離乳食でしめじはいつから?おすすめのレシピと目安量や栄養素について
「香り松茸、味しめじ」という句があるぐらい味が強いしめじ。今回は、しめじについての概要といつから使えるのか?おすすめのレシピや目安量はどのくらいかについてまとめてみました。
しめじを離乳食に取り入れる際の参考になれば幸いです。
しめじの概要について
「香り松茸、味しめじ」のしめじは正しくは本しめじを指し、小さく枝状に別れたブナシメジとは別の種類のきのこになります。
市場流通量の多いぶなしめじはヒラタケの仲間でシメジ科という意味では同じでありますが、本しめじとは別のきのこになります。
本しめじはしめじの中では高級品とされていますが、人工栽培の技術が確立しており店頭で販売されているケースも増えてきています。
味については、ぶなしめじより本しめじの方が良いと言われておりますが、個人差があり本しめじの認知はあまり広がっていません。
離乳食にはぶなしめじと本しめじどっちが良いか
比較した場合、味が穏やかで歯切れが良く入手しやすいぶなしめじがおすすめです。栽培が容易であるため通年で価格が安定している点も良いです。
ぶなしめじを使用する上で確認したい点は、きのこ全体が柔らかくなっていて袋の内側に水分が付着してには注意してください。品質が劣化している可能性があります。
離乳食でしめじはいつから食べさせていい?
日本ではきのこ類(しめじや椎茸)などを使用する場合は、離乳食後期から使用すると良いとされています。
海外を見渡すとマッシュルームペーストが日本で言う初期の段階(6ヶ月頃)から使用されていることがあります。それを踏まえるとぶなしめじもペースト状にすれば食べれないわけではないです。
しめじの目安量と大きさについて
ここでは離乳食におけるしめじの目安量についてまとめてみました。
・離乳食初期、中期について
海外ではペースト状にして用いられているケースが多いですが、食文化の違いが大きいため無理に食べさせなくても良いです。
・離乳食後期の場合
日本では、この時期からきのこを使用しています。みじん切りにして取り入れるようにしましょう。しめじで30gになるとそこそこの量になるのでいろんな野菜と組み合わせて調整すると良いです。
野菜・果実が目安量の30〜40gに収まるように調整しましょう。
・離乳食完了期と手づかみ食べ
手づかみ食べに使うこともできなくはないのですが、弾力があり噛みにくくあまりおすすめできません。細かく刻んでバターで炒めてあげるととても美味しいです。
野菜・果実の目安量40〜50gに収まるように調整しましょう。
しめじの栄養価
ぶなしめじと本しめじを比較した場合そこまで大きな差がある訳ではありません。日本食品標準成分表(8訂)にはぶなしめじ/生で100gあたり3.0g程度含まれております。
他にもカリウムや鉄分、亜鉛などのミネラルやビタミンB1、B2、ナイアシン、葉酸なども含まれております。
バランスの良い組み合わせ
味という面では淡白なのでバターとの組み合わせが良いです。牛肉の赤身肉や牛豚鶏のレバーなど鉄分が豊富に含まれている肉類やマグロやカツオなどの赤身魚がおすすめです。
全体的に茶色っぽくなってしまうので小松菜やほうれんそうを入れると見栄えが良くなります。
しめじを使ったおすすめのレシピ
ここではしめじを使った離乳食のレシピを紹介します。離乳食の進捗には個人差があるためお子様の様子に合わせて調整しましょう。
鶏肉としめじの中華風あんかけ(9〜11ヶ月)
<材料>
- 鶏胸肉 15g
- ちんげん菜 10g
- にんじん 5g
- しめじ 5g
- 中華だし(使用する出汁の容量に準拠)
- ごま油 少々
- 醤油 少々
- 水溶き片栗粉
<作り方>
- ちんげん菜は5mm程度にカット、にんじんは薄くスライス、しめじは刻む、鶏肉は一口大にカットする
- テフロン加工のフライパンに軽く油を垂らし炒めていく
- 醤油・中華出汁で風味をつけた後、水溶き片栗粉を1:2の割合で作ってとろみをつける
ツナとしめじとほうれん草のミルク煮(12〜18ヶ月)
<材料>
- ノンオイルツナ 20g
- ほうれん草 20g
- しめじ 20g
- 牛乳 50cc
- バター 少量
<作り方>
- ほうれん草を1cm程度カット、しめじは刻む
- テフロン加工のフライパンにバター加えてほうれん草としめじを炒める
- その後、牛乳とノンオイルのツナを加えて煮る
炊飯器で一緒に調理!しめじと鮭の炊き込みご飯(12〜18ヶ月)
<材料>
- 鮭 1切れ
- 本しめじ 1本
- 米1合
- 減塩めんつゆ 大さじ1
<作り方>
- 鮭に軽く塩を振り水分を抜く
- 沸騰したお湯で軽く湯がいて下茹でをする
- 骨と皮を外す
- 本しめじは薄くスライスする
- 米、鮭、しめじ、めんつゆを加えて炊飯する
離乳食におけるしめじのよくある質問
ここでは離乳食におけるしめじについての疑問点をまとめてみました。
冷凍保存の方法は?
しめじ含めしいたけなどのきのこ類は冷凍すると細胞組織が破壊されて旨味が強くなると言われております。しめじを冷凍する場合は、水分がつかないように軽くペーパーで拭き取って冷凍袋に入れて重ならないように凍結すると取り出しやすいです。
しめじにはアレルギーがあるの?
しめじ含め、シイタケ、エノキタケ、マイタケなどにも稀ではありますが、アレルギーがあります。離乳期では何がアレルギーかわからないケースが多く、はじめて食べさせる食材は様子を見ながら食べさせましょう。
レンジで加熱する場合は?
人工栽培されるきのこは殺菌した菌床と無菌室の中で栽培されておりますが、マッシュルーム以外の生食は推奨されておりません。生食にリスクがあるきのこも少なくないです。
しっかり火を通した方が無難なので軽くチンするより、耐熱容器に移し水を加え、長めにレンジアップするか、素直に煮た方が良いでしょう。
しめじの茎は食べさせて大丈夫?
食感や風味が良くないため菌床に接している部分はカットして使用しましょう。椎茸のような茎が固いきのこはカサの部分だけ使った方が良いですが、ぶなしめじと本しめじは茎が柔らかく使用することができます。
しめじは下ごしらえが必要?
菌床に付着している部分をカットするだけで大丈夫です。表面に付着している汚れを軽く拭いてそのまま調理してください。
まとめ
今回は離乳食におけるしめじについてまとめてみました。しめじはきのこの中ではかなり食べやすい部類に含まれます。食物繊維と旨味成分が豊富ですので、離乳食に取り入れてみてはいかがでしょうか?
ファーストスプーンでは、離乳食にまつわる記事をアップロードしております。気になる記事があればもう1記事ご覧いただけますと幸いです。
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