【離乳食】いんげんを使ったレシピを紹介・甘くて食べやすく栄養豊富な野菜

投稿者: 佐藤 克 投稿日:

いんげん(さやいんげん)は甘みが強く栄養豊富な豆科の食材です。大豆や落花生やアーモンドなどが苦手でもさやいんげんは食べやすいという方も多いのではないのでしょうか?

いんげん豆の若いさやを使用するため、豆独特癖が少なく離乳食にも取り入れやすいためおすすめの食材です。

今回はいんげんについてまとめてみました。参考になれば幸いです。

離乳食でさやいんげんはいつから使える?

離乳食でいんげんを取り入れる月齢は、離乳食中期(7〜8ヶ月)頃が目安です。ペーストにすれば初期の頃から使用することができますが、固く繊維質な食材のため中期以降からスタートするようにしましょう。

口に残る筋は外し、茹で時間を長めに取り柔らかくしてから食べさせるようにしましょう。

そのまま手づかみ食べにも向いている食材なので、是非試してみてください。

いんげんの栄養価について

いんげんには、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛などのミネラルとβカロテンやビタミンB群、ビタミンK、ビタミンCなどのビタミンが含まれております。

また食物繊維も豊富に含んでおり、栄養豊富な食材です。

鉄分:赤血球を作る働きがあり、全身に酸素を送る役割のある栄養素です。

亜鉛:体内で作ることができない必須ミネラルの一つで、味覚や免疫系の健康を保つ働きがあります。

ビタミンB群:エネルギーの代謝に関わる補酵素で、体を作る潤滑油のような働きがあります。

ビタミンC:骨や皮膚、粘膜などの結合タンパク質であるコラーゲンを生成する際に必要な栄養素です。

食物繊維:不溶性の食物繊維と水溶性の食物繊維がバランスよく含まれており、腸内環境をよくする働きがあります。

いんげんのアレルギーについて

いんげんは稀にアレルギーを起こすことがあります。どの食材にも言えることですが、最初はごく少量からはじめ様子を見つつ食べさせるようにしてください。

またなるべく新しい食材は、病院が空いている時間にスタートすると良いでしょう。

いんげんの選び方

いんげん(さやいんげん)は、鮮度が落ちてくるとさやの色が変化する野菜です。鮮度が落ちてくると、さやさき先や根本の方から黄色く変色してくるため、緑が鮮やかなものを選びましょう。

さやいんげんは、さやが固くなる前の若いさやを使う野菜です。大きすぎるものは筋っぽさや固さが目立つため、さやの小さいものを選ぶと良いです。

一見種が盛り上がって太いさやいんげんは、美味しそうに見えるため注意が必要です。

冷凍のいんげんを使う場合

冷凍カットさやいんげんは、カットする前に筋を外しているものも多いのでストックしておくと便利です。

選ぶポイントは、「筋なし」や「筋とり」という表記があるものを使うとそのまま使うことができるため良いでしょう。

離乳食で使う場合は、表記されている茹で時間より少し長めに茹でると柔かく食べることができます。

下ごしらえの方法

生のいんげんを調理する場合は、まずヘタを掴んで筋にそりながら引っ張ります。筋がきれないように慎重に引くと簡単に筋を外すことができます。

その後、沸騰した鍋に入れ5〜6分程度茹で冷水にさらしてキッチンペーパーで拭き取ります。

いんげんの保存方法

このようにある程度下処理をした状態で、フリーザーバックに入れて保存します。その際、ある程度ばらけた状態で空気を抜くと取り出しやすいです。

この状態で冷凍保存すると1ヶ月近く持ちます。

月齢ごとの調理方法について

離乳食中期(7〜8ヶ月)の段階では粗刻み程度にカットしてあげると食べやすいです。離乳食後期(9〜11ヶ月)は、以降はある程度カットサイズを大きくして5mm幅でカットしたものを食べさせましょう。

完了期以降は、短いさやを半分ぐらいにカットして手づかみ食べに挑戦してみましょう。

冷凍いんげんは茹でずにそのまま使っていい?

冷凍野菜にはブランチングという食塩水につけて下茹でをする工程を設けている野菜があります。酵素の活動を止めることで日持ち効果を高めたり、殺菌や色素抜け、ドリップの防止など様々な効果があります。

本加熱ではないため物にもよりますが、30秒〜1分程度となりしっかり火が通っているわけではありません。

離乳食で使う場合はしっかりボイルしたほうが野菜が柔らかくなります。

いんげんを使ったレシピ

ここではいんげんを使った離乳食のレシピについてご紹介します。

豆腐といんげんのサラダ風(7〜8ヶ月)

<材料>

豆腐 15g

いんげん 10g

<作り方>

絹ごし豆腐を茹でスプーンで軽く潰す。

その後茹でたいんげんを加え熱湯で数分加熱する。

冷ましてから和える

<ポイント>

筋なしの冷凍いんげんを使うと下処理の工程を省くことができ便利です。

いんげんの白和え(9〜11ヶ月)

<材料>

豆腐 30g

いんげん 10g

すりごま 5g

醤油 風味づけに

<作り方>

豆腐を茹でてしっかり水を切ります。その後ペースト状になるまでしっかりと混ぜてください。いんげんはに5mm幅でカットし、茹でて水気をしっかり切ってください。

その後すりごまと醤油を加え和えます。


<ポイント>

木綿豆腐を使うと食感がボソボソになってしまうため、絹ごし豆腐がおすすめです。

いんげんは手づかみ食べで使用する際のポイント

いんげんは手づかみ食べにも最適な食材の一つです。手づかみ食べとは、離乳食後期(9〜11ヶ月)頃からスタートする食事の一つで手づかみで食べやすいようにカットした料理を赤ちゃん自ら、口元に運ぶ練習です。

ある程度時期が進むと慣れてくるとスプーンやフォークを使ったり、することができるようになります。

ここではいんげんを手づかみ食べで使う際のポイントをまとめてみました。

出来るだけ生のいんげんを使う

冷凍のいんげんを解凍して料理に使用する際、ドリップが抜けてうまく手づかみ食べができない場合があります。

出来るだけ生のいんげんをそのままカットして料理に使うようにしましょう。

軽く味付けする

いんげんをそのまま食べさせるのも良いですが、蒸したり茹でる際に軽く出汁や調味料を使い軽く味付けをするとより食べやすいです。

食べやすいようにカットする

小さくて持ちやすそうな野菜ですが、茹で終わるとヘタってしまい持ちにくいことも。半分から1/3程度にカットすると食べやすいです。

さやいんげんのスジは取り除く

スジは口に残りやすいため必ず外しておくようにしましょう。苦手な野菜でも硬い部分や口に残りやすい部分はなるべく避けると食べるようになることがあります。

まとめ

今回は、いんげんについてまとめてみました。栄養豊富で手づかみ食べや中期の頃から利用できる野菜の一つです。

体に良い栄養素がたくさん含まれているため是非、離乳食でも取り入れてみたいですね。

ファーストスプーンでは、離乳食で使える食材についてまとめております。

是非、ご興味のある方は商品ページを確認いただけますと幸いです。