【離乳食】赤ちゃんにオクラを食べさせて大丈夫?レシピや下ごしらえについてご紹介
ネバネバ食材といえば、オクラ!種のプチプチした食感と粘り気が好きで良く口にするという方も多いのではないでしょうか?
茹でたオクラを輪切りにしておかかと和えて食べたり、同じネバネバ食材の納豆やとろろの薬味に使ったり、とても美味しい食材です。
また食物繊維やβカロテンが豊富に含まれております。是非離乳食でオクラを取り入れたいという方向けにオクラを使う場合のレシピや下ごしらえの方法についてまとめてみました。
離乳食でオクラはいつから使える?

離乳食でオクラを食べさせる場合は中期(7〜8ヶ月)頃からスタートしましょう。オクラを離乳食で調理する場合、食塩を使って板ずりをして表面のうぶ毛をしっかり取って使いましょう。
本来、中期(7〜8ヶ月)で離乳食で食塩を使用することは稀ですが、下ごしらえの段階での食塩でその後しっかり水で食塩を流すためあまり気にしなくても大丈夫です。
下ごしらえが終わったオクラは、柔らかく茹でブレンダーやフードプロセッサーで細かくして使用すると食べやすいです。
またカボチャやさつまいもなどといった比較的ペースト状にしやすい食材に比べ、若干口に繊維が残りやすく独特の口当たりであるため、ある程度野菜に慣れてから挑戦するようにしましょう。
オクラを食べさせて嫌がる場合は、なるべく無理をさせずに気分が向いた時にチャレンジしたり、別の食材に切り替えると良いでしょう。
手づかみ食べには使えるの?
オクラを後期や完了期に手づかみ食べで使う場合には、ボイルしたものをカットしておやきやお好み焼き、チジミなど定番の手づかみ食べのメニューに練り込むと食べやすくなります。
ホイルしてカットした状態で手づかみ食べに使うこともできますが、ネバネバしているためあまりおすすめはできません。
オクラの白い種は取った方がいい?
中期から後期の段階は、プチプチとしていて種の皮が口に残ってしまい食べにくくなる原因になるため外した方が無難です。ヘタを落とし縦に割りスプーンで掻き出すと簡単に種を取ることができます。
オクラの白い種を食べさせる場合は。ある程度食べるのに慣れてくる、完了期ぐらいが目安です。
水分が多い食材と合わせると便利
オクラをペースト状にして水分の多い食材と合わせるとある程度持ってくれるようになるため食べやすくなります。
とろみ剤をつけるか迷うぐらいの固さのものにピッタリな食材です。
離乳食用の下ごしらえについて
まず、まな板に数本オクラを置き小さじ1杯程度の食塩を満遍なくまぶしてコロコロとオクラを転がします。
8〜10回程度転がすとある程度のうぶ毛が取れ滑らかになってくるので、その後流水で塩を流せばOKです。
直接触るとうぶ毛が刺さって手が痛くなる方は塩をまぶした後、ビニール袋に入れてオクラ同士をこすり合わせると簡単に抜くことができます。
その後ビニールから取り出し流水で塩を落としてあげれば板ずりをした時と同じ状態になります。
オクラのうぶ毛は手に刺さりやすいのでビニールに入れて転がすやり方がおすすめです。
離乳食で使う野菜は通常より長めに茹でる
離乳食で使う場合は、ヘタと縁の黒くなっている部分を落とし半分に割り種を抜いてから
5分程度茹でましょう。
通常1分程度でさっと茹でられることの多いオクラですが、離乳食で使う場合は通常より長めに茹でてあげるとより食べやすくなります。
冷凍カットオクラは使えるの?
種をカットした状態のカットオクラはないですが、種を気にしない場合は使用することが可能です。
口に残って食べてくれない場合は、ブレンダーやフードプロセッサーでペーストにすると良いでしょう。
オクラの栄養価について

