後すぐに使い切るように推奨しているメーカーが多いです。フリージングケースや小袋があると便利です。解凍する際は必ず加熱しましょう。

外出する場合

未開封の瓶詰めやレトルト、フリーズドライが良いでしょう。既に開封したものは、常温で保存すると雑菌が繁殖する危険性があるためとても危険です。必ず開いていないものを持ち運ぶようにしましょう。

なるべく手作りに近いものが欲しい

レトルトは加圧加熱で殺菌されており、水分量や食感・風味色合いが手作りのものと大きく異なります。独特のレトルトや瓶詰めの香りや色や食感が気になる場合は、なるべく手作りに近いものが欲しい場合は冷凍がおすすめです。

外出で持ち運ぶ際は、保冷バックを冷やして持ち運ぶ必要がある点がネックです。

ベビーフードで活用されるケースが多い添加物

添加物について

  • 栄養強化(ピロリン酸鉄、ビタミンC、ビタミンEがメジャー)
  • 着色料(色味と整える)※国産の離乳食では使用しない
  • 乳化剤(レシチンのみ)※一部に乳成分のカゼインNaという乳化安定剤を確認アレルギーに注意
  • 化学調味料(うま調味料)※離乳食で使われることはないが濃縮物で代用されるケースが多い。調味料、酸味料用途でクエン酸も使える
  • 増粘剤(加工デンプン)※EUで使用できないものに上限を定める自主規定がある
  • 保存料(日本の離乳食では使われない)
  • 豆腐凝固剤※にがり、すまし粉、グルコノデルタラクトンが多い

一部EUの規制と異なる点がありますが、この辺りの添加物が使われております。

注意が必要なのはカゼインNaで牛乳のタンパク質を使用したものになります。乳アレルギーがある場合、微量のカゼインNaにアレルギー反応が起こる可能性があり大変危険です。

添加物の危険性については、農薬の生物実験と曝露からの検証と同じで研究者でなければわからないことが多いです。基準の変更もあります。

細かい部分を気にし出すとキリがないので深く考えすぎない方が良いでしょう。

無添加と表記のあるベビーフード

無添加という表記は、消費者に語弊を招くため避ける傾向にあります。

添加物と同等の効果を持ったもので代替されるケースや何が無添加なのかわかりにくいものが増えたからです。

離乳食で多い例といえば栄養強化、調味料系が多いです。栄養強化については表示免除が認められており、免除=無添加という認識で無添加として販売されているところもあります。

シンプルな表記のベビーフードを選ぶ

添加物が気になる場合は、一括表示ラベルをみて成分がシンプルなものを選ぶようにしましょう。

一括表示ラベルの原材料名のスラッシュ以降が添加物が記載されているパターンと別枠で添加物という欄があり記載があるパターンの二つがあります。

わかりにくい場合は、表記している材料がシンプルなものを選ぶと良いです。

有機野菜を選びたい場合は有機JASマークがついているもの

アメリカやヨーロッパ、日本など各国で有機野菜の基準が少し違います。アメリカではオーガニックの比率によってグレードが異なり、日本ではオーガニックと呼べないものもあります。

日本で有機やオーガニックを商品名に表示する場合は、有機JASマークを取得する必要があり、有機野菜を使ったベビーフードを使用したい場合は、有機JASの認証があるものがおすすめです。

迷ったらキューピーや和光堂などの大手メーカーを選ぼう

ベビーフード選びに迷った場合は、大手メーカーのものを選ぶと良いでしょう。製品の安定性やニーズに合わせた商品を幅広く用意しています。

瓶詰めやレトルト、フリーズドライなど多種多様に展開してスーパーやドラックストアなどでも購入ができおすすめです。

タンパク質は何から始めた方が良いか

離乳食5〜6ヶ月からタンパク質に取り入れてみましょう。肉・魚はアレルギーがかなり心配な部類に含まれるので慎重に調整しながら料理に取り入れてみましょう。

白身魚

白身魚は脂質が少なくおすすめの魚種です。鱈や鯛、カレイやヒラメなどがよく用いられています。刺身や骨抜きなど下処理が終わっているものを選ぶと良いでしょう。

ベビーフードを選ぶ場合フリーズドライのものが長期間保存ができて便利です。

豆腐

豆腐は絹ごし豆腐がおすすめです。木綿豆腐は豆腐凝固剤で固めたものを一度崩して木綿布を敷いて圧力を加えて固めたものになります。対して絹ごし豆腐は茶碗蒸しのように豆乳を凝固剤で固めたものです。そのため絹ごし豆腐の方が柔らかくおすすめです。

豆腐を茹でて崩すだけなのでベビーフードではなくスーパーなどに売られている豆腐を活用しましょう。

卵黄

卵黄からスタートした方が卵アレルギーのリスクが少ないと言われております。固茹での茹で卵を作り、黄身を取り出すだけで完成するのでこちらも生卵から作った方が良いです。

最初のタンパク質は自分で始めた方が良い?

タンパク質は、ベビーフードでスタートしても問題ありませんが、自分で作った方が良いでしょう。

ベビーフードの安全性を過信しすぎてアレルギーである原因物質を食べさせすぎると振れ幅が大きくなります。

アレルゲンはリスクを理解した上で食べさせる必要があり、何も考えずに摂取させるとアナフィラキシーが起こった時に確実に後悔します。

アレルギーに対する知識をつける意味でも最初は手作りすることをおすすめしています。

初期のおすすめのベビーフード

離乳食の初期は米やオーツ麦、大麦などの穀物からはじめる国が多いです。冷凍のベビーフード(自社製品)をピックアップしてみました。

ささ結びのおかゆ(10倍粥)

ふゆみずたんぼ、世界農業遺産の耕土のささ結びという粘度の少ないあっさりしたお米を使用した離乳食5ヶ月から使用できるおかゆです。

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はじめのブロッコリー

北海道産の栄養豊富なブロッコリーをペースト状にしました。細かくすりつぶすことが難しい食材ですのでベビーフードがおすすめです。

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はじめのほうれん草

鉄分と聞けばほうれん草を想起される方も多いのではないでしょうか?宮城県や栃木など時期に合わせてセレクトしてペースト状に加工しています。

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【総括】おすすめは用途によって使い分けること

外出用でレトルトのベビーフードを購入したり、ストック用に冷凍野菜ペーストを持っておくと手作りに疲れた時にパッと切り替えられて便利です。表示の見方やアレルギーについて注意しながら、上手にベビーフードを取り入れてみましょう。

ファーストスプーンでは離乳食にまつわる記事をアップロードしています。

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