離乳食でつくねを取り入れよう!おすすめレシピと豆腐を入れずふわふわに作る方法

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

今回は離乳食におけるつくねについてまとめてみました!おすすめのレシピや冷凍方法、豆腐を入れる場合と入れない場合の違いや鶏ひき肉のポイントなど詳しく解説しています。

そのまま手づかみ食べに使えたり、調味料次第で大人とパーツが共有できたり便利なつくね。これをきっかけにして離乳食に取り入れてみましょう。

つくねはいつから食べさせていい?

つくねは離乳食の後期頃から用いられることが多いです。つくねるという言葉の通り、細かく刻んだ肉や魚を手で捏ねて丸く整形したものなので離乳食にそのまま使うことができます。

後期から使用する場合は、食べやすい大きさに切って食べさせて完了期から薄く整形して手づかみ食べにすると流れが良いです。

市販品はコリコリとした食感の軟骨が入っていないものが良い

市販で販売される整形済みのつくねの中には軟骨が含まれているものがあります。食感が出てとても美味しく感じる食材ですが、完了期の段階ではまだ歯が生え揃っておらず嫌がる可能性があります。

シンプルな材料でカロリーが低いものがおすすめです。

ひき肉を自作する場合はブレンダーは分ける

ブレンダーやフードプロセッサー、ミキサーなどは生肉用と別用途で使い分けするようにしましょう。食中毒のリスクが上がるため生肉と生食用の器具共有は避けた方が好ましいとされています。

市販のひき肉に比べて部位を調整できる点が大きなメリットですが、生肉は触れば触るほど二次感染のリスクが増えるので注意が必要です。

おすすめの取り分けつくねレシピ

ここではつくねのレシピを一部紹介します。離乳期の進捗には個人差があるため、調整しながら取り入れましょう。タレは別付けにすると大人と共有しやすいです。

一緒に食べられる標準つくね(後期から完了期)

<材料>(取り分け)

  • 鶏ひき肉 200g
  • 玉ねぎ 1/2
  • 全卵 1個
  • 片栗粉 大さじ1
  • 塩 少々
  • すりおろし生姜 少々
  • 油 適量

<作り方>

  • 玉ねぎを細かくみじん切り
  • ひき肉と油以外の材料を加えてヘラよく混ぜる
  • 薄い楕円の形に整形する
  • フライパンに油を敷き焼き目が着くまで炒める
  • ひっくり返してもう片面を炒める
  • 火が通ったら半分に割ってみて中身を確認する

厚さが出ないようにすると簡単に火が通りやすいです。卵黄と卵白を変えると食感が変化します。

一緒に食べるさっぱりつくね(完了期以降)

<つくね>(取り分け)

  • 鶏ひき肉 250g
  • 絹ごし豆腐 50g
  • ノンオイルオニオンアッセ  80g
  • すりおろし生姜 少々
  • 片栗粉 大さじ1
  • 油 少々
  • 塩 少々

<彩り(あればok)>

  • パプリカ 適量
  • タケノコ 適量
  • 青梗菜 適量

<調味料>

  • 酢 大さじ2
  • 味醂 大さじ2
  • 減塩醤油 大さじ2
  • 紹興酒 少々
  • 鶏ガラ

<作り方>

  • 絹ごし豆腐をバットに開けて水分をぬく
  • 絹ごし豆腐を荒く潰しす
  • 絹ごし豆腐・ひき肉とおろししょうがを加えてタネを作る
  • 整形してフライパンで炒める
  • 彩りに青梗菜、パプリカ、筍を炒める(なくても良い)

<甘酢>別付け

  • 味醂、紹興酒を加熱してアルコールを飛ばす
  • 鶏ガラ、醤油と酢を加えて煮る

つくねバーグの甘酢あん(完了期)

豆腐を用いて脂質を抑えながら鶏肉の旨味を引き出したつくねです。隠し味にかつおだしを加えることでグッと旨味を引き出しています。

対象は完了期の12〜18ヶ月向けに作りました。

つくねバーグの詳細についてはこちら

つくねの作り方のポイント

塩を加えず鶏肉をただ捏ねただけでは、繋ぎが入っていないためボロボロになりやすく。硬めの仕上がりになってしまいます。塩、卵白や豆腐、パン粉などを加えて繋いであげると崩れずにふんわりとした食感に仕上がりるのでおすすめです。

つくねやハンバーグを自作する場合、しっかりと中心まで火が通っているかという点が重要です。特に鶏肉の生焼けはカンピロバクターやサルモネラ菌などの細菌によって食中毒に繋がる可能性があります。

表面に焼き目をつけてから蒸し焼きにするなど加熱時間を長くする工夫をすると良いです。

中心温度計があると便利ですが、ない場合は実際に切ってみて断面を確認しましょう。

市販ひき肉を使うポイント

市販の鶏ひき肉を使う場合、鶏の皮ごとミンチにしている場合が多いです。配合割合は店舗ごとに異なるのですが、標準的な鶏ひき肉で100gあたり12g程度脂質があるとされています。

これは鶏肉中でも脂質の多い部類に含まれてます。確認が難しく、お肉屋さんやスーパーで挽いてもらうにも時間がかかるため、ネットで冷凍品を購入すると良いでしょう。

自分で鶏肉を挽く場合

前述した通り、調理器具は分けた方が良いです。ブレンダーやフードプロセッサーで挽く場合は、ある程度まとめて角切り程度に刻んだものをかけると均一に挽きやすいです。

あまり長時間かけすぎると練ったようになります。ムラが気になる場合はミンサーを使うと良いのですが、掃除が大変なものが多いので器具に注意してください。

豆腐を入れたつくねを冷凍すると崩れない?

豆腐はそのまま冷凍してしまうと鬆が入ってボソボソした食感になります。つくねに加える場合、水分を絞って使用するため配合割合にもよりますが、食感が変わることはありません。

豆腐無しふわふわのつくねを作る材料

みじん切りしたねぎや山芋、れんこん、パン粉などを加えて卵で繋いであげるとふわふわの食感を維持できます。

豆腐を挟む理由は、肉と肉の結着を緩めることで食感が改善するので豆腐でなくとも大丈夫です。

市販のつくねのタレは使えるのか?

塩分を見るとそこまで高い訳ではないのです。少量であれば使用することができます。風味付け程度に加えてあげると良いでしょう。

まとまらない場合は片栗粉を追加して混ぜる

つくねやハンバーグなどがまとまらない理由は、タネに野菜が多く肉の結着が緩いため起こります。リカバリーとしては片栗粉を加えてデンプンで繋いであげると良いです。

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まとめ

今回は離乳食におけるつくねについてまとめてみました。甘いタレとヘルシーな鶏肉が魅力の料理です。作り方は様々で、いろんなものをタネに加えてアレンジしてみましょう。

ファーストスプーンでは離乳食にまつわる記事をアップロードしています。気になる記事があればもう1記事ご覧いただけますと幸いです。