離乳食であさりはいつから?レシピと水煮缶の使い方
今回は、離乳食であさりはいつから使えるのか?おすすめのレシピや水煮缶の使い方についてまとめてみました。
ミネラルが豊富で美味しい食材のあさり、はじめての貝類におすすめの食材の一つでもあります。
今回の記事を機会に離乳食に取り入れてみましょう。
あさりはどんな貝
あさりは二枚貝の一種で日本含め東アジアやヨーロッパに広く分布する貝です。浅く砂や砂泥を好み、味噌汁や酒蒸し、ボンゴレスパゲッティ、クラムチャウダーなど様々な料理に活用されています。
旨味が強く、ミネラルが豊富な食材です。
冷凍する前に砂抜きをしよう
あさりや蛤などの貝は、性質上砂を噛んでいるため砂抜きという処理が必要です。購入した活あさりは冷凍する前に味噌汁より少し塩っぱいぐらいの食塩水を用意して1日程度漬け込んで砂を吐かせてから冷凍してください。
砂抜き済みの活あさりもつけておくとより砂を吐いてくれます。
離乳食であさりはいつから食べられる?
離乳食であさりは完了期以降で使用されることが多いです。アサリやハマグリなどの砂を噛む二枚貝や国内養殖のカキやホタテで開始する時期がブレる印象があります。
食感の固さによる?印象が強く食べやすい大きさにカットして使用するようにしましょう。
水煮缶の塩抜きは必要?
あさりの水煮缶の食塩相当量は100gあたり1g程度の食塩相当量になります。塩分が気になる場合は塩水を切って使用すれば大丈夫です。
缶詰によっては。、身の塩味が気になる場合もあります。その場合はカットする前に真水に10分程度付けて塩分を落としましょう。
水煮の汁はどのくらい入れるか
小さじ1杯未満が目安です。ラベルに塩分相当量の記載があるので使用する量で割ってみて1回あたりの食塩相当量が0.5〜0.7g程度の幅に収まるぐらいが目安になってきます。
厳密に計算すると時間がかかるので、入れすぎないことを気をつけるようにしましょう。
あさりで出汁を取っても大丈夫?
あさりの殻ごと出汁をとった場合の重金属がどのくらいになるか調べたものが少ないです。剥き身の状態の結果はある程度出ております。一旦茹でて殻を剥いてから出汁を取っても良いと思われます。
食材にあまり悩みすぎない
食材のデメリットを考え出し、野菜は必ず国産かつ有機で無農薬。家畜、家禽、魚は抗生物質やホルモン剤を一切使わず、プラスチックや缶詰のビスフェノールA駄目という方も多いです。
ここまでくると日本の農地は完璧ではなく、米に含まれる物質が気になり食生活も調整する必要が出てきます。さらに粉ミルクに含まれる原料(魚油や植物油や栄養添加物)についても矛盾が出てきて大半の市販品が使えません。
あさりを使ったレシピ
ここではあさりの離乳食のレシピについてまとめてみました。離乳食は個人差があるため納得した形で取り入れるようにしましょう。
あさりの豆乳クラムチャウダー(完了期)
<材料>
- あさり5g
- 玉ねぎ20g
- じゃがいも 5g
- にんじん 5g
- ブロッコリー 5g
- 豆乳 50cc
- 液体かつおだし 20g
- 水 30g
- 片栗粉 3g
- 油 少々
- 塩 少々
<作り方>
- 活あさりを使用する場合は、塩水に漬け込んで砂を抜く
- 下茹でをして身を取り出し半分から1/4にカットする
- 玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、ブロッコリーを細かく刻んでレンジで軽く水分を飛ばす
- 鍋に油を少々加えてあさりと野菜を炒める
- 豆乳と出汁、水を加えて煮る
- 煮えたところで水溶き片栗粉でとろみと味を調整して完了
ポイント:バターや小麦粉を使用していない豆乳クラムチャウダーです。
詳細はこちら
あさりの栄養価について
あさりは鉄分や亜鉛はじめミネラル類が非常に豊富な食材です。日本標準食品標準成分表では100g当たり生で2.1mg水煮で30mgを超えてきます。
水煮含め佃煮などもかなり高くブレが大きい食材です。メーカー缶詰メーカーの通知を参考にすると固形物60gで5.3mgの鉄分を含みます。
他にも亜鉛やカリウム、マグネシウム、カルシウムなども豊富に含みます。
缶詰や佃煮については、四訂成分表収載値に基づき算定されているので、メーカーの実数値を採用しても良いかもしれません。
あさりと相性の良い食材
ビタミンCが豊富なじゃがいもやブロッコリーといった野菜と組み合わせが良いです。カルシウムが気になる場合は牛乳、鉄分や食物繊維を摂りたい場合は豆乳を選ぶと良いです。
あさりのアレルギーについて
あさりにもアレルギーがあります。甲殻類や軟体類にアレルギーがある場合は、確認を取ってから食べさせた方が良いでしょう。最初に食べさせる食材は様子を見ながら明るい時間に始めてください。
あさりの貝毒について
海域の植物性プランクトンの影響で二枚貝が毒素を溜め込んでしまう貝毒という現象が発生します。店頭で販売されている貝は貝毒の有無についてモニタリングされているものが並んでおります。自治体のHPを確認すると「毒化した貝が市販されることはありません」と言い切っている地域もあり、極めて厳格に管理されております。
詳しくは農林水産省の「二枚貝等の貝毒のリスク管理に関するガイドライン」をご覧ください。
管理されていない潮干狩り場や海水浴で「自分で採取したもの」に関しては、安全性が確認されていないので赤ちゃんに食べさせない方が良いでしょう。
あさりはミネラルが豊富な食材けど…注意して
今回は離乳食におけるあさりについてまとめてみました。栄養豊富な食材ですが、独特の癖があり扱いに注意が必要になります。
工夫をしながら離乳食に取り入れてみてください。
ファーストスプーンでは、レトルトではなく加圧加熱調理を加えず、色や食感を手作りに近い冷凍を取り入れた離乳食シリーズを展開しております。
宮城県発の赤ちゃんの給食ファーストスプーン。厳選した食材と奥羽山脈の蔵王の天然水で作った離乳食をお届けします!
離乳食でお困りの方はこちらをチェック!