離乳食で鶏ささみの導入時期はいつから?茹で方やレシピついて
鶏むね肉、鶏もも肉についでポピュラーな部位の鶏ささみ。淡白な味で脂質が少なく、揚げて唐揚げや竜田揚げ、かしわ天にしたり、ボイルしてサラダチキンにしたり様々な用途で用いられています。
今回は離乳食で用いる場合導入時期はいつからか、茹で方やレシピについてご紹介します。
これを機に離乳食で鶏ささみを用いてみてください。
ささみは離乳食でいつから
離乳食で鶏ささみは豆腐や卵黄、白身魚に慣れた頃に用いると良いとされています。媒体資料に、離乳食初期の後半と中期頃という記載が多いです。
タンパク質と脂質の量については、白身魚で用いられることの多いカレイやヒラメ、タイなどと比較した場合ほとんど変わりません。
ささみと鶏むね肉どちらがいい
ささみは鶏胸肉の内側の小胸筋で、鶏むね肉は外側の大胸筋になります。脂質にも若干の違いがあり、ささみの方がヘルシーです。
食べやすさに関してはどちらも似たようなもので加熱をするとパサつきやすくなります。同じ部位のため食感や味に多少の差はあれど誤差の範疇といえるでしょう。
どちらかというと皮を外す必要がなく、ロスがなく、gが目測で計算しやすいささみがおすすめです。
食べにくい場合は片栗粉をまぶす
ささみや鶏むね肉はパサつきやすいため片栗粉をまぶしてから加熱するとパサつきを抑えることができます。
茹で上がったものにも水溶き片栗粉やとろみ剤を使いとろみをつけているケースが多いです。
ささみの重量について
ささみは1本で大体50〜55gになります。重量を細かく量る必要がなく3〜4当分すれば1回当たりの量になり便利です。尚、筋無しのIQFがあると下処理も不要になります。
離乳食におけるささみの大きさや目安量
ここでは大きさと目安量について解説します。離乳食の進捗にはムラがあるため様子をみながら進めてください。
離乳食初期の大きさと目安量
ささみを一口大にカットしてしっかりと火が通るまで加熱します。すり潰して茹で汁を使い食べやすい粘度まで伸ばしていきます。
離乳食中期の大きさと目安量
ささみをしっかり火が通るまで茹でて細かく刻み、2〜3mmを目処にカットします。パサつく場合は茹で汁と片栗粉でとろみをつけましょう。
肉・魚の目安量は10〜15g食べさせます。
離乳食後期の大きさと目安量
ささみの筋を取りしっかり火が通るまで茹でて5〜8mm角に使用します。パサつく場合は細かく刻んでとろみをつけましょう。
肉・魚の目安量は15gになります。
離乳食完了期の大きさと目安量
ささみの筋を取りしっかり火が通るまで茹でて1cm角にカットします。肉・魚の目安量は20gになります。
手づかみ食べで使う場合
手づかみ食べに使える大きさですが、口に筋が残りやすいため刻んでチヂミやおやきにして食べるようにしましょう。
ささみの栄養価について
日本食品標準成分表(8訂)では、若どり/ささみ/生で100gあたり23.9gのタンパク質を含み、脂質は0.8gとかなり少ない部類です。
ミネラル類は鉄分0.3mg、亜鉛0.6mgと続き満遍なく含まれていますが標準的な値です。
脂質が少なく、水分が多いためパサつきやすいため工夫をすることで食べやすくなります。
ささみとおすすめの組み合わせ
小松菜や枝豆、水菜、ルッコラなどの鉄分とカルシウム、ビタミンCが補給できる野菜がおすすめです。
ささみを茹で野菜と和えて軽く醤油や塩で味付けし、温野菜サラダ風にすると簡単です。
鶏ささみのアレルギーについて
鶏肉は特定原材料に準ずるもの21品目であり、アレルギーには注意が必要です。はじめて食べさせる場合には特に注意が必要で、ゆっくり食べさせて反応が出ないか確認しながら進めてください。
準ずるものに関しては一括表示ラベルに記載があるものがほとんどです。複合原材料を使用している場合はかっこ書きまで確認するようにしましょう。
ささみの下ごしらえと調理ポイント
ささみをはじめ、鶏肉を調理する際は無闇矢鱈に洗わないようにしましょう。鶏肉にはカンピロバクターはじめ様々な菌が付着しております。洗う際の水飛沫が原因で食中毒が発生する可能性があり、ドリップや滑りについてはキッチンペーパーで拭き取る方法が良いとされています。
口の中に残りやすい筋を外す
ささみには真ん中に白い筋が存在します。離乳食では食べにくいため、フォークで筋を固定しキッチンペーパーを使い引き抜きましょう。
勢いよく引くと途中で切れてしまうため、ゆらしならがゆっくりと引きます。
ささみの茹で方
水の状態から茹で始め沸騰したら火を消して余熱5分程度で火を通します。火が通ったか確認する方法は太い部分をカットして白くなっていたら大丈夫です。
なっていない場合は、数十秒加熱します。
ささみをレンジで加熱する場合
耐熱容器に移し少し水を加えてラップをして電子レンジで3〜4分程度加熱します。加熱後カットしてみて断面が白くなっていたら大丈夫です。
シリコンスチーマーがあるとムラなく加熱できるためおすすめ。
保存は冷凍がおすすめ
鶏肉は牛肉や豚肉などと比較した場合、水分が多いため傷みやすいと言われております。
使用する頻度が少なく余ったお肉はジップロックやラップで包み冷凍しておきましょう。
冷凍したささみが固いとき
ささみを刻んだ状態で冷凍して解凍後水分が抜けて固いときは離乳食用のだしととろみ剤を使い伸ばしてあげると食べやすくなります。他にも冷凍してパサつくものがある場合は、出汁やとろみ剤をうまく使い水分量を調整しましょう。
ささみを使った離乳食のレシピ
ここではささみを使った離乳食のレシピを紹介します。離乳食は個人差があるため各々調整してみましょう。
鶏ささみのそぼろ(6〜7ヶ月)
<材料>
- ささみ 1本(数回分)
- 水 500cc
<作り方>
- 鶏ささみの筋にフォークを当ててキッチンペーパーを使いながら引き抜く
- 鍋に水を入れて中火でささみを茹でる
- 取り出してブレンダーやフードプロセッサーを使い細かく潰す
- 余る分は袋に入れて冷凍する
ポイント:ブレンダーやフードプロセッサーはよく洗ったものを使用しましょう。レンジやスチーマーがある場合は、順序を逆にして蒸してあげると安心です。
森林どりの鶏そぼろはこちら
ささみとブロッコリーのスープ(9〜11ヶ月)
<材料>
- 鶏ささみそぼろ15g
- ブロッコリー 10g
- パプリカ 5g
- はじめのかつおだし 20g(詳細はこちら)
- 水 100cc
- 塩 少々
<調理方法>
- 冷凍した鶏ささみを解凍する
- ブロッコリーとパプリカを1cmサイズにカットする
- 鶏ささみ、ブロッコリー、はじめのかつおだしを加え出汁を加え煮込む
- 味の調整に塩を加え塩味を調整する
まとめ
今回は離乳食におけるささみについてまとめてみました。ささみはヘルシーで脂質が少なく、通年で手に入りやすい点が魅力です。下処理や調理も比較的簡単なので離乳食に取り入れてみてはいかがでしょうか?
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