オクラのネバネバの主な成分はペクチンという水溶性食物繊維の一つです。ペクチンはりんごやバナナ、トマトの皮などにも多く含まれています。
またオクラには不溶性食物繊維も含まれているため、お腹の調子を整えるために役にたつ食材です。
また他にもβカロテン、ビタミンKなどのビタミンとカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル類なども含みます。
豆腐と組み合わせてタンパク質と鉄分を補完
冷奴にオクラやかつおぶしをのせて食べたり、納豆の薬味にネギと輪切りにしたオクラを入れるという方も多いのではないでしょうか?
オクラにもタンパク質や鉄分は含まれていますが、豆腐などの大豆製品と組み合わせることでより多くの栄養素を摂取することができます。
中期以降は鉄分が気になってくると思うので、なるべくいろんな食材から摂取したいところ。
離乳食で使う場合には豆腐にさっと火を通しオクラやおかかと和えたりすると良いでしょう。
オクラのアレルギーについて
どの食材もアレルギーなどの体調不良になる確率はゼロではないため、はじめて食べる食材は病院が空いている時間に様子を見ながら少量ずつ食べさせるようにしましょう。
また食べるのを嫌がる場合には無理に食べさせず、赤ちゃんの気が向いた時にトライすると良いかもしれません。
オクラを使った離乳食のレシピ
ここではオクラを使った離乳食のレシピを何種類かピックアップしてみました。
オクラのペースト(7〜8ヶ月)
<材料>
:オクラ 数本
<作り方>
・塩でうぶ毛を落としたオクラのヘタを取り、種を掻き出す。その後裏ごししやすいように軽くカットする。
・茹で上がったオクラを裏ごし器に当てて裏ごしする。
<ポイント>
余ったオクラに関してはフリージングケースや製氷機に入れ冷凍保存すると便利です。
オクラの白和(9〜11ヶ月)
<材料>
豆腐 30g
オクラ 10g
すりごま 5g
醤油 風味付けに
<作り方>
・豆腐を茹でペースト状になるまで潰す
・下処理を終えたオクラを3〜5mmぐらいに輪切りにし加熱。
・その後醤油とすりごまを加えて完成
<ポイント>
白和にする豆腐は、絹ごし豆腐がおすすめです。
オクラのおやき(12〜18ヶ月)
<材料>
じゃがいも 40g
オクラ 10g
片栗粉 5g
油 適量
<作り方>
・じゃがいもを茹でてマッシュ状にする
・下処理を終えたオクラを茹でて適度に粗刻みにする
・その後じゃがいもとオクラを混ぜて片栗粉を加えタネを作る
・フライパンに油を敷き加熱する。
<ポイント>
おやきを作る場合は、小麦粉や片栗粉にしっかり火を通すようにしましょう。
また固くなりすぎた場合は、水を加えて軽く蒸してあげるとより食べやすいです。
中期以降の離乳食について迷った場合はこちら

色々調べた結果、実際に何をどうすれば良いのかわからないという方は非常に多いのではないでしょうか?
赤ちゃんがいる中、材料を集めるだけでも一苦労。そこから色々と調理機器を買い揃えて、調理は少しハードルが高いですよね。
ファーストスプーンではより実際に手作りした際の食感や色、味わいに近づけた離乳食を展開しています。
中期以降の離乳食の定期便もご用意しているので、定期便についてご興味がある方は一度こちらからご確認いただけますと幸いです。
離乳食のオクラについてよくある質問
ここでは、オクラを使う時のよくある質問をまとめてみました。
うぶ毛を取らずみじん切りにしてしまいました。離乳食で使えますか?
うぶ毛は大人の口にも触るため出来るだけ取った方が親切です。食べさせて嫌がるようでしたら食べさせない方が良いです。
種を取らず離乳食に使っても大丈夫ですか?
消化しにくいため出来るだけ外してあげた方が親切です。オクラを縦に割りスプーンで掻き出すだけなので簡単に種を外すことができます。
オクラを食べさせてお腹を下してしまいました。
オクラに限らず、種のある果実や野菜は、種をたくさん食べさせると消化に負担がかかり下してしまうことがあります。
少しづづ食べさせるようにしましょう。
まとめ
今回はオクラについて紹介しました。通年で安定して入手でき、とても美味しい野菜のオクラ。
あのネバネバと食感がたまらない食材でもあります。古くから日本に存在する野菜かと思いきやアフリカ生まれなんですよね。あの和食とのシナジーの高さが遠く海を越え、アフリカの地からきたというのは少し考え深いです。
離乳食で使う場合は中期から徐々にチャレンジしてみてください。