離乳食でカリフラワーはいつから?レシピと下ごしらえについて

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

こんにちは!ファーストスプーンです。今回は離乳食におけるカリフラワーについてまとめてみました。

カリフラワーはブロッコリーに比べ淡白で癖がなく食べやすい野菜で、主食の代わりに用いたり、スープやシチュー、サラダなどに加えて彩りをプラスしたり、様々な用途で食されています。また淡色野菜の中でもビタミンCが豊富で栄養価が高い点が特徴的な野菜。

離乳食にカリフラワーを用いる際の参考になれば幸いです。

カリフラワーはどんな野菜?いつから使えるの?

カリフラワーはアブラナ科の野菜でキャベツ同様地中海が原産の野菜と言われております。

白のイメージがあるカリフラワーですが、花蕾がオレンジ色の「オレンジブーケ」やポリフェノールが豊富な「紫カリフラワー」、カリフラワーとブロッコリーを掛け合わせた「ロマネスコ」が存在します。

どの種類も茹でるとほんのり甘く独特の旨味が強い点が特徴です。

国産のカリフラワーはある?

ブロッコリーほど生産量が多いわけではありませんが、国産のカリフラワーも九州を中心に栽培されています。便利なIQFのカリフラワーも一部流通しているので色々と探してみると良いかもしれません。

開始時期について

カリフラワーはブロッコリー同様に離乳食の初期の頃から使えます。茎の部分は固いため、穂先の部分を切り取り柔らかく茹でて使用します。

ブロッコリー同様繊維質が強い食材なので最初は裏ごししたものから始めるとスムーズに離乳食が進みます。

カリフラワー目安量と大きさについて

ここでは離乳食におけるカリフラワーの目安量や大きさについて解説します。離乳期は個人差が大きいため、お子様に合わせて調整する様にしましょう。

離乳食初期の場合

離乳食初期の目安量は、耳かき程度からスタートして20g目処に食べさせます。すり潰したカリフラワーの穂先をペースト状にし裏ごししたものを使用しましょう。粘度が足りない場合は、茹で汁で伸ばすとうまくいきます。

離乳食中期の場合

離乳食中期の目安量は20〜30gを目安に食べさせます。小房を柔らかく茹でて穂先の部分を荒く2〜3mm程度に刻みます。口に残る場合はすり潰してしまっても問題ありません。

離乳食後期の場合

離乳食後期の目安量は30〜40gを目安に食べさせ、小房を柔らかく茹でて5〜8mm角にカットします。食べにくい場合はスプーンで潰すと食べやすくなるので工夫を見ると良いかもしれません。

離乳食完了期の場合

離乳食完了期の目安量は40〜50gを目安に食べさせます。ブロッコリー同様手づかみ食べにも使えるため柔らかく出汁で煮て小房ごと手づかみ食べに用いましょう。

カリフラワーライスを使う場合の注意点

カリフラワーの茎ごと破砕するため穂先を使用した場合に比べて少し固い印象があります。気になる場合は少し長めに加熱してから使用するようにしましょう。

それでも食感が気になる場合は、すり鉢やブレンダーですり潰して使用すると食べやすく仕上がります。

カリフラワーの栄養価について

カリフラワーは淡色野菜の中でも比較的ビタミンCやビタミンK、食物繊維が多い野菜です。ブロッコリーと比べると若干見劣りする面もありますが、とても良い野菜です。

離乳期で気になる栄養素の一つ、鉄分は日本食品標準成分表(八訂)に収録されているカリフラワーの生の値は、100gあたり0.6mgとそこまで多い量ではないので他の食材と組み合わせて補う様にしましょう。

カリフラワーと合わせるおすすめの食材

カリフラワーを使いつつスムーズに鉄分や亜鉛を補給できる食材は、赤身の牛肉、鶏レバーがおすすめです。野菜では野菜スープの中にそのまま入れやすい枝豆などがちょうど良いでしょう。

アレルギーについて

カリフラワーには、ブロッコリー同様ごく稀にアレルギーがあります。初めて食べさせる野菜は様子を見ながら少しずつ食べさせて異常がないか確認するようにしましょう。病院が空いている時間にスタートするとより安全です。

カリフラワーの下ごしらえ

生のカリフラワーは大きな房から小房を一個ずつと外して調理します。穂先の間にゴミが溜まりやすいためしっかり洗ってから使用しましょう。

茎に近い部分は、かたく食べにくいため大きめに小房をカットすると良いです。

冷凍保存する方法

小房を冷凍保存する場合は、お湯に軽く塩を振り沸騰した状態で30秒〜1分程度湯がきます。その後粗熱を取り、水分を拭き取ってフリーザーバックに入れて冷凍します。

冷凍する際、冷え切るまでの温度が重要なので自宅用の冷凍庫で冷凍する場合は必ず粗熱を取ってから冷凍すると良いでしょう。

カリフラワーの茹で時間

通常のカリフラワーの茹で時間は2〜3分と言われております。さっと茹でる程度で良いのですが、離乳食ではしっかり茹でて柔らかくしたものを用いるため、5〜7分程度が加熱すると良いです。

引き上げてスプーンやフォークで容易に潰れるくらい柔らかくなれば、食べさせても大丈夫です。

カリフラワーを使った離乳食のレシピ

ここでは離乳食で使えるカリフラワーのレシピを紹介します。離乳食の進捗は個人差があるため、食べにくい場合は固さや大きさを変えて調整してみてください。

カリフラワーペースト(5〜6ヶ月)

<材料>

  • 冷凍カリフラワー 小房数個

<作り方>

  • 冷凍のカリフラワーを沸騰したお湯に入れて5分程度加熱します。
  • 加熱したカリフラワーをすり鉢で細かくペースト状にし、裏ごしします

ポイント:余ったものに関しては製氷機や離乳食用のブロックケースに入れて保存すると使いやすいです。

カリフラワーと鶏肉のスープ(7〜8ヶ月)

<材料>

  • 鶏胸肉(ミンチ) 15g
  • カリフラワー 10g
  • にんじん 10g
  • むき枝豆 10g
  • はじめのかつおだし 20g
  • 水 100cc

<作り方>

  • カリフラワー、にんじん、むき枝豆をブレンダーにかけてみじん切り程度に粉砕する
  • ミンチにした鶏肉と野菜、はじめのかつおだし、水を加え加熱
  • 肉と野菜に火が通り柔らかくなるまで調整、煮詰まりすぎた場合差水を加える
  • 食べにくい場合は、とろみ剤を加える

ポイント:サイズ感を上げて後期にも使うことができます。

手づかみ食べの茹でカリフラワー(9〜11ヶ月)

<材料>

  • カリフラワー 20g
  • はじめのかつおだし 20g(はじめのかつおだしはこちら
  • 水 100cc

<作り方>

  • 冷凍カリフラワーを取り出しかつおだしと一緒に煮る
  • スプーンやフォークで崩れる程度になれば完成

ポイント:この時期から手づかみ食べにトライするケースが多いです。目を離さず食べさせてみましょう。

まとめ

今回は離乳食におけるカリフラワーについてまとめてみました。淡色野菜のカリフラワーですが、ビタミンCや食物繊維が豊富な野菜です。破砕した状態のカリフラワーライスもあり、使いやすい点も丸。

これを機に離乳食でカリフラワーを用いてみてはいかがでしょうか?

ファーストスプーンではカリフラワー以外にも離乳食にまつわる事象をアップロードしています。気になる記事があればもう1記事ご覧いただけますと幸いです。

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